優しいキスから始まって、おっぱい揉まれて、そして恥ずかしい大股開きにされて舐められたクンニが最高だった。
物凄く恥ずかしいのに、気持ちいい、不思議な快感だった。
好きだって言われながら、元彼が入ってくる。
巨根とまではいわないけど、過去の人の中では一番大きかった。
あの、広げられるメリメリ感、忘れられない。
そして、繋がってからが長い人だった。
あまり動かず、一つになっている状態を楽しむ人で、愛の言葉を囁かれながら、ゆっくりと動かれると、私の腰の方が彼を求めて動いてしまった。
20分くらい繋がってないと、突いてくれなかった。
でも、そこまで繋がった後に突かれと、幸せな快感に包まれた。
突き始めると、体位を次々に変えてきた。
でも、その体位は私への負担が少ない体位で、優しさを感じた。
激しいけど優しくて、気持ちいい体位も飽きさせない工夫だったのかな。
セックスって、ちょっと暗くて湿ったイメージだったけど、元彼とのセックスは楽しかった。
そのかわり、すごくエッチに仕込まれた気はする。
2年間同棲してたから、朝、目覚めて隣に元彼がいる幸せに浸ってた。
お休みの日なんか、抱き合って、朝からしてた。
夜中にしたり、真昼間からしたり、とても幸せだった。
でも、私の父に同棲がバレて、激高した父に同棲を解消させられ、元彼とは引き離された。
後日、父の監視のもとアパートを引き払った。
元彼とは、隣の県の温泉旅館で待ち合わせて、最後のお別れをした。
最後のセックスも、すごく気持ち良かったけど、私、逝きながら泣いてた。
それまでは楽しいセックスだったのに、最後のセックスは哀しかった。
翌日、元彼の車で温泉の最寄り駅まで送ってもらい、そこで別れた。
ローカルのディーゼルカーで新幹線のある駅まで行く途中、ずっと泣いてた。
あれから4年過ぎて、私もアラサーと言われる年齢になってきた。
でも、元彼が忘れられなくて、恋愛ができないでいる。
母に、
「誰か良い人いないの?」
と言われると、父が嫌な顔をする。
元彼は同じ市内にいるだろうけど、4年間、一度も再会していない。
もし、再会したら いろいろ話したいこともあるけど、セックスしたくなりそうな気がする。
その元彼から、職場に電話かかかってきた。
スマホからは連絡先を消させられたから、唯一の繋がりはお互いの職場だった。
そしてつい先日、4年ぶりに元彼と会って来た。
元彼、転職してこの街を離れるそうだ。
元彼のアパートで、セックス寸前までいった。
でも、なぜか元彼を受け入れることができなかった。
元彼は、もう会えなくなる私を心から愛おしいと思ってて、それが痛いほど伝わって来てるのに、元彼の愛に応えることができなかった。
切なくて、苦しくて、泣いた。
元彼は、優しく、
「ごめんよ。黙って消えればよかったものを、最後にもう一度なんて思っちゃって・・・」
と言って、駅まで送ってくれた。
駅で、二度目のお別れそして、心に固く誓った。
もう、元彼には会いません。
さよなら。
ありがとう。
そして、ごめんなさい。