非はどちら?その2そして遂にフラれた。1ヶ月ぶりくらいに彼女の部屋に顔を出したときに話を切り出された。婚活の成果が出て、少し年下のサラリーマンと付き合う事になったと言われた。少し残念だったが卒論と就活に追われていた俺に惜しさは微々たるものだった。彼女も「短い間で軽い気持ちで出会ったけど夢のような時間だった」と名残惜しそうだったが気持ちは新しい彼氏に向いていたようで、彼氏の良い所を随分と聞かされた。そんでよくある?展開が彼女から提案された。「私たち喧嘩別れじゃないよね?だから最後にいっぱいエッチしてスッキリ別れよ?」お約束?のさよならエッチだった。・エッチが終わったらお互い連絡先を目の前で消しあって、知らない者同士になろう。・どこかで見つけても声かけないこと。この条件を提示され、二つ返事で了解しルパンの様に服を脱いで彼女に飛びついた。以前まで週4日、日に3~4回戦をやっていた絶頂期のガキが1ヶ月ぶりのエッチに我を忘れた。論文や面接のストレスもあってか、力任せにハメ倒した。最初の射精がスゴい量だったのは覚えている。ゴプッと噴き出る様子に興奮し即座に2回戦突入した。彼女も悲鳴をあげながら身を任せて喘いでいた。(今思えば安アパートの薄い壁でさぞかし迷惑だったろう…)3発目の後、10分ほど小休憩(ドリンクタイム)を挟んで2時間ほど5回戦を終えて打ち止めとなった。それから疲労でお互い30分は動かず息を切らしながら抱き合って肌を弄りあったりした。そしてようやく立ち上がる気力が出て約束のお別れの儀式をした。お互いの連絡先のメモリを完全削除したのを確認し、「お幸せに!」と言い合い俺は部屋を出た。それから就活のラストスパートに向けて邁進した。夜中まで論文を作成したり調べごとをしたり、エントリーシートや履歴書を書いた。彼女と別れて2週間、ようやく内定も2つ3つ結果が出てきて元々付き合っていた彼女との関係が復活した。目まぐるしい2週間だったが辛くない日々だった。そんな中、着信が入った。番号は出ているが名前が表示されていない。つまり登録のない番号だ。この頃は詐欺電話(ワンクリック詐欺)もよくあったので無視していた。しかし、お察しの通り…例の年上のバツ2のオネーサンの番号だった。電話番号なんて覚えちゃいなかったが、ショートメールが来て初めて理解できた。しかし俺も男だ!ケジメをつけて未練たらしく掛け直さない!と思いながらメールを開いたら「妊娠しました…連絡下さい」なんでやねん!心臓がバクバク鳴ったが、あの時「もう知らない者同士」という約束で別れたので俺は連絡をしなかった。だから真意はわからない。新しい彼氏がダメになったのか?本当に妊娠したのか?
...省略されました。