五年前、当時21才、会社を辞め、アルバイト生活をしてた童貞野郎の俺。
某サイトにて34才主婦真知子、11才と7才の子供と40才旦那有りと知り合う。
女性と話ししたり、女性の扱いが苦手だった俺、最初はメールのみ、それから会うようになり、女性が苦手な俺でも、いい雰囲気になれた。
エッチに持ち込めそうな感じになれたが、俺は童貞野郎、変な意地を張らず、素直に童貞であることを告白した。
真知子は意外といった様子だったが、姉御肌っぽいとこがあった真知子は、筆卸し役を承知してくれた。
無事に脱童貞させてくれて、それからは週一~二のペースで真知子と会ってエッチするようになった。
真知子からいろんな事を教わり、エッチキャリアを積もうと考えていた。
真知子もそれに協力的で、俺の平日バイト休みのときは、極力予定を空けてくれた。
最初下手くそだった俺のエッチも、四ヶ月程、ほぼ毎週会って、会うと四、五回エッチして、俺も徐々にエッチになれてきたと思うようになる。
真知子も淫らに悶えるようになっていた、そう思っていた。
真知子との関係が七ヶ月になろうとしていたとき、エッチし終わり、帰り身支度をしていた真知子が、突如俺に言った。
『純也君、君、セックスの才能ないね』
なれてきた、真知子も淫らに悶えるようになってきた、そう思っていたからグサリときた。
呆然としてしまった俺に真知子は続けた。
『半年以上、ほとんど毎週一回以上会ってセックスして、いまだに私をいかせらんないんじゃな~』
『もうちょっと頑張ってって言っても、そのちょっとが頑張りきれないし~』
『こっちはさ、君に時間をあげるために、朝頑張って洗濯や掃除早く済ませて時間作ってるんですよ?』
『半年以上たってこれじゃ、今後協力できないな~』
ズタズタに切り裂かれたように感じた。
何かを言い返す力をも失った。
帰りの車中。
『若いんだから、回数こなせるのは当たり前。量はたくさんでも質が伴わないとね』
グサグサきた。
『そのうちに質も、そう思い続けていたけど、半年たってもじゃね~』
なにも言い返せなくただ無言で言われっ放しな俺。
真知子を下ろすとこについた。
『じゃね?バイバイ』
ニコヤカに手を振って帰ったのを見て、怒ったのではないと思った。
ので帰ってメールした。
しかし二度と返事がくることはなかった。