二年程前、SNSで知り合って付き合うようになった奈津美、21才コンビニバイト女。
明るいし可愛いし胸はデカいしエッチ大好きだし、いい女だと思った。
半年もたったあたり、ほぼ半同棲になった。
料理も出来るし家事もするしエッチも毎日のように出来るし、最高な女だと思った。
交際一年、同棲半年になろうとしていたとき、奈津美が徐々にその本来の姿を表してきた。
まずは金。
コンビニでバイトしてるも、家賃光熱費は俺が払っていた。
だから奈津美と生活費を折半していたのだが、奈津美は生活費をもう少し欲しいとねだるようになった。
俺も飲み食いするから、約一万、多く渡す。
あと奈津美の車の燃料、勝手に俺のプリカから使うように。
さすがに通帳カードのたぐいは厳重に保管した。
ちょっとこいつヤバい、そう感じ始めた。
何か凄い買い物してる風には見えないが、なぜか奈津美はいつも金がない。
奈津美、アパートも引き払って、元いたアパート代もないのに金がない。
遊んでるのか?
遊んでいた。
働いているはずのコンビニ店、奈津美はバイトの日数を減らしていた。
じゃあなにしてんだ。
不信に思った俺、仕事中に帰ってみた。
男とヌポヌポやっちゃってる真っ最中だった。
俺の部屋で。
同じコンビニでバイトしてるやつだった。
俺と同棲するようになったあと、入ってきたやつらしい。
俺は奈津美から合い鍵を奪い、とりあえず話しだけ聞いて、あとは叩き出した。
荷物はダンボール数個にまとめ、アパートの駐車場にただ置いた。
翌日、そのダンボールはなくなっていた。
メールは拒否した。
何日かして、そのコンビニの前を通ると、奈津美とそのやつが仕事していた。
でも最近見かけない。
寄ってみて店長に聞いてみた。
二人してレジの金にちょこちょこ手をつけたらしく、当然防犯カメラにそれは写っていてクビ。
通帳カード、厳重に管理してて良かった、つくづく思った。
明るくて性格もよく、料理も出来て家事もこなせて、エッチ大好き、結婚も考えてた奈津美だが、肝心の金と男にはだらしない。
『生でしてもいいんだよ』
そんな甘い言葉に吊られなくて良かった。