アキラ…私は貴方に会えて幸せです
学生時代、父が厳しくて男友達さえいなかった私を気遣い、いつもそばにいてくれたよね…
二人で一緒にバカやって、笑いあって過ごした時間…私のかけがえのない宝物です
私はいつの間にか貴方を愛していました…そのことを打ち明けたら貴方は本当に喜んでくれたよね…
絶対一緒に暮らそうって約束もしました
貴方が私の父に挨拶に来たとき、父は貴方を殴り飛ばしたよね…いまさらだけど、ごめんね
あのとき貴方は必死になって父に頭を下げたけど結局認められず、連絡を取り合うことさえ許されなかった
別れがけの貴方の言葉…覚えてるよ
ミドリと絶対幸せになりたい…会社を興して、五年後に迎えに来るから、って貴方は泣きながら言ってくれたよね
来月末、約束の五年です…貴方が私のために興した会社が大手企業になったと聞きました…28歳の独身社長だね
お見合いの話がいっぱいくるのに全部断ってくれてるんだってね…
全部貴方のお姉さんが教えてくれました…
待ってるよ…私の心、貴方の物だから…