昨日 あなたが言った通りに病院に行きました。
帰り道 あなたと過ごした5年間の思い出が頭を駆け巡っていました。
朝日が見たいと 海まで出掛け「少し早かったね」と舌を出したおどけた笑顔 少し寒くて僕の腕に擦り寄って見せた あの優しい笑顔。
仕事が忙しくて イライラして怒鳴ってしまった事 その後 泣きながら「何もしてあげられなくてごめんね...」って泣きながら、僕が蹴り飛ばした ゴミ箱のゴミや 投げ散らかした本を拾い片付けてた せつない笑顔。
この5年間 あなたの笑顔に支えられ そして 優しさを教えてもらいました。
だけど あなたといる時間に限りができました。それは もうどうしようもなく 時間がくれば僕は自然にあなたの前から いなくなってしまいます。
あなたの昨日の心配そうな表情。とても寂しい気持ちになりました。
僕は残された時間 ずっとあなたの笑顔を見ていたい。
だから 僕は笑顔であなたにこう言うだろう「何ともなかったよ、平気だよ」
あなたの笑顔を忘れたくないから...