久しぶりに君の姿を見たよ。
えーと、8年ぶりになるのかな。
元気そうで何よりだよ。
君と暮らした4年間は、僕の宝物。
君の乳房、オマンコ、プックリとしたクリトリス、みんな覚えてる。
君をクンニするのが大好きだった僕は、10分も20分も舐めてたよね。
君のフェラ、拙かったけど、愛情を感じるフェラだった。
カリに舌先を当てて、クルリと舐めまわす舌使い、覚えてるよ。
上目づかいで僕を見ながら、恥ずかしそうに舐める君、可愛かったなあ。
いつも生で入れて、きつく抱きしめ合ってキスしてたよね。
二人蕩けて、このまま一つの身体に慣れたらいいのにねなんて、君が言ってたのを思い出すよ。
婚姻届けを出すまでは、中に出せないから、いつも君のお腹に射精したっけな。
君のお父さんに同棲が見つかって、激高したお父さんに足蹴にされたんだ。
そして、仕事から帰ると君と君の荷物が消えてた。
冷蔵庫に貼ってあったホワイトボードの予定表に、赤で「さよなら」の殴り書きが残ってた。
冷蔵庫の前でうなだれた僕の目から、溢れた涙が床に落ちた。
暗くなっても電気も点けず、体育座りしてボーっとしてた。
生きる気力も無くなった僕は、少しずつ部屋を片付けて、出ていく準備をした。
毎日考えた。
ここを出てどこへ行こう。
行くあてのない駅の前で、故郷に向かう新幹線を見てた。
僕は、田舎に帰る決心をして、仕事を辞めた。
そして、田舎の商工会で働いた。
そこにいた垢抜けない田舎のお嬢さんと結婚した。
先日、出張で上京した。
用事を済ませた後、君と暮らした辺りに行ってみた。
そしたら、君を見かけたんだ。
あれから8年過ぎたけど、何も変わっちゃいなかった。
ふと、あの頃の僕たちを想い出した。
そして僕は、見かけた君に、声はかけずに見送った…