37年前の春。
私は27歳で遅い初体験を済ませました。
相手は私より9歳も年下で、高校を卒業したばかりの18歳の女性で、彼女も初めてだったのです。
彼女の名前は瑞恵で、近所に住む知人の娘さんで、両親と4歳上の姉との4人家族でした。
実は私は瑞恵と交際する前、彼女の姉の菜摘に密かに恋愛感情を抱いていたのです。
その前年の秋から私は菜摘にずっと想いを寄せていたのですが、半年後、彼女には交際している男性がいて、すでに肉体関係を持っている事を友人から聞かされて知ったのでした。
菜摘は彼氏ともう4年も、彼女が高校を卒業した年から交際していて、二人の間で将来の結婚を約束していたので、端から私の入り込む隙はなく、私の完全な片想いだったのです。
菜摘に失恋して、1週間位が経ったある日の事でした。
近所の喫茶店に1人でいた私のテーブル席に若い女性が近づいて来て、声を掛けたのです。
「こんにちは」
その女性は菜摘の妹の瑞恵でした。
「ああ… こんにちは」
私がそう答えると、瑞恵は
「ご一緒していいですか?」
と訊いて来て、私は彼女の要請を了解し、私たちは話をし始めたのです。
「安藤さん、お姉ちゃんの事、好きだったんじゃないんですか?」
「えっ…!?」
まったく予期していなかった瑞恵の質問に、私は驚いたのでした。
「去年の秋祭りのイヴェントで、お姉ちゃんが舞台でダンスを踊ってた時、安藤さん、お姉ちゃんをじっと見てたのよく憶えてるわ…」
「……」
私が何も言えずにいると、瑞恵は
「安藤さんには申し訳ないけど、お姉ちゃん、大分前から付き合ってる男性(ひと)がいるの… お姉ちゃんとその男性、将来、結婚する事約束してるみたい…」
と言ったのです。
「ああ… そうなんだ…」
何気ない口調で私がそう答えると、瑞恵は
「だから、お姉ちゃんの事、もう忘れて…」
とちょっと悩ましそうな目で私の顔をじっと見つめて、懇願したのでした。
そう言った後、瑞恵はうつむいてしまったのですが、私の顔を見つめた時の彼女の目は明らかに、女性が男性に恋愛感情を抱いているそれだったのです。
「…!」
瑞恵に見つめられて懇願された時、私は思わず、胸がドキッ!としてしまったのでした。
しばらくうつむいたままでいた後、瑞恵は顔を上げると、私の顔を真剣な眼差しで見つめ、
「あたし… あたし、前からずっと… 去年の夏からあなたの事… 明俊さんの事が好きでした!」
と言ったのです。
その時、色白の瑞恵の顔は真っ赤になっていました。
「……」
まさか自分より9歳も年下の若い女性の瑞恵から愛を告白されるとは夢にも思っていなかった私で、しばらくの間、何も言えずにいたのです。
姉の菜摘と妹の瑞恵は顔立ちがまったくと言っていいほど似ていなくて、正直、姉よりも妹の方が美貌の持ち主なのでした。
美貌という点では明らかに姉より妹が勝(まさ)っていたものの、しかし、女としての色気はすでに男性経験があったせいか、22歳の菜摘の方が勝っていて、まだ男性経験のない処女だった18歳の瑞恵は清純な乙女の雰囲気を醸し出していたのです。
その後、私と瑞恵は交際し始めて、1ヶ月後に初体験同士で体を許し合ったのでした。
週に2回、主に土日にデートして、独り暮らしの私の部屋で二人だけの世界で、男と女として体を交え、愛し合うようになった私と瑞恵だったのです。
初めて体を許し合ってから半年後の秋。
「ああっ! あな、たあっ! 明、俊いっ!」
「おおっ! 瑞、恵えっ!」
「ああっ! イイッ! イイッ! イイわっ! ああっ! すごいっ! すごいわっ! ああっ! あなたのオチンチン、すごく硬くて逞しいっ! ああっ! あたしのオマンコ、滅茶苦茶感じるっ!」
「おおっ! イイぞっ! イイぞっ! おおっ! 瑞恵のオマンコ、すごくキツいっ! 物凄い締め付けだっ! おおっ! おれのチンボ、食いちぎられそうだっ! すごく気持ちイイッ!」
「ああっ! お願いっ! もっとっ! もっと強く突いてっ! もっともっと激しくっ! オマンコ壊れるほど、滅茶苦茶に突いてっ! 突いて突いて突きまくってっ!」
瑞恵は気が強そうな怖い目をして、私の顔を真剣な眼差しで睨み付けて、そう要求して来て、私は彼女の要求に従わざるを得なかったのでした。
まだ18歳の若い女性だったせいもあったのか、瑞恵は性欲が頗る旺盛で、週2回のデートの時、彼女の方から積極的に求めて来てセックスする事が多く、平日でも2回以上、休日には多い時で午前中から晩方まで5、6回と、1日中セックス三昧の日も何度かあったくらいです。
正直、最初は瑞恵がまさかあれほどまでにセックスが大好きな女だとは夢にも思っていなかった私で、回数を重ねるに従って増して行く一方の彼女の淫乱ぶりに、本当に驚かされたのでした。
初体験から半年後のその頃、瑞恵はとても半年前には処女だったとは思えない、とてつもないほどの淫乱女と化していて、彼女のセックスのテクニックも最初の頃とは比べ物にならないくらい、ずいぶんと上達していたのです。
私は自分より9歳も年下のまだ10代の女性である瑞恵に呼び捨てにされ、彼女にリードされる形でセックスしている事に、年上の男性として大きな屈辱感を覚えていたのでした。
しかし、それにも増して、いや、もはやそんな事などどうでもいいくらい、私にとって瑞恵は女として最高に魅力的で、彼女とのセックスが齎す、とてつもないほどの強大な快感の虜になっていた私なのです。
私は瑞恵の要求に従って、一層力強く腰を動かして、自身のペニスで彼女の膣内を強烈に突きまくったのでした。
「ああっ! イイッ! イイッ! イイわっ! ああっ! すごいっ! すごくイイッ! すごイイッ! あなたのオチンチン、最高に素敵だわっ! ああっ! あたしのオマンコ、どうにかなりそうっ! 死にそうなほど、滅茶苦茶感じるっ! ああっ! あな、たあっ! 明、俊いっ!」
瑞恵は快感に満ち溢れた表情で歓喜の叫び声を上げて、後方に反らした首を左右に激しく振りながら、乱れに乱れまくったのです。
「おおっ! 瑞、恵えっ! おおっ! 瑞恵もっ! 瑞恵もすごいぞっ! 瑞恵のオマンコ、物凄くキツい締め付けだっ! 最高に素敵なオマンコだっ! おおっ! おれもっ! おれもすごく気持ちイイッ! おれのチンボ、滅茶苦茶感じてるっ! おおっ! もっとっ! もっと強くっ! もっとキツく締め付けてくれっ! 瑞恵のオマンコでおれのチンボ、食いちぎるほど締め付けてくれっ! おおっ! 瑞、恵えっ!」
私はより強大な快感を欲して瑞恵にそう要求して、彼女の膣内を突きまくり続けたのでした。
「ああっ! ああっ! ああっ! ああっ! あああ… ああんっ! あんっ! ああっ! あな、たあっ! 明、俊いっ!」
「おおっ! おおっ! おおっ! おおっ! おおお… おおうっ! おうっ! おおっ! 瑞、恵えっ!」
お互いに歓喜の叫び声を上げながら、全裸の肉体を激しくぶつけ合って、男女の悦びを感じ合う私と瑞恵。
「ああっ! あな、たあっ! 明、俊いっ! ああっ! あた、しっ! 瑞、恵っ! ああっ! イクッ! イ、クうっ!」
「おおっ! 瑞、恵えっ! おおっ! おれ、もっ! おうっ! おおっ! おお、うっ! おうっ!」
瑞恵と私はイク直前、お互いに最後の歓喜の叫び声を上げて、相手の体を強く抱き締め合い、二人で同時にイッてしまったのです。
「あっ… ああ… ああ… ああ… ああ… あ… あん… ああ… ああ…」
「おっ… おお… おお… おお… おお… お… おう… おお… おお…」
イッた後、私と瑞恵はお互いに静かで穏やかな声を口から漏らしながら、射精と精液の吸い取りを行ったのでした。
「ああ… 熱い… あなたのすごく熱い… ああ… すごく気持ちイイ…ッ! いっぱい射精(で)てる… 全部… 全部射精(だ)して… あたしの膣内(なか)にあなたの… 明俊の全部射精して… 赤ちゃん妊娠(で)きてもいいから… 全部… 全部射精して…」
「おお… 瑞恵ぇ… おお… 全部… 全部射精(だ)してやる… おれの全部瑞恵の膣内(なか)に射精してやる…」
妊娠の不安はありましたが、瑞恵の要求どおり、膣内射精(なかだし)を行った私だったのです。
もし瑞恵が妊娠したら、私は彼女と結婚するつもりでいました。
初体験同士で結ばれて1年後。
私と瑞恵はあっけなく別れたのです。
別れを申し出たのは瑞恵の方で、短大生だった彼女は1年間に渡った私との性生活に終止符(ピリオド)を打ち、今後は学業に専念するという事なのでした。
まだ19歳の学生だった瑞恵の申し出を拒否するわけにはいかず、私はあっさりと了解したのです。
正直、私の方も瑞恵との性生活によって、体力をずいぶんと消耗し気力も萎えてしまっていて、1年間、自分のやりたい事がままならない状態なのでした。
実は瑞恵の申し出がある前から、今のまま彼女との性生活を続けていて、いいのだろうか…?と思っていた私だったのです。
別れてから3ヶ月後、私は瑞恵の住む街を離れて、そこから少し離れた地域に引っ越しました。
瑞恵と別れて1年後、私は久しぶりに彼女の住む街を訪れて、瑞恵の家の前まで足を運んだのです。
家の表札を目にした瞬間でした。
「…!」
それは私にとって俄には信じられない、いや、信じたくない事だったのです。
表札から菜摘の名前が消えていたのと共に、瑞恵の名前もなくなっていたのでした。
菜摘の名前が結婚を機に、表札から消えたのはわからなくもなかったのですが、瑞恵の名前までなくなっているなんて…
瑞恵は短大を卒業したばかりの筈で、私と別れてまだ1年しか経っていないのに、もう誰か私以外の他の男性と結婚したのか…?
そう思った私だったのです。
私は友人を訪ねて瑞恵の家族の事を訊くと、姉の菜摘は前年の秋に結婚したらしく、妹の方も結婚したのではないか?という事でした。
友人宅を後にした私は信じたくなかった、嘘であってほしかった事実に、大きなショックを受けて、本当に寂しくて仕方がなく、1人でとぼとぼと街中を歩いたのです。
前年まで私が住んでいたワンルームマンションの前に赴いて、瑞恵と愛し合った1年間の事を思い出していると、悲しくなって来て泣きたい気持ちになったのでした。
瑞恵と初体験同士で結ばれて37年。
当時は27歳だった私も今は64歳に。
「ねえ… 明日は休みだから、今夜は出来るでしょ…?」
「したいのか…?」
「ええ… したいわ… 先週の土曜にしてから、もう1週間になるし… あたし、あなたとしたくて、体が疼いてるの… いいでしょ…? あなたぁ…」
55歳の妻はそう言うと、夫の私の返事を待たずに私のベッドに上がり込んで来て、自身の体を私の体に覆い被せたのです。
私に覆い被さると、妻は色っぽい目で私の顔をじっと見つめ、
「お願い… 37年前、あたしの大切な“もの”、あなたに捧げたんだから、あたしをずっと満足させて… あなたぁ…」
と言って、私の唇に自らの唇を重ね合わせてキスし始めたのでした。
妻の私の意向を無視したキスに、私は否応なしに応じて、暫しのキスの後、私たち二人はお互いに身に着けていた物の全てを脱ぎ捨てて、全裸の体を絡ませ合い夫婦の営みを開始したのです。
「ああっ! あな、たあっ! ああっ! イイッ! イイッ! イイわっ! ああっ! すごいっ! すごいわっ! ああっ! あなたのオチンチン、やっぱり最高だわっ! あの頃と… 37年前とおんなじで、すごくイイッ! すごく硬くて逞しいっ! あたしのオマンコ、滅茶苦茶感じるっ!」
「おおっ! 瑞、恵えっ! おおっ! イイぞっ! イイぞっ! おおっ! 瑞恵のオマンコ、すごくキツいっ! 物凄い締め付けだっ! おおっ! 締め付けのキツさ、あの頃と全然変わらないっ! おれのチンボ、滅茶苦茶気持ちイイッ!」
歓喜の叫び声を上げながら、私たち夫婦はお互いの肉体を激しくぶつけ合って、男女の悦びを存分に満たし合いました。
私の妻は37年前、初体験同士で結ばれた瑞恵なのです。
別れた1年後、私は当初瑞恵は結婚したものだと思っていたのですが、それは私の早合点、勘違いで、彼女は短大を卒業して就職したのを機に実家を出て、独り暮らしを始めていたのでした。
瑞恵が結婚したと勘違いしていた私が失意の中、公園のベンチに腰掛けていると、1人の若い女性が近づいて来たのです。
「明俊…」
いきなり声を掛けて来たその女性の声に聞き覚えがあって、私は女性の方に目を遣ったのでした。
「あっ…!」
私の目の前にいたその女性は紛れもなく彼女、瑞恵だったのです。
「お久しぶり… 1年ぶりね…」
呆然としていた私に瑞恵は別れる前、恋人時代の時と同様の口の利き方をしたのでした。
瑞恵は20歳になったせいか、最後に会った1年前に比べると、私の目にずいぶんと大人っぽい雰囲気の女性として映ったのです。
二人でベンチに腰掛けて話をしているうちに、瑞恵が結婚したと思っていたのは私の勘違いだった事がわかったのでした。
1年ぶりの再会がきっかけで、私と瑞恵は再び交際するようになって、2年後、私たち二人は結婚して今日に至っているのです。
瑞恵の性欲の旺盛さ、セックス好きは成人してからも10代の時と変わらず、週に1度のデートで、どちらかの部屋で体を交えた時、彼女の要求でいつも2、3回はセックスしていました。
結婚後、瑞恵の妊娠中や私と妻のどちらかの体調が優れない時を除き、瑞恵の強い要望でほとんど毎日体を交えていた事もあったくらいです。
今は32歳になっている私たち夫婦の娘がまだ授乳期だった時、瑞恵は娘の子育てに従事して母親としての責務を果たすと共に、妻として女として夫の私との性生活に夢中になっていたのでした。
瑞恵は娘が寝つくと、途端にそれまでの母親としての自分を捨て去り、淫乱女に様変りして、本能の趣くままに私とのセックスにのめり込んでいたのです。
私とセックスしていた時の瑞恵はとてもほんの少し前、母親として娘を愛でていた女性と同じ人間だとは思えないほどの淫らな姿態を曝け出していたのでした。
瑞恵は掌で自身の乳房を鷲掴みにして、握り潰さんばかりに激しく揉みしだき、母乳を平然と撒き散らしていたので、一時期は娘に飲ませる母乳が不足して、市販のミルクで補っていた事もあったのです。
55歳になった今はさすがにもう若い頃ほどではなくなっていますが、それでも、50代の女性にしては性欲が強い方だと思われる瑞恵で、セックスが大好きなのは昔と変わっていません。
今は週に2回か3回、主に瑞恵の方から誘って来て、体を交えている私たち夫婦なのです。
正直、体力的にキツいと思う事はありますが、私は瑞恵との性生活には大いに満足しています。