コロナ禍で夢破れて、君と別れて帰郷して1年、やっと、思い出の品々が入った箱を開けてみようと思い始めたよ。
思い出の品々を見て、目を閉じると、君の笑顔が蘇ってくる。
気品溢れる端麗な君が惜しげもなく披露した身体、スレンダーな四肢、小ぶりだけれど敏感だった乳首が懐かしい。
縦に切れ込んだ秘裂をなぞるように舐めれば、秘穴から甘い蜜が垂れた。
秘裂から覗く縮れた秘唇と突き出た秘豆に、元彼の蹂躙を感じて切なかった。
無垢だった柔肌に快楽を刻んだ元彼に負けじと、僕は秘豆を吸い、舌先で転がした。
清楚な容姿からは想像できない淫らな声で感じ始めた君…
お淑やかな横顔で僕の一物を舐め、可憐な唇で吸い込む。
一物を舐めながら、睾丸を愛撫し、揉みしだいて奉仕した。
その手つきに元彼の仕込みを感じ、嫉妬した。
一物を秘穴にあてがうと、ニュルリと呑み込んだ。
興奮した吐息を洩らしながら、僕の腰の動きにシンクロさせるように腰を使った。
清楚だった表情が、一物の抜き差しに歪み、イヤらしい声が漏れた。
時々ビクッと身を跳ねさせるように、一物に貫かれる快感に反応した。
愛液が卑猥な音を立て、淫らなひと時を演出した。
君は襲い来る性交の快感の声を押し殺そうと、下唇を噛んで耐えた。
激しい突き上げとカリの削りに、君の身体を快感が次第に支配していった。
一度一物を受け入れると君は、無意識に腰をくねらせ、その呼吸は発情した喘ぎへと変わった。
清楚を脱ぎ捨て、一匹の雌となった君は、激しい絶頂に仰け反ったあと、その余韻に身体を震わせて荒い息をしていた。
そして、僕の方に目を向け、自分が見せた痴態を恥じらい、頬を染めながら微笑んだ。
そして少しずつ、清楚を取り戻していった。
僕のいた店は、テイクアウトで粘ったがダメだった。
田舎の両親から、戻ってくるように言われた。
君を残して、僕は独り東京を去った。
「元気でね…」
と寂しそうな笑顔で見送ってくれた君に手を振って、僕は田舎に帰った。
新幹線の窓から、東京での7年間の暮らしにお別れを言った。
君がいたから、僕は人として成長できたんだと思う。
君との将来を見据えて付き合ってたから、夢が破れた今、淋しい思い出として心に刻まれている。
あんなに笑って夢を話し合ってたのにさ…
もう終わってしまったんだ…
僕は、君との思い出の品々をもう一度箱に戻して、硬くリボンをかけて押入れの奥にしまったよ。
3年間、僕と過ごしてくれて、ありがとう。
新しい幸せを掴んでね。
さようなら。