私、上に兄がいるから実家を兄に任せて、地元を離れて東京の短大に行かせてもらいました。
その短大2年の時から2年間付き合った2歳年上の初彼が未だに忘れられません。
とっても明るくて、芯があって、思いやりのある人でした。
初めてのキス、初めてののセックス、全部覚えてます。
初めて男性の前で裸になって、足を開いてアソコを見られただけでも恥ずかしいのに、舐められて気持ちよくなって声が出ちゃって、もう真っ赤っかでした。
初めて男性の大きくなったものを咥えて、歯が当たったら悪いと目いっぱい口開けて、顎が外れるかと思いました。
処女喪失・・・痛かったけれど、好きな男性と繋がった嬉しさのほうが大きかったです。
その後何度も初彼に抱かれて、やがて知っていく覚えたての蜜の味、互いの愛を確かめ合いながら神秘的な淫乱を楽しみました。
週末はどちらかのアパートにお泊りして、ずっとイチャイチャ、というよりチチクリ合うって感じで、エッチなことばかりしてました。
私に生理が来ると、初彼は血に弱いので私が一方的に初彼のを弄って射精させてました。
初彼、私にいじられてると恥ずかしそうにしていましたが、ピュピュピュって出るときの初彼、気持ちよさそうでだらしない表情になりました。
そこがすごく可愛かったです。
破廉恥でしたが、純粋で楽しかったです。
二人とも社会人になって、時間が自由にならなくて、次第にすれ違うようになりました。
だんだんと会えなくなって、いつ別れたってわけじゃないけど、何となく別れてしまいました。
別れた後も時々連絡取ってたし、仕事が忙しくてデートやセックスは無かったけど、いつかまた初彼と寄り添う日が来る気がしてました。
でも初彼は、初彼と同じ職場の人と付き合い始めてしまいました。
私は、そんなことちっとも知らないどころか、想定もしていなくて、パニックになって取り乱し、初彼は驚いて引いてしまって、最終的に嫌われてしまいました。
それ以来、初彼とは音信不通、連絡も取れる状態ではありませんでした。
酷い別れ方をして、哀しすぎて涙も出ませんでした。
落ち込んで、仕事も手につかなくなって、結局、私は仕事を辞めて東京を去り、地元に戻る決心をしました。
短大2年、社会人2年、合計4年間の東京暮らしを終えて、立ち退いたアパートの玄関を閉じたとき、初めて涙がこぼれました。
初彼と別れるにしても、せめて、友達でいたかったです・・・
地元に戻って3年目、新しい仕事にも生活環境にも慣れて、新しい彼氏もできた昨年、私の地元を台風19号が直撃、私の実家は無事でしたが、市内では多くの家屋が被災しました。
その時、初彼から安否を心配したラインが届きました。
凄く嬉しくて、スマホを胸に抱いて初彼の名を呼びました。
黙って仕事を辞めて地元に帰ってきたけれど、初彼がそのことに気づいてくれていたことが、嬉しかったのです。
「無事だよ。心配してくれてありがとう。」
と返送しました。
返事はなかったけど、既読になっていました。
だから、言えなかった「さようなら」をラインで告げました。
「ごめん」って返ってきたから、「元気でね」って送りました。
今年、新しい彼と結婚が決まりました。
コロナなので式も披露宴も挙げませんが、今年は実家で最後の年末年始を過ごします。
だから、初彼とのラインを読み返して、最後の懐かしさをかみしめてから、
「さようなら、私の青春・・・」
そう言って、初彼をラインから消しました。