俺の事はアースと呼んでくれ。暇だしざっくばらんに俺の体験談を書いていこうと思う。俺と同じく暇を持て余しているブラダーやシスター達よ。もし暇なら読んでみてくれ。
俺が小学校6年の終わりになって、いきなり転校生が来たんだ。なんとその転校生が面白かったのは、肌が茶褐色なことだった。聞くところによるとアフリカのある国と日本とのハーフとのことだった。
親の転勤か何かで転校してきたんだと思うけど、そこらへんはもう覚えてはいない。ただ相手の学年は中学1年だったが、日本語がまったく分からないということで、1年繰り下げての学年という、外国人の転校生ならよくある設定だったと思う。
また、小学校の頃に人種差別等という意識は極めて少ない。数日も経てば、さっそくその子のあだ名は「ブラック」という名前になった。先生からも、「肌の色で黒とか白とか言ってはいけません!」と散々、注意されたが一度ついたあだ名はなかなか消えない。相変わらず、その子は「ブラック」だった。
そのブラックと一緒に残りわずかな小学校生活を過ごし、そのまま中学に入った。中学にはいってからもブラックというあだ名はそのままで、ブラック自身も、もう割り切っているというか、小学校の頃には、「ブラーック~♪」とおちょくれば、「きいい~~~!!!」って手をグルグル回して攻撃してきたが、もともと1コ上というのもあったし、さらに中学入って大人になったのか、もうそんな俺たちの挑発にも乗ってこなくなっていた。
そんなブラックにも転機が訪れる展開があったんだ。
それは中学1年の頃の夏。水泳の授業だった。俺たちはダルそうに、「水泳の授業で楽しみなのは、女子を眺める事くらいだよな」なんて言っていた時の事である。
俺は相変わらず、自分の同級生の子のスク水姿でも見て目の保養をしようと視線をプールサイドの女子のところに配っていると、、、
(え・・・?) という、光景を見たのだった。
ここで初めてブラックの外見を紹介したいと思う。髪の毛は黒のストレート。顔については、、正直、、かわいい部類。 ハーフならでは、っていうか目が大きくて茶色い目をしていた。鼻は高いし、、、。ここらへんは適当に想像してほしいんだけど、決して不細工ではないということ。
不思議の海ナディアって知っているかな。あれが一番、イメージに近いかもしれない。暇なブラダー達は調べてみてくれ。
ただ、言っておきたいのは、、愕然とするくらい、、スタイルがいいのである。
まず、圧倒的に他の女子に比べ、背が高い。そして兎にも角にも、体全体が引き締まって細い。ただガリガリしている細い子はたくさんいるけど、出るとこは出ている。窪んでいるところは窪んでいる。そして、無駄なぜい肉などなく、引き締まっているのだ。
印象に残っているのは、茶褐色の足。よく考えたら、日本人は肌が白いからシミとかが出来やすいというが、こうしてみたら、このシミひとつない茶褐色の細くて長い脚が、日本人が持っていない魅力にも見えてしまったものだった。
また、形よく膨らんだ胸。他の女子はぼよーん。としたぽっちゃり系とか、背が低くてちっこいだけの貧乳系とかが多かった中で、まるで水着モデルかのように、前方にツンと突き出した二つのお椀が印象的だった。
さすがに普段はブラックとおちょくっていた男子連中も、「ブラック・・・まじであいつスタイルよくね?」とか「顔もそこそこかわいいしなw」等と、いったいどこまで男は単純なんだよ。と言いたくなるくらい、水泳の授業を機に、ブラックへの評価が変わっていったのだった。
すると、気が付いたら誰が名付けたのか、きっと女子だと思うが、あだ名が「チョコ」に変化していた。誰もがブラックの威風堂々とセクシーな体躯を見せつけられた俺たち男も、そして女子も、もう誰も「ブラック」といって彼女をからかおうとする奴はいなくなっていた。
時がたち、中学3年になった。
その頃、チョコはもう日本語もペラペラになっており、女子で仲のいい子もできていた。ただ家族が敬虔なクリスチャンということで、周囲の女子が調子にのってスカートの丈を短くしたりしていても、チョコだけは相変わらず、指定の長さより長いんじゃね?というようなロングスカートをはいていた。
だからこそか、俺の頭の中で永遠に刻み込まれた映像として、やはりロングスカートをはいている子は、短いスカートはいている子より、ある意味・・足元が緩い。本人は長いから見えないだろう。と思っているのか、突然しゃがみだしたりするものだ。チョコもそれは例外ではなかった。
俺は教室の中で、チョコが何気なくしゃがんだ時に、チョコの長いスカートの中の茶褐色のキレイで細い両フトモモの奥底に、お国柄っていうのかな・・まるでハワイのアロハシャツのような、青ベースにハイビスカスのような花がプリントされた、どっちかといえば中学生にしては派手なデザインのパンツに、(普段はロングスカートとかで肌みせないのに、、こうして見るとめっちゃエロイ・・・・)と思ったものだった。
それから俺は、比較的近所に位置しているチョコの家の前を自転車等て通り過ぎるとき、無意識にチョコの家のベランダなどを見上げ、、派手系のパンツが干してあれば、(あれはチョコのやつかな・・)なんて思ったりもしたものだった。
時がたち、高校2年になった。
チョコはそのまま、地元の公立高校を受験し、俺も狙ったわけではないが、そこを受験した。というか、40%の生徒は俺の中学の出身者だった。
高校にもなれば、チョコの印象は、もう転校してきた時の慣れない環境でオドオドしていた面影はなく、堂々とそして颯爽と歩くモデルみたいな女子になっていた。あだ名も、「チョコ」ではなく、本名で(仮名だけど、せっかくだしナディアにしておくか)呼ばれていた。
ナディアは映画女優のような雰囲気を持ち、髪の毛も中学の時のような、ただのロングヘアではなく、俺は女の髪型に詳しい訳ではないので、髪型にそれぞれ名前があるのかどうか知らないが、いろいろシュシュで止めたり、ピンで器用にまとめ上げたりしていた。
服装に関しては、相変わらず長いスカートで露出の低い恰好をしている点だけは相変わらずだったが、その頃の俺たちは、もうアダルト動画で洋物とか見てたりもする年齢なので、男連中と「ナディアにくわえてもらったら、外人だからめっさ激しそうだよなww」とか、「自ら進んで腰とか振ってくれそうw」等、もうナディアの事は十分に性的対象となっていたのだった。
誰もが思った。(こんな美人と一番最初にHする奴って、いったいどういう奴なんだろう・・・)と。
そんなこんなの高校3年の夏の頃だった。俺が周囲のライバルを一気に追い越し、ナディアとの距離を詰めた出来事があった。
それはただの偶然なんだけど、俺が休みの日の朝の5時頃に妙に目が覚めて、それから少ししてコンビニに何か食糧を買いに行ったとき、ナディアがコンビニの中で立ち読みをしていたのだった。
朝のチュンチュンと鳥が鳴く時間帯だったということもあり、俺のほうから「おう。ナディアこんな朝から何しとん?」と声をかけるのは不自然な流れではなかった。
ナディアの方も「あー、アース、おはよう」と返事をしてきた。俺たちはコンビニの前で適当に挨拶がてら話すような展開になり、ナディアは早朝マラソンをしている途中との事だった。
家がわりと近い距離にある俺たちは、「もう戻るのか?」と聞くと、「ウン。もうそろそろ引き上げるとこ」と言ってきたので、じゃ一緒に帰ろうか。というセリフもなく、自然と帰り道を俺たちは進んでいた。
俺は自転車。ナディアはマラソン。俺の目の前で、タッタッタ。とリズミカルに残りの道を走って帰るナディアを、少し後ろから自転車で追いかけている俺の目には、ナディアの白いジャージに透けている、中のおそらく色の濃いエメラルドグリーンのパンツが透けて見えて、、(すっげー、形いい尻してるし、、パンツまで透けさせてるし・・><)と目のやり場に困った。
また自転車のスピードを少し早めて横に出てみると、これも同じく、ユッサユッサと、無駄に膨らみすぎていない両乳がジャージをこする音を立てて上下にプルンプルンと動いていたのだった。
俺はその時、(こいつ彼女にしたいかも・・)と、朝の6時という、日常ではない時間に出会ったことで、変に心が思春期モード入ってしまったのか、正直、そう思った。そんな俺が思いついたのは「日曜は毎日走ってんのか?」と口から出ていたのだった。
ナディアは「うん、そうだよ」と答えてきた。俺は「俺も走ろうと思てたんだけどさ、一緒に走らない?俺、一人だったらすぐ挫折するからww」等と攻めの姿勢の俺が居たのだった。
ナディアは「かまわないよ。でも、5キロは走るよ私?ついてこれる?」なんて聞いてきた。俺は(こいつのプロポーションの秘訣は、早朝マラソンにあったのか。。)と悟りを得たが、今は悟っている場合ではない。「5キロくらいならいけるだろwww」と軽く返事をしてしまったのだった。
ともかく、不思議な縁で俺とナディアは日曜になれば朝の5時30分に二人の家の近くの公園で待ち合わせをし、そこから一緒にマラソンする。という展開になったのだった。
この早朝マラソンは普段、学校では見れないナディアの色々な一面を垣間見る事になった。マラソンがもたらす健やかさ、爽やかさ、という新しい発見もそうだけど、それよりも、普段は指定の制服よりもやや丈が長いスカートで、やや厚着をしているフシのあるナディアのスポーティーな姿を堂々と見る事ができるという特権だった。
この特権だけは本当に最高だった。ナディアは真剣にマラソンに打ち込んでいるのか機能性だけを重視し、パッツンパッツンの肌に吸い付くようなスパッツとか、この前みたいな透けまくりのジャージとかを着用していた。
パッツンパッツンのスパッツの時なんかは、本人はパンツラインが見えないようにしているつもりなんだろうけど、高校生のクセにTバックなんかはいちゃっていて、逆にそのTバックラインが見えた時なんて逆にエロかった。
決して俺は健全な動機で始めたマラソンではなかったが、ナディアとの距離を縮めていく事には申し分のない関係だった。また、むしろ日曜日に毎朝、マラソンをしているという関係からか、平日の学校の時は、お互い妙に意識しているのか、逆に目すらも合わさなかった。
この平日と日曜のギャップみたいなものが、(もしかして恋愛要素入ってる?俺たち・・?)みたいな感覚を味わうのも時間の問題だった。
長くなったので、いったん投稿する事にする。