つい最近、一晩で豪華な夢の2本立てを見ました。
一つは亡くなった友人と再会した夢。
もう一つは、高2の時に出会った、レズビアンのユウコさんと十数年振りに再会できた夢でした。
そのレズビアンのユウコさんとは、美大受験のために通っていた美術の予備校で出会いました。
当時、冬季講習会の授業で初めてヌードモデルクロッキーを描くことになって、私はとても緊張していました。
というのも、私は男性の裸よりも、女性の裸を見るととても興奮してしまうのです。
同性愛者ではありませんが、子供の時から女性のヌードが大好きでした。
それは男性からいたずらや痴漢をされる事が多かったのも影響していたかもしれません。
間近で生のヌードを見たらどうなるのか、そう思っただけで、アソコがジンと感じてしまうのです。
クロッキーが始まると、ドキドキして手を動かすことも出来なくて、ついに鼻血を出して倒れてしまいました。
教室の外の長椅子に横になって、休んでいると、誰かが近づいてきました。
「どうした、具合でも悪いのか?」
「鼻血を出してしまって…」
「ヌードを見て興奮したのか?」
(何でわかったんだろう…)
「はい…あの…恥ずかしいです」
「素直だね。ちょっと待ってて」
…と自販機で冷たい缶ジュースを買ってきて、見ず知らずの私を介抱してくれたのです。
お礼をするために起き上がって、その人を改めて見た時、なんて綺麗な女性なんだろう…と思わず見惚れてしまいました。
その人は「またね」と言って、その場に清涼感を残して、去って行きました。
その人が誰だったのか、とても気掛かりでしたが、鼻血が治まったので、取り敢えず授業に戻りました。
次の授業もヌードモデルクロッキーで、新しいモデルさんが来ていました。
そのモデルを見て、あっ、と声を上げてしまいました。介抱してくれた彼女だったのです。
「ヌードモデルだったんだ…!」
ガウンを解いて、素っ裸になった彼女は、今まで見た事ないほど、匂い立つような美しい身体をしていました。
私は鼻血を出すどころか、あまりの美しさに、手がグングン滑らかに動いて、彼女の美しい輪郭を描き、創作意欲が大いに刺激されたのです。
それまで、絵を描くのがスランプ状態にありましたが、その日を境に嘘みたいに克服できたのでした。
それが、私とユウコさんの出会いでした。