紗希との出会いは3年前、デリヘルを呼んだのがきっかけでした。
当時仕事の責任がどんどん増えていた時期で、特にストレスを感じていた訳では無いのですが、時折息抜きとしてデリを使っていました。なんとなく癒される気がして、ぽっちゃりさんの多い店を良く利用していました。しっくり来るお気に入りが居たわけではなく、毎回違う方をお願いしていました。
とびっきりの笑顔でやってきた紗希。ぽっちゃりした体でかなりの巨乳です。しかしその笑顔にはどこか無理しているような、影があるような印象を受けました。3年前なので詳細は覚えていませんが、かなり敏感で何をしても感じてくれていたことは覚えています。
一通りサービスを終えて何気ない会話を交わしていましたが、やはり接客と割り切っている笑顔にしても何か引っかかるものがあるように感じていました。
いろいろ言葉のやり取りもありましたが、純粋にもっと話がしたいと思いました。帰り際、「あまり無理してはいけないよ」「自分を偽らずに出した方がもっと素敵に生きられる」というようなことを伝えました。紗季は俄に泣き出し、僕の胸に顔をうずめていました。その日はそれ以上言葉を交わさずに終わりました。
相手も接客業ですから、今まで何か特別な感情を持ったことなどなかったのですが、彼女のことが心から気になり、もっと話をしたくなりました。3日後、初めて指名で再会しました。