そうだ、かの有名大学に通っていたKとの恋愛話でもするか。
Kと初めて会ったのは、バイト先。
アルバイト初体験の彼女は、いつも俺を頼ってくれ、分からない事を尋ねてきてくれて、1ヶ月もするとすっかり気が合う仲の良い友達になった。
休みの日には、一緒にショッピングしたりする仲にまで。
そして、そんな彼女の将来の夢はキャリアウーマン。なんでも外資系の企業に入って、有名な人になりたいんだとか。
本気でそういってた。
そして、彼女のハングリー精神からして俺は彼女なら絶対になれると信じていた。
いつも「頑張れ、頑張れよ。」と俺は陰ながら、彼女を応援していた。
ある日、彼女から一通のメール。
内容は「今から会える?」
彼女と僕は、隣の市同士で、車をとばせば約30分ほどで会える。
そして、ファミレスで会う約束をして、車をとばし、俺がそのファミレスに到着。
すると、既に彼女は席をとって俺を待っていた。
そして、俺が
「おっす!」
すると、Kはニコッと微笑みながら僕を見た。
そして、いった。
K「○○会社(外資系一流企業)、受かった。」
僕「おっ、えっ?おっ、おぉ~!!すっ、すげえじゃん!!やったなぁ~!」
俺はこの時、心の底から嬉しかった。
なんせ、いつもいつも、彼女はこの事で悩んでいたから。俺は、そんな彼女をいつも横から見守ってやる事しか出来なかった。
俺「そっ、そうかぁ!!本当に良かったなぁ!」
すると、
K「でも、やっぱり止めた。」
えっ…………?
俺「えっ?」
するとKは目の前にあった水を一杯飲み、グラスをガタンと置いて、いった。
もうお分かりでしょうか?
そんなKが、今の僕の妻です。