4年前、お店のお客さんとして来てた貴方。その時、貴方が36歳、私が18だった今でも初めて会った時の事は忘れない。
私が他のお客さんに絡まれて困ってた時に隣に座ってた貴方に助けを求めたら、初対面だったのに笑顔で私を助けてくれた。その時に私は初めて人として貴方に惹かれたんだ。
いつも無口でたまに人の話しに頷くだけの貴方。
でも時より見せる笑顔がとても私の心を温かくしてたそんな貴方と話しをするようになったのは初めて会ってから一ヶ月くらいしてからだったね、正直その時のことはあまり覚えてないんだ。すごく舞い上がってたから‥。
付き合いだすには、そんなに時間はかからなかったね付き合いだしてからは、
よく夜の街をドライブしたり、部屋で一緒に映画をみたり、貴方は韓国の戦争映画が好きで一緒に見たけど本当は私、アクションとか戦争映画って苦手だったんだけど貴方の好きなものはなんでも好きになれた。誕生日には私が1番欲しい物をくれたよね、年の数のピンク色の花とカスミソウの花束。感動し過ぎて涙が出なかったよ…それと一つだけのショウトケーキ。
照れやの貴方がケーキを買う姿を想像したら少し笑えちゃったの覚えてる。
バレンタインには私が初めて作った形の悪いケーキを残さず食べてくれたね。
ありがとう。
そんな幸せな時間が今でも忘れられない。私が突然、切り出した別れ話…私は何故だか大好きな貴方への不安が消えなかった。大好き過ぎたからこそだったのかも知れない。だけど…貴方以上の人は貴方と別れて、二年、未だに見つからない別れる時、貴方の啜り泣く声で私も涙が溢れた。
こんなに好きなのに…。
自分に自信がもてなくて、別れる事を選んだ自分に、貴方の愛に背中を向けてしまった自分に今更、後悔してる。二年経った今でもこんなに愛してるのに…。
でも貴方はもう私を受け入れてくれない。
もし今、あの時に戻れるのなら…もしもまた貴方とのあの時間を取り戻せるのならもう私は何もいらない、きっとこれから先も貴方を忘れることはできない。
そして、貴方以上に誰かを愛することはできないと思う。
もし…あの過去に戻れたら