今から14年前の話しです。バイト先で知り合ったやすのは、タメで、モデルのようで誰がすれ違っても振り向くような綺麗な女性でした。
約半年程お友達として、ほとんど毎週デートを重ねていましたが、結局友達関係以上には発展しませんでした。まるで親友そのもののようでした。
僕は、自分の出来る精一杯のことを彼女にしてあげましたが、結果として付き合うことがありませんでした。
そのうち、お互いに恋人ができ疎遠になって放れ離れの人生を送るようになました。
当時の手紙もなくなり、連絡先の入った携帯の紛失、携帯の変更でまったく連絡が出来なくなりました。
その当時は、恋人同志ではありませんが、沢山話し合って、楽しんだり、沢山笑って、僕には親友以上に大切な人との恋愛そのものでした。
最後まで自分をとことん信じて、彼女が振られるまで待つことが出来ていれば、付き合ったでしょうし、そこまで待つことが出来ているなら、きっと結婚までしていたにちがいありません。
彼女はその後、結婚し子供を産んだことを一度電話で話しました。機会があれば、親友同志としてまた会いたいとお互い、話しましたが、そのまま音信不通になってしまいました。
今どうしているのでしょうか?
14年前、「もう遅いよ。僕には恋人が出来てしまったよ。だから今は君と付き合えない。ごめんね。」と伝えた言葉を今でも覚えている。
続けて、「もし今僕に付き合っている女の子がいないなら、明日にでも僕と愛し合えるかい?ホテルに行く覚悟があるのかい?」と尋ねるとうんと彼女は答えたのでした。
でも僕は、その時付き合っている女性を第一に選択したのでした。
お互い別々の人生を送ることになりましたが、人生最大、人生最高の恋愛はやすのとの出会いです。
今でもやすのことを愛しています。
もし再会することができるなら、是非会いたい。その時は、この気持ちを素直に伝えたい。
愛してると。
かつや