相手は掲示板で知り合った20代後半のOL。
見た目はとても…というか、かなり地味で言葉少なく、大人しい、甘え下手でプライドや羞恥心が人一倍強い女。
スタイルはやや痩せ気味、そして胸はかなり控えめ。
ここで知り合って、たまに何度か会う…そのくらいの距離感。
彼氏持ちということもあり、会うのは平日の夜。
その日もメールで連絡があり、いつものように夜のドライブへ。
「見せてごらん?」
そう、告げると、助手席の女は顔を真っ赤にしながら無言で頷いた。
今晩の服装はとてもオレ好み。
オフィスカジュアルというんだろうか、白いブラウスにカーディガン、スカートは気持ち膝上丈のフレアスカート。
ゆっくりとそれでも確実に、時折、窓の様子を伺いながら、スカートを捲っていく…。
オレはこの時間がとても好き。
スカートを捲っているときの表情や仕草、微かな吐息、布の擦れる音、なにより、自らスカートを捲っている女の気持ちが伝わってくる。
不思議とニヤッとしてしまうし、自分はSなんだなと改めて実感できる。
人一倍羞恥心が強い女なのだろう…何度か会っているというのに、
こちらの指示通りに、ほんのりと下着が見える位置までスカートを捲りあげると、か細い声で
「は、恥ずかしいです…」
それはそうだろう。
隠していた太ももは露わになり、パンスト越しとはいえ、下着が見えているのだから…。
「本当にお前はいやらしい女だな」
「そ、そんな…」
「オレをもっと愉しませてくれるかい?」
「…はい」
そう頷くと、助手席の女はブラウスのボタンをはずし始めた。
一つ、また一つ…ボタンを外すという行為が女のM心を刺激するのだろう。
「これでいいですか…?」
ブラウスの中に隠れていたブラが露出する。
下着とセットの白いブラ。
お世辞にも大きいとは言えない控えめなバスト。
むしろ貧乳だろう。
ただ、それが余計に車外を通り過ぎる街灯の明かり、そして女の肌の色と白のコントラストと相まって艶めかしさを感じる。
「興奮しているね?」
「は、はい…、見られるかもしれないのに」
「そういうところお前らしくて可愛いよ」
女の息遣いが荒くなってきているのを感じると、オレはさらに辱めるような命令をした。
「足を開いてごらん?」
無言で頷き、女は恥ずかしそうに、モジモジと足を広げ始めた。
このまま足を開かせるのも悪くない。
が、少し意地悪してやろうと思い、車が信号で停まるとおもむろに女の太ももに手を添え、少し乱暴な感じで足を広げてみた。
「…っ!ダ、ダメッ!」
無意識に出た言葉だろう。
女が嫌でないのはよく知っている。
本当にイヤなのであれば、オレと何度も密会はしないだろう。
「見られてるよ?」
別に誰かに見られているわけではないが、女の羞恥心や背徳感を煽るため、興奮させるために言ってみる。
言葉で煽りながら、開脚させた太ももの内側を擦る。
自分の感じるポイントを愛撫されて嬉しいのだろう。
女は浅く腰掛けるように体勢をかえ、さらに足を広げる。
スカートもさらに捲れ上がり、先ほどよりも剥き出しになった下着。
「おやおや…自分からおねだりかい?」
「い、意地悪です…」
気付けば、いつの間にか女は膝を立て、M字に近い体勢で無防備な姿を晒している。
股を開かされ、息を荒げて、何かを欲している、懇願している女の表情はオレのS心をさらに刺激する。
「見せてごらん、オレだけに。」
女は誰にでもMになれるかといったらそうではない。
また、大勢に痴態を見せたい露出癖があるわけでもない。
信頼し、尊敬して、安心して身を委ねることができる相手にだからこそ見せる自分の姿。
目の前の存在にだけ見せる淫乱なメスの姿。
オレがどんなことを望んでいるのか、オレの言葉から理解したのだろう。
女はパンストに手をかけ、ぎこちない手つきで脱ぎ始める。
パンストという存在が無くなることで女の姿は様子を変える。
ただのパンスト、されどパンスト。
パンスト半脱ぎという状態に興奮する男は多いんじゃないだろうか。
「今、どういう状況なのか…言ってごらん?」
ドライブ中の車内でパンストをひざ下まで下ろし、下着を晒す…。
羞恥心や背徳感だけではない。
車内という密室空間が、さらに緊張感を助長させ、非日常的なそのシチュエーションは興奮を確実に煽る。
自分がどんな状態なのか、何をしているのか…それを自覚させることも大切。
「…車の中でパンストを脱いでいます。」
「どうして?」
「…悦んで欲しいからです」
「素直だね、ところでお前はどうなんだい?」
「……」
「言うんだ」
「……す、すごく興奮してます」
しかし、残念なことにパンストが膝の位置にあることで先ほどより足が閉じてしまった。
見た目のだらしなさは薄くなったが、得るものはある。
実際に触れて確認したわけではないが、女の上気した顔、荒い息遣い、ほんのり香るメスの匂いから濡れているのは容易に推察できることだ。
『もっと、辱めてください』
言葉は無くても、女の目からは懇願ともとれるモノを感じる。
…本当にイヤらしい女だ。
「パンスト、片足を脱いでごらん?」
そうオレが命令すると、女はオレの言葉を予想していたように、どこか嬉しそうな表情で片足だけパンプスを脱ぎ、パンストを脱ぎ始めた…。