ずっと田舎に住んでいた私の父は、そこが嫌で都会の会社
勤めになって母と結婚し私を生んだ。幼稚園に入るころま
では母と三人で祖父の住む田舎に帰っていた。祖父の家は
大きく、離れとかお手伝いさんが住む別棟とかもあって、
昔ながらの蔵もあった。離れにはトイレがなく、庭先にあ
るトイレ専用の建物があって、大きな岩や灯篭が置かれた
小径を行かなければならず、一人では夜中にトイレに行け
なかった。一週間ほどの滞在は怖くもあり興味もあった。
で、小学校に上がった年の夏休みもかわらずに三人で田舎
の家に来たのだけれど、かっちゃんも小学生になったこと
だし、二日目から三日間、一人でお泊りしてみようよと言
い出したのは確か祖父だった。私は半べそかきながら抵抗
示したが父母は田舎家を後にした。さすがに夜離れで一人
は可哀そうだろうと祖母の配慮で、二人いた住み込み女中
のいる別棟の空き部屋が私の部屋となった。その別棟には
トイレも建物の中にあり離れよりましだったが、実際は長
い廊下の角を曲がった奥にあり、廊下にかけられてる能面
とか彫像、昼間見てもなんでもなかったものが怖くて廊下
の角から先に行けずに泣いていた。すると、女中部屋から
トモさんと呼ばれてた若い方の人が気付いてくれて、トイ
レまでついて来てくれて、パンツを下ろしちんちんをもっ
ておしっこさせてくれた。で終わった時根元の方を指では
さまれブルブルっとなんどか振って先っぽにのこったおし
っこを振り落としてくれた。それが妙にきもちよかった。
廊下を戻って自分の部屋に行く前の部屋がトモさんの部屋
でその隣に先輩だか年上のクミさんの部屋があった。私に
与えられた部屋はさらにもどって突き当たったところを曲
がった広い部屋だった。私は、一人でかえるの怖いとトモ
さんに言ったら、ついてきて来てくれて私が寝付くまでい
てくれることになった。でも、クミさんには内緒だよと硬
く口止めされた。しかし、翌日、トモさんは部屋の外の隅
で祖父から厳しく怒られていたのを目撃してしまった。ど
うやら、クミさんは気が付いててそれを報告したらしかった。
それでも朝食時には屈託なく接してくれて何事もなかった
かのように三日がたち父母が迎えに来てくれた。やっと帰
れる!それが正直なところだった。小学校三年までそんな
パターンの夏休みのイベントがあって、父母と離れていた
三日は、トモさんかクミさんが散歩がてら買い物に連れて
行ってくれたり、近くの神社の夏祭りに連れてきてくれた
のでそれなりに楽しい夏休みで絵日記の題材なんかにもし
た。四年生になると母は来なくなり父が連れてきてその日
のうちに帰ってしまい、最終日、母が迎えに来てくれると
いうパターンになった。それが六年生まで続いた。
スケベ心が芽生え始めた四年生くらいから、トモさんと入
るお風呂が楽しみになり、変なことを考えるとペニスが大
きくなるようになっていた。それは、五年生の夏にトモさ
んにバレた。一緒にお風呂に入って、体洗ってあげるから、
出なさいとうながされたとき、勃起してしまっていたので
グズグズしていたら、トモさんが耳打ちするように寄って
きて「いやらしいこと考えてオチンチン大きく硬くなっち
ゃったんでしょ!」と図星さされて風呂の中で大赤面。出
られずにいたら、また耳打ちするように「男の子はねしょ
うがないの。黙っててあげるから恥ずかしがらないで出て
らしゃい」そういわれて出て風呂の椅子に座ると、ペニス
がツンと足の間に立っていた。トモさんは全身を泡だらけ
にして体中を念入りに洗ってくれて、そのとき、ペニスを
握られてしまった。「洗い終わってお風呂つかったら、そ
んときわたしのとこさわらせてあげる」とこっそり話して
くれた。毎日のお風呂が楽しみになっていた。
夏祭りは金曜日の夕方から始まるのが通例だった。夕食時、
トモさんが「そうだ、もうかっちゃんも五年生だし、夜祭
連れて行ってあげてもいいですよね」と祖父母に言い出し
たのがきっかけで夕食後、祖父母とトモさんと私の四人で
夜の神社に向かった。クミさんは祭りとか好きでないし後
片付けあるからと留守番を申し出たので来なかった。夜店
やお囃子舞台やら屋台が出ていて賑やかだった。祖父母は、
トモさんにあんまり遅くならんように帰ってこいよという
ようなことを言い、食べ過ぎるなよと言いながらもいくば
くかの小遣いをトモさんに渡し、先に帰った。お好み焼き
やイカ焼きを食べ飲みもも飲んだ。トモさんのカップは大
きかったので少し頂戴というと、ホントは子供ダメなんだ
よといいつつも一口の飲ませてもらったら、なんとビリビ
リして苦い。ビールだった。「それ、おさけじゃん!いい
の?」と不服そうに言うと「だってわたし、もう、21よ。
大人なのよ。お、と、な」と言って私の鼻先をちょんとつ
ついた。その時、風が吹き抜け、トモさんの浴衣のすそを
大きく開いた。トモさんのパンツが丸見えになって、私は
勃起した。浴衣だからすぐにバレた。「ああ!パンツ、見
たな! よーし、じゃあ、これから肝試ししよ!」「えっ!
肝試し?やだよ、怖いよ。」「わたしが初めにこの階段の
上の奥社に行くから、百数えたら追いかけてきてわたしを
見つけれたらかっちゃんの勝ち!で、いいことしてあげる」
「いいこと?」そういうと、トモさんは人気のない古い階段
道をさっさと登って行ってしまった。私は律儀に百数えてか
ら登り始めたら、両脇にキツネや灯篭やいろいろな像が並ん
でいて薄明りに浮かび上がっているではないか。そんな長い
階段じゃなかったがとトモさんの姿は見つけられないまま階
段を上り切ると古い社があって狛犬とかがおかれていたりも
う、死にそうなくらい怖くてトモさんの名を呼んだ。しかし、
返事がなかった。勇気を振り絞って社の裏側に向かった。裏
側は結構広い広場みたいになっていてなぜか土俵のような山
があった。トモさんがみつからない。焦りつつ土俵回りをい
くとベンチがあって、そこにトモさんが座ってた。安心する
やら怖かったことや見つからなくて悔しかったことなどがこ
みあげてきて、トモさんの隣に座ったとき、泣き出してしま
った。そしてトモさんの胴体に抱きついてしまった。おっぱ
いの感触を顔に感じた。「トモさんのいじわる!もう、ホン
トに怖かったんだからぁ」と文句を言ったが、その時、萎え
ていたペニスは勃起していた。「わたしを見つけたから、か
っちゃんの勝ちね。じゃあ、約束通りいいことしてあげる。
でも、絶対二人の秘密よ。守れる?」私はうなずいた。
トモさんは手を引っ張って胸にもっていって、おっぱいを触
らせてくれた。ブラジャーとかしてなかった。その手を下に
導きパンツの上から女の子の部分をさわらせ、中指で溝をは
わせ手全体で優しくなでていてといわれた、抱きついたまま
の姿勢で私には自由はなかった。トモさんの手はパンツの中
の僕のペニスを捉え握りながらこするようにゆっくり動かし
はじめどんどん早くなっていった。私もトモさんのところを
さする速さを速めた。トモさんは気持ちいい気持ちいといい
ながら、私にも「どお、気持ちいい?」と聞いてきたので
気持ちいい、すっごい気持ちいいと答えた。そうこうするう
ちに今まで味わったこともないような気持ちよさがペニスの
根元の方から押し寄せてきて「ねえ、トモさん、おしっこ漏
れそうなくらい気持ちよくて、どうかなしそう!」そう言っ
てる矢先になんとも言えない快感が起こりペニスが根元から
脈打ちドクドクど音が聞けそうなくらい跳ね上がった。
「き、気持ちよすぎる~!死ぬ!死ぬ!気持ちよすぎて死に
そう。」トモさんはれいせいなようだった。「あら、かっち
ゃん。まだ、でてなかったんだあ。」
「な、なにが?」
「精子よ。」
「トモさんのあそこも湿って来てた」
「気持ちいいと濡れるの。直に触ってみる?そっとね」
「女の子って柔らかいんだね。男の子かたくなるけど」
「硬くなるとこ、あるのよ。それは、こんどね。」
その時は確かに射精していなかった。
いま思うとなぜあそこで入れさせてくれなかったんだ
ろうと思うトモさんが僕のを入れさせてくれたのは、
中学生になった年のことだった。その時はもう精通してて
精液も結構出るようになってて、妊娠するかもしれない
危険があったのにコンドームとかもなしで入れさせて
くれた。私はトモさんのことが好きになって結婚したいと
すら思っていたが、翌年中学二年のとき田舎に行った時、
そこにトモさんの姿はなかった。祖父にトモさんはどうし
たのと尋ねたら、「里に帰って嫁にいった」とだけ答えた。
あとから、まだいたクミさんから「トモとあんたのこと、
バレてたみたいだったわよ」と廊下でのすれ違いざまに言
われ呆然とした。その夏は、離れで過ごした。離れでの夜は
トモさんとのセックスを夢見てオナニー三昧だった。翌年
中学三年は受験のこともあって、夏期講習が終わった八月の
終わりころから田舎に行った。父母の不在時期に合わせてそ
うなった。すでに一人で行くようになって4年目だった。
時期がいつもと違うこともあって、祖父母も自治会の慰安
旅行とかでいない日があり、クミさんと二人きりの夜が二日
あった。クミさんはトモさんより3,4歳年上で意地悪な女
かと思ってあんまり近づかなかったが、二人きりで話すとい
い人で、要は祖父母の前では真面目で硬い女を演じていただ
けのようだった。夕食時話が弾み、勢いづいて、童心に還るのは
必要なことと二人で風呂に入った。性欲盛んな中三には多少
年上だろうが、欲情した。クミさんはそんな私をじっていた。
てっきり風呂でセックスかと期待し勃起もみせびらかすよう
にしたが、体を拭きあうとき、ちょこっと触ってくれただけで
ガッカリした。しかし、夜離れで寝る準備を始めたころに
クミさんが浴衣姿でやってきて、わたしでよかったらお手伝い
しますよと添い寝してくれて、もう、そこからはめちゃくちゃ
だった。「入れてしまいますよ。いいわね」「は、はい。お願
いいたします!」
めでたく童貞卒業し、その夜、四回、翌日は三回の性交を繰り
返した。クミさんとの歳の差10歳はあったと思う。いい初体験
となった。