東京に行ったとき、よく買い物をするアダルトショップ。
久々に訪れ地下に降りた。フロアには年配の男性、中年の女性、外国人観光客らしき・・・
一人で棚を見つめている中年女性がちょっと気になった。フロアを回り、その女性の近くで別のアイテムをながめたりしてみた。
年配の男性が去った、この女性はあの人の連れではなかったんだ。
私はエレベーターで上の階に上がり、一通り見て回った。
再び地階に降りると、女性はまだ居り、下着などを見ていた。
私も同じコーナーで男性用下着などを手にして様子を見た。
若い韓国人数人のグループがやってきた、女性はそそくさとフロアを離れた。
私も少し遅れてフロアを去った。
女性は店を出たのだろうと思っていたら、上の階のランジェリーコーナーにいた。
私もそこへ行き、同じようなものを眺め、先にコーナーを離れ、コスプレコーナーに行った。程なくして女性もコスプレコーナーにやって来た。
壁に掛けられたメイド服を見ている。
隣に立って声をかけてみた。
「こういうのお好きなんですか?」
「カワイイなって思って・・」
貴女さっきは地下で乳首吸引アイテムとかじーっと眺めていたのに・・・
「きっと似合うと思いますよ」
「でもサイズがねー」
身長は150センチ、年齢は30代後半くらいだろうか?
ややぽっちゃり体形の女性だったが、話に応じてくれるとは思わなかったのでちょっと意外。無視されちゃうかな?って。
「この手の衣装、よくお使いになるんですか?」
「カワイイから着てみたいと思うんだけど、なかなか合うサイズが無いのよー」
「そんな事はないと思うんだけど」
「胸の下あたりがねー」
「アンダーバストがきついんですか?」
「そうなのよねー」
でも貴女、さっきはボンテ―ジコーナーでかなり時間かけてみてましたよねー
「サイズいろいろありますよホラ」
「Mサイズはダメなのよー、XLも大きすぎるかなー」
「あー確かにそのタイプのLは売り切れですね」
「残念ねー」
それそれ店を後にした。
どこの誰かも知らない女性、ナンネにいたりして。