誰にも話すことなくこの歳まで胸の中に閉まっていた話をお話します。このときの体験は、いまも頭の中に静止画像のように焼き付いて、フラッシュバックのように、ふとした瞬間に頭の中に映し出されます。
幼稚園のとき、わたしは隣組の女の先生が大好きでした。スラッとして綺麗な顔立ちの美人な先生でした。隣組の先生なので、普段なかなか顔を合わせることがなかったんですが、その日は幼稚園のイベントで他の組とも一緒に、もう今では覚えてないですが集まって何かをする日でした。
わたしは、大好きな先生に会えるとドキドキしていました。そして、ずっと先生を目で追っていました。先生は、ふとどこかに行こうとしていたので、わたしはこっそり後を追っていました。先生は女子トイレへ入りましたが、わたしはまだ幼く、そこが何をするとこなのかもよくわかっていませんでしたので、大好きな先生を追うことに夢中でした。中に入ると、いくつか個室が並んでおり、わたしは何をする部屋なのか不思議に思っていました。
ひとつ扉の閉まった個室があり、大好きな先生が中にいるのは明らかでした。
ですが、子供ながらに何か気づかれてはいけない空気を感じて、物音を立てないように気をつけていました。
ですが、個室の中にいる先生が気になってしょうがなくて、床に寝そべりその隙間から、先生が中で何をしているのか、じっと見ていました。
すると、ほんの少しゴソゴソした後、立った状態から、スカートをたくし上げ、ゆっくりと黒いタイツと下着を下ろし始めました。
ゆっくりと和式便器にしゃがむと、そこには黒い繁みがありました。わたしの視界に向かって、世界が黒く閉じていくような感じがあったのを覚えています。
そして、先生におちんちんがないことに同時にびっくりしたのです。
黒い繁みにはよく見ると割れ目があり、それはわたしの世界にできた初めての裂け目でもありました。
先生はちいさく息を吐くと、黒い繁みからちょろちょろと水が流れ、それはシャーっと音を立てて勢いよく噴き出していました。大好きな先生の黒く繁った泉、そこから止めどなく流れる、なんと表現したらよいかわからない美しさに、その場のわたしはただ濡れていました。
だんだん勢いは失われていき、ぽたぽたと垂れる滴。その滴は、きゅっとすぼまってはいるものの、ひくひくとした先生の蕾を濡らしていたのを覚えています。