中学の卒業式を終えた後、私は幼馴染の男子に告白することにしました。
名前は蓮で幼稚園から一緒でアパートの隣の部屋で中学2年の秋頃から気になり始め同じ高校を受験しお互い合格したので告白することにしました。
最初は4人で帰り私と蓮は家が遠いので最終的に2人になります。
2人になると蓮が
「中学の制服を着るのももう終わりだな」
「うん」
「もう直ぐ高校生だから優子、練習してみない?」
「練習って?」
「スカートを短くすることだよ」
私の中学のスカートは校則通り膝下です。
「分かったやってみる」
スカートを折るところを見られるのは少し恥ずかしいので物陰に隠れ折りました。
「そういえば高校生のスカート丈ってどのくらいだろ」
高校生のスカート丈は膝丈から膝上20㎝以上と様々です。
よく分からないのでドラマやアニメで見る膝上20㎝くらいにしました。(股下10㎝くらいです)
蓮に見せると「可愛いじゃん」と言ってくれました。
「ミニスカート穿くの久しぶりだから恥ずかしいよ」
時々吹く風にヒラヒラするスカートを蓮が見ながら歩いているのが分かりました。
少し歩くと私は「待って蓮」と蓮を止め向き合って「蓮、私蓮のことがー」と言ったところで強風が吹き私のスカートをめくり蓮にパンツを見られてしまいました。
蓮は無言で固まっていて私は「はうぅ~」と言って恥ずかしくてスカートを押さえ走って帰りました。
離任式の日にまた同じ服装で告白しましたが
「まだ誰かと付き合う気はない」と言われフラれました。
その後は特にギクシャクせず今まで通り幼馴染として接し希望大学も一緒で2人とも受かったので高校の卒業式の日に告白したら今度は付き合ってくれました。