娘(28歳)のマンションに3泊した折に、近くの銭湯で経験した出来事です。
私が銭湯好きなことを知っている娘が、マンションから徒歩で行ける銭湯を調べてくれていたので、3日続けて娘と孫(4歳の男の子)と一緒に利用しました。
孫にとっては勿論、娘も銭湯を利用するのは初めてとのことです。
こじんまりした昔ながらの銭湯で、番台にはお婆さんが座っていました。
浴槽も浅いのと深いのと二つだけですが、私たち以外にお客さんはお年寄りが2~3人と少ないうえに、お湯はとても肌にやさしく、娘も気に入った様子でした。
3日目のことです。
翌朝は私が早立ちなので、それまでの2日間よりは早い時間帯(4時台)に出かけました。
女湯の引き戸を開けると、時間帯が違ったせいか番台にはお爺さんが座っているではありませんか。
娘を振り返ると、ショックで顔が少し引き攣っています。
無理もありません。
私は、普段利用している銭湯の番台がお爺さんなので慣れていますが、娘にとっては初めての経験なのですから。
私も初めて利用したときは「イヤだー」と思ったものですが、通っているうちに何ともなくなり、今では素っ裸で番台に(ドライヤーを利用するため)両替に行ったりもします。
(続く)