初恋の相手の裸というのは特別な味わいがある。
幼稚園が一緒だったナオミ(仮名)に再会したのは中学だった。
最初はナオミが幼稚園で一緒だった女の子とは気づいていなかった。
小学校は別々だったし、6年も経っていたので、お互いのことはすっかり忘れていた。
中学1年で同じクラスになり、ちょっとしたきっかけで同じ幼稚園に通っていたことが分かり、お互いにあの時の子だったのか、と思い出したのだ。
そのような縁と、6年ぶりに再会したナオミがネコっぽい顔立ちで可愛くなっていたこともあり、俺は密かにナオミに恋心を抱くようになっていた。
ナオミとは男女6人の友達グループとして仲良くはなったものの、当時の俺は完全なシャイボーイで、フラれるのが怖くてナオミに告白することなどできなかった。
俺がナオミのことを好きなことは友人からはバレバレだったのだが、結局卒業までナオミに告白することはできず、高校は別々となってしまった。
それでも前述の友達グループ付き合いはその後も続き、年末年始は集まったりもして、ナオミとは交流が続いている。
残念ながら俺の初恋は成就しなかったのだが、俺はどうしても叶えたい欲望に抗うことはできなかった。
ナオミの裸だ。
大学に入って覗きの味を覚えた俺は、初恋の相手であるナオミをターゲットにした。
昔は今と違って卒業アルバムに同級生の家の住所が記載されていたので、ナオミの家はすぐに特定することができた。
俺は焦らず慎重に下調べを行った。
家の前の人通りは少ないか、敷地内にどこから入るか、風呂場や脱衣所はどこか、バレた場合の逃走経路はどうするか。
入念な調査を経て、俺は夏が終わる前に決行に移した。
ナオミには姉がいるが、大学を卒業して他県で働いていることは知っている。
なので、今は両親とナオミの3人暮らしだ。
俺はナオミの家の敷地内に侵入して、風呂場と脱衣所の前に移動した。
残念ながら脱衣所の窓は鍵が閉まっていた。
一方で風呂場の鍵は開いているが、風呂に入る時に閉められる可能性もある。
1/3の確率でナオミが風呂に入る時に、どうすれば一番ナオミの裸を見る事ができるのかを必死に考えた。
俺は来た時のままの鍵は開いていて窓自体は閉まっている状態をキープした。
暫くすると、脱衣所の明かりがついて誰かが入ってきた。
うがいや咳の音からして父親だと分かり、俺は何もせずにそのままやり過ごした。
ナオミの父親は20分くらいで入浴を終えて出て行った。
風呂場の窓はそのままだった。
あとはナオミか母親のどちらかだ。
待っていると再び脱衣所の明かりがついた。
耳を澄ませると、「ナオミちゃん、先に入るねー」という声が聞こえた。
脱衣所に入ってきたのは母親だ。
先日も大人の女性の裸を見て興奮した俺としては、ナオミの母親の裸も見たい衝動に駆られたが、グッと我慢してこの後に出てくるメインディッシュを待つことにした。
母親の入浴は30分くらいで終わり、次にナオミが風呂場に入ってくる前に、風呂場の窓を少し開けて、ビデオカメラを隙間から覗かせた。
一か八かの賭けだったが、次に来るのは確実にナオミだと分かっており、風呂場に入ってきた瞬間がナオミの全身を捉える絶好の機会だと、俺は考えた。
そして脱衣所の明かりがついてから間もなくして、風呂場の扉がさっと開いた。
そこには紛れもない初恋の相手のナオミの一矢纏わぬ姿があった。
ナオミは微乳だが、乳首は薄いピンク色をしていて、アンダーヘアはしっかりめに生えていた。
色白でスレンダーなボディラインが俺には堪らなかった。
高校の3年間に加えて、大学に入ってからもまだ彼氏はいない様子だったので、
男に裸を見られるのは俺が初めてのはずだった。
いつバレるのかドキドキしていたが、ラッキーにもナオミは窓が少しだけ開いていることに気付かないまま、湯船に浸かる前にシャワーを浴び始めた。
髪と身体と顔を順番に洗っていく様子を、俺は窓の隙間からしっかりと拝んで、洗顔が終わる直前に窓をそっと閉めて、ナオミの家を後にした。
今でもナオミには友達としてたまに会うが、その度にナオミの裸を始めて見た男は俺だよと、心の中で呟いて優越感に浸っている。