皆さんは元カノの事をどれだけ覚えていますか?
以前妻に、
「元彼の事って、どれくらい覚えているものなの?」
と尋ねたら、
「どれくらいって、ああ、そう言えば・・・くらいかな。やっぱり、その時に好きな人が全てだから、元彼は、まあ、何となく覚えてるくらいだなあ・・・」
と言いました。
私は、元カノの事は全員鮮明に覚えています。
その中に、一生忘れ得ない永遠の思い出の元カノもいます。
私の初めての彼女は中学2年の同級生のM子です。
M子とは何となく気が合って、よく話をするようになり、途中まで一緒に帰るようになりました。
友達に「ラブラブ~~」などと冷やかされていましたが、あの時は恋愛感情とは別だったような気がしました。
3年生になってすぐの休日に一緒に参考書を買いに行きました。
制服姿でないM子はとても眩しくて、自分より年上のお姉さん位見えました。
本屋からの帰り、立ち寄った学区外の街中の公園で、ネコが歩いているのを追いかけてトイレの裏まで行って、頭を撫でて可愛がっていた時、目が合って、そのままファーストキス・・・ディープなキスではありませんでしたがドキドキしました。
その後、休日には図書館で受験勉強デートして、帰りがけに図書館裏でキスしていました。
その後、M子とは進学した高校が別々で、自然消滅してしまいました。
結局M子とはキス以上の関係にはなりませんでしたが、私は今でもM子を最初の元カノだと思っています。
次に彼女が出来たきっかけは高1の10月で、相手は文化祭の準備でずっと一緒だったE美です。
E美は同じ中学でしたが一度もクラスが同じになったことはなく、存在だけは知っていた程度で、同じ高校になって初めて会話しました。
文化祭の準備が遅くなったので、E美を送って帰ったのですが、その道すがらの話で、
「俊哉君、中学の時にM子と付き合ってたでしょ?」
「え?あれって、付き合ってた事になるのかなあ・・・」
「ねえ、どこまでしたの?それによって付き合ってたかどうかになるわよ。」
と言われましたが、私はM子とキスしたことなど含めて何も言いませんでした。
それでも聞きたがるE美に、
「じゃあ、今の俺達の状況はどうよ?夜9時に二人連れで歩いてるんだぜ。」
「これは・・・第三者が見たら付き合ってるって言われるかもね・・・そういう事か・・・」
E美は納得して、
「じゃあ、ウチここだから。送ってくれてありがとう。」
と言って、いきなり私の頬にキスして小走りに家に入っていきました。
E美の家は昔農家だったらしく、結構デカい家でした。
その日、暫くE美の頬へのキスの意味を考えてボーっとしていました。
翌日から、当然E美を意識した生活になってしまいました。
文化祭が終わっても、二人だけの秘密を共有するかのような気分で接していました。
そして2年のクラス発表の時、クラスが別れることを知り、
「E美、途中まで一緒に帰らないか?」
と言うと、E美は、
「うん。いいよ。」
二人ならんで駅まで歩き、同じ電車に乗って、同じ駅で降りて、いよいよ帰る方向が別れる交差点になって、
「E美、2年になっても仲良くしようや。」
「うん・・・ねえ、それって、付き合おうって事?」
いくら頬とはいえ嫌いな男にキスはしないと踏んで、
「そうだな。E美が嫌じゃなければ。」
「嫌な人に、キスしないよ・・・鈍感。半年前に気付いてよ・・・」
E美が笑いながら涙を流したのを見て、
「E美の家まで送るよ・・・」
と言ってもそこから300m程度でしたが、一緒に歩きました。
E美は、家の正面を通り過ぎて裏に回り、昔は農機具が置いてあったと思われる建物の2階に私の手を引いて入りました。
そこは物置で、普段は使わないものが置いてありました。
「俊哉君、キスして、唇に・・・」
これがE美のファーストキスだったそうです。
2年になってE美とはクラスは離れましたが、恋人として特別な存在となり、次第に友人たちにも付き合っていることが広まり、校内で二人でいても冷やかされることはありませんでした。
もっとも、高校時代にはクラスの2割には交際相手がいましたから珍しい事ではありませんでした。
そのE美とは、高2の夏、E美の家の2階の物置で初体験をしました。
セーラー服を脱いでいくE美がとても大人びて見えて、下着姿になった時には、私のトランクスからは勃起した陰茎の亀頭部分が顔を出していました。
勃起状態の陰茎を初めて見たE美は、
「す、すごく大きくなるのね・・・そんあの、私のアソコに入るのかしら・・・」
「E美のアソコも見せてよ。」
ボロいソファーに布をかけて座り、パンツを脱いで足をM字にしたE美はウェットティッシュでアソコを噴いて、
「恥ずかしいなあ・・・」
と言って顔を真っ赤にしていました。
「触ってもいい?」
「指、拭いてね・・・」
指を拭いて、E美の割目を広げると、美しいピンクに濡れた膣口周りが目に飛び込んできて、じっと見ました。
クリトリスと思われるところを指で撫でまわすようにすると、
「んああ・・・やん・・・だ、だめぇ・・・」
「E美、ここ、気持ちいいのか?」
「うん、凄く感じる。好きな男の子に触られてると思うと、ああっ・・・」
E美が見せた女の顔に、辛抱堪らず陰茎にコンドームを被せてE美の膣口へ入れようとしましたが、これがなかなかうなく入らず試行錯誤、先端を埋めるようにして様々な角度に腰を動かしているうち、グリュッっと硬めのゼリー状のものに突き刺さったような感触で入りました。
「イタタッ!」
「E美!大丈夫か?」
E美はウンウン頷きながら、
「つ、続けて・・・」
私はゆっくり娘ぢを前後させて出し入れしました。
E美が私を抱き寄せ、キスを求めたので唇を重ねると、半開きの口同士で舌が触れ、そこからは激しくお互いの舌を舐めるようにキスしながら、一つに繋がった喜びに浸っていました。
やがて募る射精感に、
「E美、出る・・・」
「いいよ・・・」
コンドームの中にドクドクドクドクと射精しました。
E美の家の2階の物置は私達のヤリ部屋となり、夏は素っ裸で、冬はセラミックヒーターで温めても寒いので、上は学ランとセーラー服を着たままセックスしていました。
冬になる頃には、既に二人ともセックスに慣れて、E美も膣内で快感を売ることができるようになっていて、セーラー服の襟をはためかせながら、それでも外に声が漏れない程度に、
「ああ、ああ、あん、あん・・・」
と喘いでいました。
私は、セーラー服の女子高生が、普段学校では絶対に見せない表情を独占できる優越感で一杯でした。
高校の卒業式の翌日、E美は地元短大、私は東京の大学へ進学が決まり、切ないお別れの時がやってきました。
私とE美は初めてラブホテルに入り、一緒にお風呂に入ってはしゃいで、初めてクンニとフェラを経験し、素っ裸で最後のセックスをしました。
もう一度お風呂に入ったらまた勃起してきたので、二回戦、そして三回戦・・・E美は感じすぎてヘロヘロでしたが、私は4回目の勃起をしようと陰茎を刺激していました。
でも、もう、挿入できるほどの硬さを得ることができず、
「チクショウ・・・起てよ、E美とお別れなんだから、起ってくれよ・・・」
「俊哉君・・・もういいよ、充分だよ・・・いっぱい愛してくれて、ありがとう・・・」
「E美・・・俺・・・」
この後、ホテルを出て、二人の愛が始まった帰る方向が別れる交差点で、
「俊哉君、私達、ここで始まったよね。」
「そうだったな・・・俺、鈍感って言われたっけなあ・・・」
「俊哉君、私達、ここでお別れしよう。ここでお別れしたら、もう、会わない・・・お別れは一回でいいから・・・だから、見送りにはいかないからね。」
「E美・・・俺なんかと付き合ってくれて、ありがとう・・・俺、E美の事、忘れないよ・・・」
「忘れていいよ・・・いつか、お互い結婚して子連れで再会するかもしれないじゃない。その時には、私を愛したことは、忘れてくれてないと困るもの。」
E美が笑いました。
私とE美は、交差点で握手をして、
「元気でな!」
「うん。じゃあね!」
笑顔で別れた後、私は部屋に戻って号泣していました。