ゴム跳びの思い出その2

(その1からの続き)

私達仲良しグループは、揃って同じ中学に進んでからも、ゴム跳びに熱中していました。休み時間になると我先に校庭へ飛び出して戦闘開始！帰りにも公園や道路で制服のままやったり…。春休みには、10日くらい連続で朝から晩までぶっ続けでやったこともあります。ゴム跳びってすごい運動量なので、何日かすると1人減り2人減り、5日くらいすると私とA子だけになりました。私もきつかったけど、彼女はへっちゃらでした。すごいスタミナと運動神経です。しかも彼女、低いゴムを跳んでも面白くないと言って、高いのばっかり跳んでいました。背伸びして腕を上げた高さでは物足りなくて、木や電信柱にゴムを結んで。そのためにわざわざ家から椅子を持ち出して。

実はゴム跳びの楽しみは、みんなで高さを競う他にもうひとつありました。男の人にパンツを見られるとなぜか気持ちが良かったんです。

それって、小学生の時はあまり意識したことはありませんでした。ただ何となく、あの辺がウズウズするような気がしたんです。

中学に入ると、もうはっきり意識するようになりました。制服のプリーツスカートは、ゴム跳びをするとすごい勢いでパーっとめくれちゃうんです。そんな時は、あ～っ恥ずかしい！見られてるっ！と思うと、うっとりしてしまって…。公園や道路でやっていると、大抵見物している人がいました。私達はみんな、そうやって誰かのパンツが丸見えになると大声で、うわ～○○ったらパンツ丸見え！とか、おおーぅ！あらわーぁ！とか言って、恥ずかしさを増幅し合うのがお約束でした(笑)

私達はみんな別々の高校に進学したので、なかなか集まる機会もありませんでしたが、お互いに文化祭に招待し合って、帰りにゴム跳びをしていました。

でも知らないおばさんが、あなた達高校生でしょ？もうゴム跳びなんかやめたら？パンツ丸見えだよ！なんて言ってきたんです。それ以来私とA子以外はみんなやらなくなってしまって…。私達2人は、あのババア余計なこと言いやがって！なんて言いながら、とうとう高校を卒業するまで続けていました(大笑)