小学校3年か4年の頃、私達仲良し5人組は、体育の「昔遊び」で教わったゴム跳びにすっかり夢中になりました。私達は何かと張り合うライバルでもあったので、いかに高いゴムを跳ぶか必死になって挑戦しました。
いつもやっていたのは「女とび」という跳び方で、助走してきてゴムの手前で跳び上がって思いっきり足を振り上げ、ゴムを引っ掛けると同時に、体を回して後ろ向きになってゴムを引き下げ、もう片方の足で越えるんです。
背より高いゴムは逆立ちや側転をしながら越える方法もありました。これだと自分の背より高いゴムでもわりと簡単に越えることができました。
5人の中でも特に負けず嫌いだったのは私とA子でした。2人が張り合うとなかなか勝負が付かず、夕方暗くなって他の3人が帰ってしまっても延々と続けていました。
そんなに熱中していたおかげで、私達2人は5年生になると、背伸びして腕を真上に一杯に上げた指先の高さのゴムでも、女とびで跳べるようになりました。それを見た残り3人も、負けるものかと燃え上がってしまいました。
学校だけでなく、近所の公園でも道でもやっていましたが、いつも見物している人がいました。そんなすごい高さのゴムが跳べるというだけでなく、男の人を喜ばせていたんです。そうです!パンツが丸見えになるんです。私達はみんなスカートかワンピースだったから、足を上げた時も見えるけど、着地の時はもっとすごい!スカートがパラシュートみたいになって、背中まで丸出し!特に私とA子は一年中ヒラヒラの薄いワンピース一枚だけしか着ないで、下はパンツだけだったから、あられもない格好を晒してしまって…。まして逆立ちや側転をやると、胸まで丸出しにっ!
(続く)