俺の大好きな『女性の内面の揺れ動き』が伝わるエピソードです。
先日、会社の同僚10名で飲み会をやりました。
その中に小柄で可愛い同僚、三咲という子がいます。
三咲は未婚で、顔だけでなく性格も素直で、とても愛嬌があります。
俺は既婚なもので、飲み会の席では酒には呑まれないように普段から気を付けています。
三咲からすると、俺は家族を大事にしている良い旦那に見えるでしょう。
事は二次会のカラオケで起きました。
俺と三咲は隣に座って飲んでいました。
場所的には部屋の端、一番奥に俺が位置しています。
部屋も薄暗く、カラオケですから少し離れた席では、話し声もあまり聞こえません。
みんな楽しいのか、良い感じで酔いが回って来ていて、おもむろに他の同僚がテーブル上のピッチャーグラスを取ろうとしました。
酔っ払ってるもんだから、三咲の前に置いていた、中身の入ったコップに引っかけてしまったのです。
それを見ていた俺はコップが倒れる前にキャッチをしたのですが、中身の半分は三咲にかかってしまいました。
床もびしょびしょです。
コップを倒した犯人はおろか、全員テレビ画面を観ていて大騒ぎしています。
三咲はスラックスを履いていたせいか、とっさの事に大きく股を広げ、床を見る格好になっていました。
俺は慌てて三咲の前の床を拭こうと、左手でおしぼりを手に取り、隣から床を拭こうとしていました。
この時、意図せず俺の右手はコップを持ったままでした。
中身が入っていたため、コップを水平に保ちながら床を拭き始めたら、コップを持っていた方の肘に「コリッ」とした感触がありました。
なんと俺の肘が、三咲の大きく開いた股の恥骨辺りに当たっていたのです。
幸いテーブルに隠れて周りの同僚からはちょうど見えない位置にあります。
それでも三咲は本当に良い子で、床を拭いている俺に気遣ってさえくれました。
俺も、気にしないで。と言いながら床を拭いていました。
この間三咲は足を開いたままで、肘と股間はずっと当たっていたのですが、互いにそのことには一切触れずにいます。
新しいおしぼりを追加し、再び拭き始める時、俺は気付いてないフリをし、恥骨より更に肘を滑らせてみました。
俺の右肘がモロに三咲のマンコに当たっています。
床を拭く動作で肘を強めに押し当ててみましたが、三咲は何も言いません。
三咲も、もう少し後ろにズレることも出来たハズなのに、そうもしません。
お互い心の中では、意図的な行為だと確信しているはずです。
それでもお互い何も言いません。
床を拭くには時間をかけ過ぎましたが、時間にして4分ぐらいでしょうか。
少ない時間ではありますが、俺にとっては永遠にも感じられました。三咲もそうであると思いたいです。
俺と三咲は二人だけの世界で、絶妙な駆け引きと、誰にも言えない事を共有しました。暗黙の了解です。
その後はと言うと、二人共、他の同僚と混ざって何事も無かったかのように振る舞いました。
勿体ないように思いますが、それで良いんです。
それがまた良いんです。