高校の時、陸上部で朝練をやっていたとき、正式な名前は分からないがハードルを腰の高さほどに上げ、横からリズミカルにタンッタンッと跨いでいく「ドリル」という練習があった。
朝練だから時間もなく、少人数のグループに別れて色んなメニューをやってたんだけど、その日その「ドリル」をやってたのは女子のグループだった。
俺は自分のメニューを終えて何となく皆が練習しているのを眺めてた。
1つ後輩のトモカがドリルを始めた。
トモカは後輩の中で一番可愛い。くりっとした目でスリムでポニーテールが似合う。
そのトモカがドリルの半分くらいにきたところで、足を降り下ろすタイミングがずれ、跨いでいくはずのハードルの板がアソコ直撃した。
その瞬間、トモカは「あ゛あ゛っ」と声を上げ、ビクンとのけぞり崩れるように倒れた。
トモカは駆け寄ってくるチームメートに恥ずかしそうに「足打った~」と笑っていたが、俺は見た…確実にアソコだった。