大してエッチな話ではないですが、小学生の頃の変な萌え体験です。
小学校では、真冬の薄着が奨励されていて、子供たちの間でも寒い格好をするほど偉いみたいに思われてました。私もおとなしいわりに負けず嫌いだったので、その薄着競争に参加してました。
でも毎年薄着の子は減っていきました。強がりを言っていた男の子なんか、変な理由を付けてジャンパーなんか着て来たりして…。
残った子たちは、みんな卒業まで頑張るんだと言ってました。私も負けるものかと、うんと寒い格好をしてやろうと思い、ガーゼみたいに薄い生地の、肩と背中が丸出しのワンピースを着ていました。風がない日はまだしも、風が強い日にはワンピの中に氷みたいに冷たい風がぴゅゅゅゅーっと入ってくると、体がキリキリキリーっとして、つらいことはつらいけど、なぜかウットリしました。後で思うと、不思議なことにあの感覚は、エッチの快感に似ていたように思います。
結局、6年間一度も長袖の服を着なかったのは、私だけでした。