わたしが20才くらいの頃のお話しです。まだ男性を知らなかったわたしには、緊張と、その場を切り抜けることばかりが頭をぐるぐると駆け巡り、とても興奮したとか感じたなどと言えるような余裕はありませんでした。でも、男性を知って毎日のように熱くなるからだになってしまった今、あの体験を想像するだけでからたが熱くなります。
お買い物したあと、バスで帰ることにしました。有料道路を通るので、有料道路に乗る前に幾つかのバス停に寄ったあとは終点までとまりません。わたしはいつものように、窓際の席を選んで座りました。大抵到着するまで眠っていました。あの日もすぐに眠れそうだったのに、珍しく隣の席に男性が座ってきました。回りを見ると、他にも席はあいているのに…。一瞬だけ不思議に思ったような気がしますが、気にもしないでまた眠り始めました。しばらくすると、温かい気配に気づきました。わたしは隣の席の男性に太ももを触られていました。男性を知らなかったわたしは、目を覚ましてはいけないのではないかという、おかしな考えに捕らわれて、目も開けることができず、眠ったふりをすることしかできませんでした。
男性の手はストッキングの上からわたしの太ももや腰回りをなで回したあと、遠慮もなくストッキングの中に入ってきました。ストッキングの下を触られたあとは、もうパンティの中に指は忍び込み、指はわたしの誰にも知られない若い膨らみの中を何度も何度も動いたのです。緊張で汗をかき、わたしの心臓の鼓動は男性にわかってしまうのではないかと心配したほどドクンドクンとわたしには聞こえていました。怖いはずななのに、緊張して目も開けられないのに、いけないことをされているはずなのに、1時間近い時間弄ばれたわたしの膨らみの中からは、ワンピースの裾まで濡れてしまうほど恥ずかしいものが流れていたのです。終点間近でなんとか薄目を開けたわたしの膝は、男性の膝から一緒にベージュのコートで覆われていました。
朝のラッシュで少し触られるくらいの痴漢にはなん十回も合ったことがありますが、もあんなに大胆な痴漢にあったのはあれだけです。
男性を知った今あんな痴漢にあったなら、感じてしまうかもしれないと思うわたしがいます。
最後に、男性のみなさん決して実行なさらないでくださいね!今のご時世必ず捕まりますよ。