わたしの主人の実家は 和歌山県の山奥で、小さい町から さらに車で20分くらい走ったところにあります。細い林道の途中に、さらに細い道に曲がって登ると 昔話に出てくるような古い家が見えます。玄関は広くて土の土間で 土間に台所があり 今は使われてない釜戸もあって、始めて来た時は本当に驚きました。
水道は もちろん通っていなくて、井戸水で生活しています。
遅くなりましたが 私は46歳 主人は53歳です。
主人の実家は、お風呂とトイレが外にあって トイレは男性用の少便器があって 横の戸を開けると 大便用のトイレなんですが、便器はなくて 板の真ん中が開いていて 下には汚物が見えています。
お風呂は 今も蒔きで沸かす 五右衛門風呂で、底に板がないと ヤケドするそうです
そのお風呂なんですけど、壁がL字になってるだけで 扉がなくて 外からは見えないけど、トイレからは丸見えなんです。
実家は 高齢の義母と 主人と一つ違いで独身の義兄が住んでいます。
義兄は、身体つきは立派で 主人と違い 畑仕事や野良仕事をしているので 今も筋骨隆々です。
でも 義兄は知的障害があり、ほとんど 人と話すこともなく、目も合わすこともない人なんです。
そんな義兄も 私には親切で、結婚して二十数年たちますけど 二人になった時は ニコッと笑ってくれます。
熊本に在住しているので、4~5年に一度ぐらいしか里帰してないけど 私の密かな秘密があります