大学三年の頃、入学してきた部活の新入生。
地方から出てきた寂しさを癒す相手となった僕。
夜の大学の芝生の上で突然押し倒して唇を奪った。
お互い初めての経験で「ガチッ」と歯があたった。
暫く唇を合わせたまま時間が過ぎ 唇を離すと彼女は急いで立ち上がって私か
ら離れ小走りに芝生を離れ私が追うのを待って立ち止った。
2人は黙ったまま彼女の女子寮まで送った。
次に会った時、夜の公園で彼女を抱きしめた。
唇を合わせ膝の上に彼女を抱き上げた。膝のあたりから手のひらをあげていき
スカートの奥に手を差し伸べた。唇はあわせたまま。
ストッキングの滑らかな手触りが途切れしっとりと汗ばんだ肌に掌が触れる。
ガーターの留め金を指先に感じながら更に掌を進める。指先にシーツの縁が触
れる。異常に汗ばんだ肌が妙に欲望をそそった。
それより先に指を潜り込ませる勇気はまだなかった。
スカートの中から手を抜いて胸元をこじ開けた。
真っ白いブラに包まれた豊かな乳房が現れる。
ブラのホックの外し方を知らなかった。
強引にブラをずらし生の乳房を掴む。
わけもわからず揉んでいた。やや硬く弾力のある乳房が…初めての感触だっ
た。
数十分ほどキスをしながら乳房を揉んだ。そのあとどうすればよいのか僕は知
らなかった。「誰かが見てる…。」怯えた表情で彼女が囁いた。手が届くほど
の範囲に数人の男の影が見えた。しゃがんで僕たちの行為を見ていた。身づく
ろいを整えて立ち上がり彼女を女子寮に送った。
彼女はずっと私の手にしがみついていた。
その日をきっかけに彼女は人目を避けて女子寮の自分の部屋に誘いこむように
なった。
彼女が先に女子寮に入り玄関口に人がいない事を確認して僕を誘いこむ。彼女
は僕の脱いだ靴を持って自分の部屋に私を押しこんだ。
部屋では常に抱き合っていた。キスとペッティング。それしかすることがなか
った。彼女は決してショーツを自ら脱がなかった。私もそれだけは脱がせなか
った。セックス自体を具体的にはなにも知らなかった。フェラもクン二も指入
れも、クリの愛撫も実際僕は知識さえもなかった。
セックスは知らなかったけれど、キスと胸への愛撫だけは飽きることなく毎日
続けた。夜の大学の女子部室に忍び込んだり深夜喫茶の片隅や野球部のベンチ
など人目につかないところを探しては乳房を揉み唇が腫れるほどキスを繰り返
した。
半年ほど繰り返し「私の処女をあげる。」と言われた。ラブホで一睡もせずに
頑張ったが 処女と道程で結局出来なかった。一か月ほど過ぎて再度挑戦した
が出来なかった。気まずくなった。
その頃始めたアルバイト先で短大卒業したての女子社員と知り合った。
たまたま2人だけ会社で残業し 仕事が終わって帰ろうとしているところに更
衣室から彼女が出てきた。机の前に座って化粧直しを始めた。はじめて見る光
景に興味深々でみていると、「やってみる?」「いいの?」「口紅塗ってみ
る?」「うん。」彼女の手から口紅を受け取ると なんと大胆にも彼女は私の
膝の上に腰をおろし瞼を閉じ唇を差し出した。胸がドキドキとした。試しに口
紅を唇に沿って動かしてみたがうまくいかない。彼女は瞼を閉じて私の膝の
上。突然抱きしめ唇を奪った。そのまま抱き上げ側のソファーに押し倒した。
胸を押し広げ小振りな乳房に吸いついた。テクニックもなにもない。スカート
を引き上げショートを引き抜いた。ズボンと一緒にパンツを脱いで怒張したも
のをめくら滅法に突き当てた。生温かいぬるっとした感覚に包まれた。しゃに
むにピストンを繰り返した。初めての快感が全身を包んだ。避妊などの知識も
なくはなかったがその時は思いつきもしなかった。随分長い間腰を動かした記
憶がある。なかなかイケなかった。
僕は新しい彼女に乗り換えた。
それから毎日 残業を繰り返し二人きりきりになるのを待って会社の応接室で
指マン中心のセックスを愉しんだ。彼女のそこはいつも洪水になっていた。
いつ誰が帰ってくるかもしれない状況でのセックスは慌ただしく刺激的だっ
た。
一か月ほどたって ラブホでゆっくりと抱き合った。その時のセックスで初め
て「挿入」したと彼女は言う。「……。」どうも今まで僕はちゃんと挿入出来
ていなかったらしい。……納得いかないけれど…。