俺は大学で音楽系のサークル入ってるんですが、一年の最初のころ、二つ上の女の先輩にボーカルの個人レッスンみたいなのお願いしたときの話です。
それは調律されていないピアノと、他の教室よりは少し少ない机と椅子が並べられていた部屋で、ちょうど夕日が沈みかけていた頃でした。
俺は複式呼吸での歌い方がいまいち分からなかったので、それを教えて欲しいというと、先輩は複式呼吸での歌い方と、普通の呼吸での歌い方の二通りの歌い方をして、違いを教えてくれました。
俺も真似てみるのですが、いまいちうまくいきません。それを見兼ねた先輩が俺の手を掴んで、先輩のお腹に手をあてさせました。先輩のお腹は呼吸する度に膨らんだり、萎んだりして、ほとんど服しか触っていなかった俺は、先輩のお腹が膨らんで手に触れるたびに手を引っ込めそうになってしまいました。
先輩は、複式呼吸でのお腹の膨らみを俺の手をお腹に触れさせて教えた後、「君のはこうなってるんだよ」と言って、お腹に置いてあった手をそのまま上の方へ持っていき、胸に当てました。
先輩の胸はそこまで大きいわけではなかったのですが、服越しに感じるブラジャーの金具の感触と、先輩の暖かい体温に触れただけで、俺は興奮して、息は荒くなり、心臓はどんどん早くなっていきました。
先輩もそれに気付いたのか、
「脈凄く早いね。何考えてるのかな?」
と意地悪く笑ってから、
「服越しじゃ分かりにくいよね。ちょっと待って」
と言い、俺の手を離しました。
先輩の体から手が離れても脈は早いままで、息も乱れたままでした。
先輩は俺に背を向け、何かをしていました。胸のところに両手を持っていき、何か細かいことをしていました。
今考えると、それはブラウスのボタンを外したり、ブラジャーの前のホックを外したりする行動に違いないのですが、混乱していたその時の俺は、そんなこともわからず、とにかく興奮を静めようと躍起になっていました。
先輩は再びこちらを向き、左手で俺の右手を掴み、右手でブラウスの裾を持ち上げ、その隙間から僕の右手を再び胸に当てました。 もう日はほとんど落ちて、あまりよくは見えなかったけれど、結構やせ気味の先輩のお腹のへその右上あたりに、小さく茶色い黒子が一つありました。
先輩の胸に当てられた右手から、先輩の僕ほどではないけれど、少し早い鼓動と熱い体温、それに柔らかい乳房の感触が直に伝わり、僕はほとんど本能に身を任せそうになっていました。
先輩の鼓動もだんだん早くなってきて、荒い息が僕の頬を撫でます。先輩ももう複式呼吸を忘れたようで、呼吸とともに、胸が激しく上下するのが分かります。
僕は右手を少しずらして、先輩の乳首を軽く撫でました。先輩の小さな喉仏が上下します。先輩が息を吐くより早く先輩の唇に口付けて、キスしました。キスをしたまま右手は胸を弄り続け、左手はブラウスをさらに捲り上げます。先輩の小振りな胸が露になって、俺は左手で先輩を抱き締め、右手で先輩の左手を股間に持っていき、ズボンの上から撫でてもらいました。
キスはだんだん激しくなっていき、少し唇を離すだけで、熱い吐息が漏れていきます。先輩は僕のベルトを外し、左手をズボンの中へと手を入れました。僕もスカートを捲り上げて、先輩のパンツの中へと手を入れます。
汗ばんだ先輩の太ももを軽く撫でて、少しずつ秘部へと近づいていきます。
突然、聞き覚えのある声が教室の外から聞こえてきました。
「○○……かな?」
先輩が荒い息を吐きながら、とぎれとぎれにそう言いました。
「……多分」
僕はそう答え、先輩から離れて、服を正して、ベルトも締めました。先輩も乱れた服を整えました。
後で知ったのですが、その時、○○(先輩なんですが)は先輩と付き合ってたみたいです。
ホントあぶねぇ。