その日は確か得意先に行く際、いつもの公園付近を歩いていると
佐藤さんに声を掛けられました。
「ナオちゃん、これから仕事?」
「あっ佐藤さん!そうなの、これから~」この時会ったのが10日ぶりくら
いでした。
「帰りに寄れるかい?」
「ちょっと分からないですよ、会社に戻らないといけないし・・・」
「我慢してたから、ユックリしていきなさいよ」
「分からないから、行けなかったらゴメンなさい」
その日は、紺のスカートに白いブラウスでしたが、佐藤さんは私の装いを
ジロジロとイヤラシイ眼で見ていました。
「時間あったら寄っていきなさいね」「じゃあ・・・私もういかなきゃない
ので」