その夜も Kチャンが降りしないに
「朝 来る?」
「そうだな 休みだし お邪魔しよいかな」
と 答えると、
「ウン 待ってる!」
と 降りていった。
朝 仕事をチョット早めに切り上げて Kチャン宅の近くまで来たが 少し早く着いた。
酒屋の前に 車を停め 缶ジュースを飲んでると、7時30分少し前 同居人の車が 酒屋の前を通り 国道に出て行った。
ジュースを飲み終え 側の公衆電話から Kチャンに電話し 下の酒屋から電話してる と 言うと
「ゴメン ビール切らしたから 買って来て」と
自販機でビールを買い Kチャン宅へ、Kチャンはパジャマ姿でビールを受け取ると
「お風呂もシャワーも使えるよ 入って来て その間に オツミ用意するから」
「戻って来ないか~」
「大丈夫よ今日は〇〇市の現場に行き 帰りは9時頃になるって」
シャワーを浴び出ると 女物の浴衣が置いてあり
「それ着てて~シャツや下着 洗濯機に入れちゃったから~」
見ると洗濯機が回ってる
浴衣一枚に腰紐一本の姿で居間に行くと、空揚げやサラダが並んでいた。
「Kチャン 今作ったの?」
「お弁当作りながら 作ったのよ、チョット 一人で飲んでて」
グラスにビール注ぎ 居間から出て行った。
お湯の音がしたが 赤い透け透けランジェリーを一枚羽織り 直ぐ戻って来た。
その日は日暮れ迄居て帰ったが。
1年間は頻繁に家を訪ねたりしてたが スナック辞めて少しづつ会わなくなり 2年ほど音沙汰が無かったKチャンから 突然 連絡が有り久々にホテルへ、暫くぶりだったので 明け方まで頑張って 起きたのが昼近く。
話しを聴くと 妊娠したので結婚して籍を入れると 話してくれた。
「奥さんに成るんだね! 奥さんに成ったら気軽に会え無いね!」
「そんな事無いわよ」
と 又 時々会ってたが それ以上お腹が大きく成る訳でも無く 産んだ様子も無い、又 会う事も無く成り 数年過ぎた頃 スナックで飲んでたとき Kチャンの話題が出てきて
「そう言えば 最近 Kチャン飲みに来無いのかい?」
…!?
「アレ? ナカチャン、Kチャン 死んだの知らなかった?
もう 2年も前だよ!」
「小さい頃から心臓に病が有り 朝ベッドの中で 死んでたそうだよ、旦那が朝起きないから そのまま仕事に出て 夜 仕事から戻り 死んでるの見つけたそうよ」
それは 私がKチャンを最後に抱いた 数日後だったのです。