ちょっとHな体験

文書作成業務中心の派遣会社に勤めています。入社2年目です。
派遣先にとても好みの男性がいるんです。
気さくに話してくれる人で毎日楽しく働いていました。
男としての色気もあって、しばらく話しているだけで疼いてしまうくらい。
ある日、社食で小銭を分け合った時に手が触れて、それだけでドキドキしました。
家でその時の手の感触を思い出すだけで自慰行為をしてしまうほどでした。
日に日に打ち解けて、ふざけて後ろから目隠しして「だ～れだ？」なんてするくらいになりました。
私の方が積極的だったので、そういう時は彼は少し驚いたような表情をしていましたが。
でもその「俺に気があるのか？」って感じの困惑した視線が堪らなかった。
相変わらずその手の感触や視線を家に帰って思い出して妄想する日々でしたが。
彼もノッてくると少しエッチな話もしてきたりして嬉しかった。

でもしばらく経ってその人が既婚者だと知って私は落胆しました。
突然距離を置くと変なので、徐々に距離を置くようにしていきました。
ちょうど彼の仕事も忙しくなり、私は定時上がり、彼は深夜まで残業という毎日になりました。
自然に会社で話をする時間も短くなっていきました。
でもある日私が帰宅した頃に彼から会社用の携帯に電話が来ました。
5分くらい話しましたが、特に用事は無いようでした。雑談に近かったです。
こんな電話が時々かかってくるようになりました。
私は、彼も忙しくて気晴らしがしたいかもしれないと思って電話に付き合いました。
でも会社の携帯で長電話をすると警告が来てしまいます。
私から電話番号を教えて、自分の携帯にかけてもらうようにしました。
いつも彼からの電話が楽しみで、帰宅してからずっと携帯を眺めて待っている日もありました。
彼は私に直接言いにくいことをこの時とばかりに言うことが多かったです。
私の今日の服が似合ってたとか、色気が出てきたから恋人が出来たと思ったとか。
直接聞けないところが可愛いと思いました。
いつも私は声を聴いているだけで感じていました。
毎回のように電話をしている間、ずっと手を脚の間に挟んでいました。
電話が終わるとそれまで我慢していた行為をしてしまいました。
たまにエッチな話になると、電話の最中でも脚がガクガク震えてしまう。
エッチな話と言っても、水着はビキニとワンピースどちらが好みかとか、そんなレベルでしたが。
でもだんだん更にエッチな話も時々するようになりました。
初体験は何歳かとか、どんなエッチが好きかとか。
私についてもエッチなことで話す日がたびたびありました。
つい私の胸を見てしまうことがあるとか、何人くらい経験したのかとか。
なんだかテレホンセックスの一歩手前のような感じになる日もあったんです。

気付くととても不思議な関係になっていました。
会社であっても電話で話したようなことは何もお互い触れません。
でも電話になると、あの言い方は可愛かったとか、パンツルックがセクシーだったとか事後報告みたいな話になる。
彼はもっぱら私に対して性的欲求を抱いているようでした。
だから私も隠さずに彼に対して同じような感情を持っていると告白しました。
彼はいつも会社の廊下の隅から電話しているので露骨にエッチな言葉は使えません。
でも私は家にいるので遠慮なく彼が望むようなエッチなセリフを言葉に出してあげました。
彼が喜んでくれると私もどんどんエスカレートしてしまいました。
「この後、○○さんのこと想像してしちゃいますね」くらいのことは頑張って言えるようになりました。
本当に奇妙な関係です。

電話で彼が「一度でいいから胸に触ってみたいな」と言っていました。
ある日、彼が私のパーティーションに何気なく入ってきて、黙って後ろから胸を触りました。
私は全身が硬直してしまいましたが、彼の手が動くと自然に呼吸が荒くなりました。
両手で下から上の方に何度か撫でられ、少し背中が反ってしまいました。
一度ぎゅーっと鷲掴みにされた後、ゆっくり揉まれました。
2～3分くらいの出来事でした。
最後に耳元で「ありがとう。仕事がんばってくる」と囁いて、彼は出ていきました。
私はボーっとなってしばらく仕事が手につきませんでした。
その日は彼の電話が来る前に自分で慰めてしまいました。待ちきれませんでした。
自分の指が触れた瞬間から脚の痙攣が止まらないほどでした。
でもそういう直接の接触はそれっきりでした。
やっぱりお互いに電話での奇妙な関係が貴重なものだと思っているようです。
だって、その胸を揉まれた日の電話は本当に興奮したから。
「あの時は声出せなかったと思うけど、○○さんってエッチの時どんな声出すんだろう？」
と聞かれたので、
「エッチの時は自分でどんな声出してるか分からないですよ」と答えた。
「僕がどんなふうに触ったか覚えてるかな？」と言うので、
「覚えてますよ、もちろん」と言うと、
「声、聴いてみたい」と言われた。
私はシャツの中に手を滑り込ませて、自分の手で胸に刺激を与えました。
彼がしたようにぎゅーっと胸に指を押し込むと自然にエッチな声が出ました。
「大きくて、柔らかくて、最高に良かったよ」
いつものように私を褒めてくれました。
でもいつもこれ以上のテレホンエッチはしないんです。

エッチな話はたくさんします。
私をバックで責めるときはどんな風にするかとか、指をどんな風に入れるかとか。
でも会社で会うと電話のことは何も話さない。ただのプロパーと派遣社員の関係です。
こんな関係がもう6か月も続いています。
いつかは消滅する関係かもしれないけど、とりあえず今を楽しんでいます。