かなりホラーな話になるので、苦手な人は読むのを避けてください。
大学時代、交際していた先輩がメンヘラでした。
顔は、はしのえみに似ており、物腰柔らかな巨乳美女でした。
交際したきっかけは、彼女から恋愛相談を受けたことです。
なんでも、彼氏からDVを受けているとかで、それで色々と愚痴を聞いたのが始まりで……。
その後、その男とは別れ、なんだかんだと一緒に遊びに行っている内に、正式に付き合うことになりました。
ここまでは良かったのですが……実は彼女、とんでもないメンヘラだったのです!!
交際して最初のエッチは、とても官能的なものでした。
当時、自分は童貞だったので、最初は彼女にされるがまま。
普段は優しいお姉さんの顔ですが、エッチになると彼女はとてもエロい顔を見せました。
まず、キスから始まるのですが、彼女の方から舌を入れるようなディープキス。
その際、既に手はこちらの下半身をまさぐっており、我慢できなくなって破裂寸前の息子を、ねっとり、じっくりフェラしてからのパイズリへ。
情けないことに、童貞だったことも相俟って、自分はそこで我慢できず発射。
しかし、それを口で受け止めた上で、彼女は全て飲み干して、こちらの息子が再び屹立するまで舐めたりしごいたりを止めません。
そのまま69の姿勢になり、慣れないながらも彼女の秘所を舐めていると、最後は彼女の方から騎乗位で跨って来ました。
結局、最後まで彼女に弄ばれて、中に果ててしまったのが初体験。
後でゴムをしていなかったことに気が付き盛大に慌てましたが、その時は安全日だったので大丈夫でした。
これだけ聞くと、なんて羨ましいと思われるでしょう。
しかし、肉体関係まで結んで深く繋がったと思われたところで、彼女からの態度が一変!
毎晩、深夜2時に電話をかけてきて、延々と愚痴を聞かされます。
電話の向こうで彼女は泣いており、直ぐに「もう、死にたい!」などと叫ぶので、着信拒否もできず……。
結局、始発電車の時間まで話に付き合わされ、慌てて彼女のアパートへ行くと……そこには、手首を剃刀で血祭りにしている彼女が待っていました。
慌てて介抱すると、彼女は泣きながら謝り、それから「お願いがあるから、目を閉じて」と言って来ました。
言われるままにすると、突然、自分の左手首に鋭い痛みが!
思わず目を開けると、なんと彼女が自分の手頸を切った剃刀で、こちらの手首を斬り付けていました。
冗談じゃない! 殺される! 本気で焦りましたが、彼女は何故か笑っており、「これで一緒だね槌」などと言っています。
その後も、何本か手首に切り込みを入れられ、最後に甲斐甲斐しく傷の手当てをされました。
今、思い返せば、なぜ突き飛ばしてでも止めなかったのかと思われますが……女性相手とはいえ、自分の彼女で、しかも向こうは刃物を持っているわけで、おまけに先程まで「死ぬ!」と連呼していた人間です。
こちらも頭がパニックになっており、冷静な判断ができなかったのでしょう。
その後、なぜか彼女はこちらに抱き着き、熱烈なキスをしてきて、そのままエッチの流れになってしまいました。
それからは、彼女が泣いて私を呼び出しては、手首カットからのエッチという奇妙な関係が続き、拒否すると何をされるか解りませんでした。
さすがに、連続で生中出しは拙いと思い、できるだけコンドームを用意していたのですが……ある時、コンドームが彼女の中で盛大に破け、どうやら針で穴を開けられていたことが後で発覚!
また、一度だけ疲労から息子が立たなかったときは、それだけで浮気を疑われ、部屋にある物を投げつけられました。
正直、ここまで来ると、元カレのDVというのも疑わしくなって来ました。
どう考えても彼女の方に原因があり、それで愛想をつかした元カレの方から逃げ出したか、あるいは彼女の暴走を力づくで止めようとしたことを、彼女がDVだと誇張しているのか……。
そんな退廃的なセックスを繰り返す日が続く中、彼女は仕事(短大生なので先に就職していた)先で大きな失敗をして職場をクビになり、そのまま両親に引き取られる形で田舎へ帰ってしまいました。
なんでも、動物関係の仕事をしていたのですが、そこで飼育していた小動物の餌箱に洗剤を故意に混入させたことがバレたらしく、数にして百匹近いネズミやら何やらが死んだそうです。
この時ほど、彼女に自分の実家の住所を教えていなくて良かったと思ったことはありません。
結局、それがきっかけで彼女とは自然消滅しました。
その後、彼女が典型的なメンヘラ女子であったのだと、後になって知りました。
別れた後は、まるで憑き物が落ちたように普通の生活へと戻れましたが、しばらくは自分に近づいて来る女性が恐ろしく、まともな交際ができませんでした。
特に年上の女性が恐ろしく、歳の大きく離れている女の子(とはいえ、18歳以上の子ですが)とセフレのような関係を続けるなど、かなり歪んだ性生活をせざるを得なくなりました。
年上の先輩の魅力に中てられて舞い上がった結果、一時の快楽の代償に、身体にも心にも消えない傷がつきました……。
今では無事に普通の恋愛を経て結婚できましたが、嫁も当然のことながら年下です。
周囲には、半分笑い話のように語っていますが、あの頃の先輩の死んだ魚のような目や、エッチの際の倒錯したような顔は、今でも十分に恐怖です……。