私が理系の大学に行っていた時の話。
3年の中頃から1つ上の学年の先輩から卒業研究のやり方や卒論の書き方を教わる。
面倒を見てくれる先輩は実家がちょっとしたお金持ちのお嬢様で3年まで女子寮に入らされていたため、4年から一人暮らしをしていた。
先輩に教わるのは2名ずつ。
同級生がもう1人いて、先輩も張り切っていた。
「半年間、みっちり教えるからね!」と宣言する先輩はロングヘアにロングスカートに白衣と言う洗練された服装だった。
容姿は少し残念だったけど、自分たちにとっては頼れる先輩だった。
2ヶ月くらいすれば関係も慣れてきて冗談を言い合ったりプライベートを話し合ったり、食事に連れて行ってもらう事が増えた。
先輩には彼氏はいたが、すでに就職していたし、大学卒業したらすぐ結婚の予定だった。
だから独身最後の半年間だといつもボヤいていいた。
彼氏に不満はないらしい。
しかしようやく寮から出て自由に夜で歩けたり、彼氏以外の男性(私たち後輩のこと)と話せる事が何より尊いらしく時間は無駄にしたくないと言う感じだった。
特に私は要領が悪いので先輩が付きっきりで教えてくれた。
時間内に終わらなければアパートに招いてくれて夜遅くまで面倒を見てくれ、食事まで出してくれた。
そんな中にいつものボヤきが入る。
「あ〜、もっと早く寮を出るんだったな〜。」
いつもそれを聞いていた。
ある日、研究室で恋愛観的な話をした。
私は彼女がちょうど居ないタイミングだったのもあって日々飢えていた。
だから「好きなタイプ」とか聞かれても「とりあえずカラダの相性が良ければ」みたいなダサいプレイボーイ発言をしていた。
当然先輩にはバレバレで「澄まして言ってるけどエッチしたいだけやろ(笑)」と散々イジられた。
その日も時間内に終わらなかった為、先輩宅で少し延長する事になった。
1時間ほどでレクチャーは終わり、いつものように食事になるハズが
「んじゃ、ちょいおいで。」と寝室に導かれた。1人暮らしのくせに2LDKのアパートだったため、各部屋によって用途が違うらしかった。
「え?え?」と戸惑っていると「ほら脱ぎなって!私が相手してあげるよ。とりあえず誰でも良いからヤりたいんだろ〜?わかるぞ〜」
「いや、彼氏いるんですよね?」
そう言っているそばからベッドに押しやられ、先輩も服を脱いでいく。
「いるけどさー。今しか浮気とか経験できないじゃん。男が今の彼氏しか知らないとかヤバいでしょう?だから今のうちにやっときたいわけよ。いいじゃん、私なら秘密にするし毎日会うわけだからヤりたい放題よ?」
盛りのついた大学生に理性を保つ器用さは無かった。
その日から先輩の自宅に居候し、それこそ生理の日以外は…いや生理の日はフェラヌキがあったか実質毎日ヤッた。時にはベッドから出ずに半日以上出し入れを繰り返す日もあった。
恐らく先輩の卒業まで3桁を達成していたと思う。
先輩も途中かなり悩んだ。
このまま既成事実を作れば別れられるのか。
こんなに毎日一緒にいて飽きずにセックスしてくる男を手放していいのか。
留年したら親が引き続き大学に居させてくれるのかetc...
しかし最後はケジメの為にサッパリ私たちに引き継いで卒業してしまった。