この前のこと
仕事で接待されて三件目に六本木のバーに行ったら可愛い子と不釣り合いなオッサンがカウンターの隅で飲んでいた、トイレに行くときに近くを通るから顔がはっきりわかった、初めはかわいい子だなと思っていただけだったが
妙に不釣り合いなカップルに気になって見ていたら、どこかで見たような気がしていた
一時間くらいして、またトイレに行ったら女子トイレからその子が出てきた
やっぱりかわいい、
すごくタイプな子で目が合ったらかわいい笑顔をしてくれた
ドキッとしたけど彼女は相手がいるし、話しも出来なかった
しばらくするとカップルはいなくなっていた、残念だなっとガックリしていた
かなり飲んでいたみたいでフラフラしていたから大丈夫かなとかいろんなこと考えてしまった
六本木で夜中の2時になるからその後は予想がつく
どんな関係なんだろうと考えていると、
接待相手にホテルまで送りますよと言われてあの子が気になりながらタクシーに乗った、そしてすぐホテルに着いた、なんだか物足りなくてホテルのバーで飲もうと思って店に入ったら客はほとんどいない、平日の3時過ぎにいるわけないが
奥の席にひとりで飲んでる女の子がいた
さっきの子だとすぐにわかった
やっぱりかわいい、つい声をかけてしまった、ちょっとだけ一緒に飲みませんかと言ったら、さっきの店で見たかわいい笑顔でいいですよ
と言ってくれた
たわいもない話しで盛り上がり仲良くなった
そのうち彼女は飲み過ぎたのか泣き出してしまった
唐突に泣き出したからびっくりしていると、ごめんなさいと謝られた
大丈夫?と聞くと
また泣き出した
俺はどうしようかと思っていたら少しずつ話し始めた
今の仕事がつらいということ
しばらく話しを聞いていたらどうやらさっきのオッサンが原因みたいで、内容ははっきりとは言わないがこれからさっきのオッサンの部屋に行かないといけないらしく、それで泣いていたようだ
ホテルまで着いてきたけど嫌で部屋を出たらしいが悩んだけどまたホテルまで来たがどうしたらいいかわからずバーでポツンとカクテルを頼んでいたが、まだ一口も飲んでいないままだったらしい
詳しい話しをききたいが聞きにくい
そのうちにバーが閉店になりどうしようかと思っていた
俺は彼女にとりあえず俺の部屋に行くと聞いたら立ち上がって着いてきた
フロントで接待先が用意してくれた部屋のキーをもらって二人でエレベーターに乗った、また彼女は泣きそうなだった
キーナンバーを見ると最上階の一階下の部屋だった
エレベーターを降りると部屋は一番おくだった
部屋に入るとびっくりしたスウィートだった
スウィートなんて用意しなくてもいいのになと悪い気がしていたら、彼女は部屋に入るとびっくりしたらしくさっきと全然違いハシャイデいた、喜んでいた彼女を見てホッとした
トイレは2つあるしベッドルームも風呂も2つある
ひとりで泊まるのにもったいないと貧乏くさいこと考えていたら彼女はカーテンを開けると綺麗な夜景に大ハシャギ!
テーブルにシャンパンがあったから彼女に飲む?って聞いたら飲みたいってニコニコしてた
ボトルを手に取るとドンペリでびっくりした、しかもピンク
彼女はピンクだってまた喜んでピンクなんて飲んだことないって言ってた
俺もピンクは初めてだったけどこの子はピンク以外は飲んだことあるのかとおもいながら開けたら栓が飛んでってまた大喜び!ふたりで乾杯して飲んでいたらすぐに空になった
まだ飲みたいらしい
冷蔵庫を開けるともう一本ドンペリがあった
またふたりで乾杯して飲んでると彼女がろれつが回らない感じになってきた
まあ、しょうがないなと思ってたら
彼女はソファーで寝てしまった
仕方なく彼女を抱き上げてベッドに連れて行った
寝顔を見ていたら可愛くてしょうがなくなった
その半面、こんなに可愛いのにあんなに悩んで可哀想になってきた
しばらく寝顔を見ていた
電気を消して俺はもうひとつのベッドルームで寝に行った
飲み過ぎて起きたのは昼頃になっていた
彼女の部屋に行ったら、すでにいなかった、まあいいかって思ってシャワーを浴びた
冷蔵庫から水を取りだしソファーに座って飲みながテレビをつけた
ドコモのCMがやたらとやっていた
真ん中で踊ってる子が可愛いいなってよく見るとなんか彼女に似てる気がした
まさかなっとおもいながらもなんか気になりだした
パッドで調べてみると出てきた
アップにするとすごく似てる
昨日のことを考えているとやっぱりそうかもと思い出した
あのオッサンとは接待で部屋に行くはずが俺の部屋飲んで寝てしまったんだとわかった
だから嫌であんなに泣いていたのかということ
可哀想だなと思いながらドンペリの残りがあったから飲もうとテーブルを見ると
紙が一枚ありなんか書いてある
彼女からだった
昨日はありがとう
それとごめんなさいという内容だった
最後に名前というかニックネームがありアドレスと番号が