友紀と楽しむのは久しぶりだった。
素足にサンダルを履き、ロングのスカート。
タンクトップの上にメッシュの半袖シャツを重ねていて、黒
づくしの装いは友紀の白い肌を引き立てている。
昼を少し回った頃に世田谷公園で待ち合わせた。
近くのサンドイッチショップで食事を済ませ、公園を散歩す
る。端まで歩くとベンチがあり座った。
傾きかけた初夏の日差しが樹々の間をこぼれ友紀に注ぐ。
身長は171センチメートル、瞳は少し鳶色がかっていて潤んでい
いて髪は黒に薄く栗色が混ざり艶がある。
骨格のしっかりした肉付きのよい体をしている。
笑うと口が横に大きく広がり魅力的だ。
久しぶりにあったのでお互いの近況など、たわいのない話をし
た。
髪をアップにまとめているのでうなじから背中へかけて産毛が
うっすらと生えているのがわかる。それが木洩れ日に照らされ
て金色に輝き欲情をそそる。
スカートの袂からのぞく足にはきれいにペディキュアが施され
ている。色は薄いピンクだ。
友紀とあった頃、素足を初めてみたときはがっかりした。
女のたしなみとして手入れをしていないわけではないのだろう
が、素っ気のないつま先だった。
けれども自分とセックスを重ねるようになり、抱く毎に丁寧に
体中へ愛撫を施していくにつれ素晴らしく魅力的なつま先に変
化していった。
今日のセックスを予感してペディキュアを塗っている友紀を想像
した。抱きたくてたまらなくなった。
友紀の手の甲を指に沿って指先でなぞった。
友紀から誘ってきた。
「ねぇ、たのしいことしよ。」
公園を出て俺の家に向かった。
友紀の好きなミルクティーをアイスで作り、ソファーに並んで座
る。
肩を抱き寄せキスをした。
服の上からでもはっきりと形の分かる弾力のある乳房をまさぐり、
耳をしゃぶる。中指をしゃぶらせ、首筋からうなじに丁寧に舌を
這わせる。
セックスの前にシャワーは使わせない。
友紀の汗と匂いを楽しむからだ。
自分で自分の匂いが強いことを知っているのだろう。
だから彼女は出がけにシャワーを使い、コロンをたっぷりとまとっ
ている。
でも自分は友紀の匂いが好きだった。
今日抱かれることを予感し、シャワーを浴びコロンをまといペデ
ィキュアを塗る。下着を身につけ服を選ぶ。
すべては今日のセックスを楽しむためだ。
いやらしい女だ。
そう思うと、愛撫もねちっこくなる。
鎖骨のくぼみから喉元を舐めあげ、シャツを脱がせる。
右手を上げ汗でしめっている腋に舌を進める。
出がけに剃ったのだろう、つるっとした腋だ。
昔、腋を剃るなと言ったことがあった。
真夏に二週間以上手入れをさせずに抱いたときには、顔を真っ赤
にしながら喘いでいた。
バックで突きながら手首をつかみ、シェービングクリームをたっ
ぷりと塗って腋毛を剃ってやった。
「あぁっ、気持ちいい、いやらしい」と言ってアクメを迎えてい
た。
立ち上がってソファーの後ろに廻り、手首をつかんで指を一本づ
つしゃぶる。固くとがっている乳首をつまんで軽くひねりあげる。
のけぞり際に唇を貪り唾を飲ませる。
ソファーに横に倒しスカートとパンティを一気に奪う。
膝頭からすね、足首へと向かってねっとりと舌を這わせていく。
かかとを持ち足の指を親指から順にしゃぶってやる。
足の指をフェラチオしながら指を二本膣へ挿入し、中をゆっくり
とかき回す。
勃起したクリトリスを吸い転がし、舐る。
あふれ出す蜜を吸い性器の形に添って舌でなぞり、濡れて光って
いる陰部を言葉で描写してやる。
四つん這いにさせ、むき出しになっているアナルを舌で包み込むよ
うにたっぷりと舐めあげる。
言葉にならない声を出し続け、友紀の気が遠くなっていくのを感
じる。
アナルを舐り続けながら膣へ指を二本挿入し、奥のこりこりした
ところを責め仰向けにさせる。
体をのけぞり痙攣して絶頂を迎える。
何度も何度もいかせてやる。
「もうだめぇ、おかしくなっちゃう」
でも、容赦はしない。
自分と会わない間、いったい何人とセックスを楽しんだのか。
嫉妬といとおしく思う気持ちが混ざり、責めに拍車をかける。
とどめを刺してやる。
人差し指と中指で膣をかき回し、中指をアナルへ差し込む。
足の指を音を立ててしゃぶり倒し、勃起した乳首をつまみひねり
あげる。
とろけ顔で口をだらしなく開け、よだれを垂らしながら激しく痙攣
した。
いった後の女はあどけない顔をしている。
上目遣いに自分を見つめ、その瞳が潤んでいる。
抱き上げてベッドにつれていく。
毛布を掛けると目を閉じた。
シャワーを使った。
次は自分が責められる番だ。
遠慮のない友紀のプレイを想像すると勃起した。
ベッドの端に座り友紀をみる。
きれいな顔をしている。
肌は白く、きめが細かい。
抱き寄せるように左手を友紀の頭の下に入れ腕枕をすると、
目を開けた。
自分に寄り添いまた目を閉じる。
髪の匂いをかぎ、肩から二の腕にかけての曲線に指を滑らす。
キスをしようと口を寄せると、友紀から求めてきた。
やさしく、ねっとりとしたキスだった。
互いの舌を吸い、口の中を舐めあう。
口を離そうとしても舌を吸われていて離せない。
それがものすごく気持ちがよかった。
心地よさに気を取られていると突然友紀が上になった。
腕を押さえつけられ、乳首の周囲に舌を這わせる。
乳輪に沿って尖らせた舌先がちろちろと動く。
早く乳首をやってほしかった。
それを分かっているかのように、乳首を吸われ舌先で転がさ
れる。
声がでた。
丹念に乳首を舐られ、舌が下りてくるかと思うと腋から耳へ
と上がってくる。
乳首をつまみ転がされながら、耳をしゃぶられる。
指を口に入れしゃぶらされ、口の中を掻き回される。
ものすごく気持ちいい。
耳から耳へと友紀の舌が躍り、首筋から腹へ向かって一直線
に下りてくる。
内股から膝頭、すねを伝った舌は足の甲をなぞり、足の指を
順にフェラチオする。
足の指を親指から順にしゃぶるかと思うと、今度は指の間を
舌が躍り反対の足指も同じようになぶられる。
「後ろを向いてお尻を高くあげて。」
命令に従った。
抵抗しよう、自分も責めかえそうなどとは思わなかった。
友紀の愛撫に身を任せることは天にも昇るような気持ちよさ
だ。
四つん這いになった自分に、後ろから手を回し乳首をつままれる。
舌はアナルの輪郭に沿って動いている。
乳首へのお仕置きがすむと、今度は肉棒をさすられしごかれる。
同時に固く尖った舌がアナルへ刺さる。
女が舐められているというのはこういうことなのか。
声にならない声を上げ、頭の中が真っ白くなり早くとどめを
刺してほしかった。
容赦のない友紀の責め。
「どうされたいの?」
フェラチオをしてほしいと哀願した。
肉棒をしごきながら、唾を垂らされる。
指をなめらかに使いながら、舌が迫ってくる。
口に含まれた。
友紀の口の中は暖かで柔らかかった。
けれども舌は別の生き物のように肉棒をなぶる。
我を忘れ、いきそうになる。
そうすると根本を強く握り、舌を止められる。
それを何度も何度も繰り返された。
「許してもういく」
友紀の口に思いっきり射精した。
射精の瞬間に先を強く吸われ腰が抜けそうになった。
友紀は自分のザーメンを口の中でしばらく味わうと、飲み込
んだ。
友紀に抱かれ目を閉じた。