あれは、半年前ぐらいことです。
とある顧問先の紹介で、ある訴訟を担当し、苦労の上、勝訴を勝ち取ることが
出来ました。あとあと調べると少しヤバイ関係の法人依頼者ではありましたが、
今回のみということで(着手金も多かったし・・・・)担当したのです。
判決が確定から数日したある日、依頼者の会社の社長から連絡があり、
お礼も兼ねて、食事に招待したいとのことでした。
土曜日の夕方、秘書が運転手付きのSクラスベンツで迎えに来られ、赤坂の料
亭Aに招待され、社長が迎えてくれました。
社長はこの度の一件の勝訴に相当喜んでくれたようで、
「先生の 好きなことを何でもかなえてあげますよ!」と言ってきました。
私も、「そう言われましても、私は、正当な成功報酬をいただければ・・・」
と、丁重にお答えしていました。
食事が終わり、「先生 次いきましょう!」と車に乗りました。
時間はまだ7時頃でした。
私は、ほろ酔い状態で、車の窓から見える風景をぼけっと見ていました。
たまたま、信号待ちで、舗道上を歩く女子中高生に目がいき、(いつもの
癖ですが・・・・)ニタニタしていたのでしょうか。
社長がふいに、「先生 あちらの方が好みですか?。そんなのなら、早く
言ってくださいよ!まだ若いし、お強いんでしょ!?」と言いつつ、
秘書に向かって、「おい。れいの会合は今日じゃないか?」と言いました。
秘書は、「はい。第二土曜ですから、今日でございます。ただ、8時から
ですから・・・・」社長は、「うるさい!電話を入れて、少し遅らせろ!」
と意味不明のことを話し出しました。
そのまま車は品川方面に走り出しました。
社長が、「もう少しだな!?」と言うと、秘書が、「先生 すいませんが、
このアイマスクをお願いします」とマスクを渡されました。
社長は「ちょっと秘密の集まりなもんで、少しだけ我慢してください」
と言ってきました。
数分後、あるビルの地下駐車場らしきところで、下ろされ、秘書と3人で
すぐ横のエレベーターにのり、今度は、「この覆面を付けてください」
と秘書から、マスクを渡されました。社長も秘書も同様のものをつけました。
私は、仮面舞踏会でも始まるのか?と、こんな所に付いてきて良かったのか?
と不安になりました。
エレベーターは階数表示のないフロアに止まり、ドアが開きました。
すぐに黒服の男たちが、「社長 いらっしゃいませ。 5番と6番が本日の
座席になります。」社長が「わかった!今日は特別の客を連れてきてるから
たのむぞ!」と言うと、黒服の男は、「今日は、初物も二人いますよ!」
と言いました。
(続く)