彼女とお別れをして10年、先日たまたま再会して、少しだけだったけど、同じ時間を過ごせて幸せだった。
お互い、左手柄の薬指に、違うデザインの指輪してた。
彼女とは、本当は一緒になりたかった。
出会ったのは研修所、新入社員の研修で、色んな業種から集まる社外研修で、同じ班で色んなテーマに挑んだ。
一週間の研修が終わり、離れ離れになるとき、見つめ合ってホテルにチェックインした。
研修最終日は金曜日、その日の夜、結ばれた。
それまでは、大学時代の初カノ一人しか知らなかったし、その初カノとは、処女と童貞を捧げ合って、セックスを学んだ。
人生二人目の女性、ドキドキした。
キスで絡ませた舌、ああ、彼女は処女じゃないなと分かった。
フェラも上手だったし、クンニした時のオマンコも明らかに非処女だった。
「中にはださないでね。」
と言われて生挿入、初カノとは違う入れ心地、締まり、ざらつき、断然初カノよりも気持ちいいオマンコだった。
あまりの気持ち良さに、彼女のオマンコに夢中になった。
俺が気持ち良かったのと同じに、彼女も凄く気持ちいいようで、
「当たりどころが凄くいい。」
って言ってくれた。
会うとまずセックス、狂ったように腰振って、俺も彼女もヒイヒイと発狂状態、終わった後は、暫くグロッキーだった。
お互い、オマンコとチンポが良すぎて離れられなくなった。
結婚を意識し始めた頃、遠方に新工場を立てるプロジェクトが立ち上がり、それは俺がやりたかたプロジェクトで、でも、彼女と別れたくなくて、手を挙げられないでいたら、彼女がそれに気づいて、彼女から別れを切り出された。
「足手まといになるくらいなら、その前にお別れしよ。」
最後のデート、最後のセックス、切ない涙追セックスだった。
二度と味わえないオマンコ、その感触を脳裏に刻んだ。
「それじゃあ、俺、行くわ。元気でな。さよなら。」
「あなたも元気でね。さよなら。」
10年前、彼の地を去った。
新工場プロジェクトから着工まで、4年を要した。
工場は完成まで2年、俺は計6年、その土地に住んで、その間、結婚して子供が生まれた。
その後、工場の稼働を確認した俺は、元いた本社に戻ってきた。
この街は、彼女との思い出が満載だった。
子供は二人目が生まれ、嫁さんとは夫婦仲も良く、幸せに暮らしてる。
そんな時、昔顔所とデートしたあたりに仕事で訪れて、懐かしい街をブラついてたら、彼女と再会した。
思い出の通りを十数分歩いて、思い出話をした。
10年ぶりに再会して、お互い年を重ねて三十路で、既婚同士だったけど、やっぱりまだ好きだったし、彼女のオマンコに入れたかった。
でも、お互いの幸せを祈って別れて、お互いに違う幸せの中に生きてるから、それを壊すようなことはしなかった。
ほんの少しだけ昔に戻って、そして、連絡先など交換することなく別れた。
「元気でね。」
「そっちもね。」
手を振って、すれ違うように歩き出したら、もう振り返らなかった。
改めて、俺の人生に彼女が現れてくれたから、とても大切な事を学べたと思う。
今も好きなままだし、ずっと好きなままだと思うから、彼女には幸せになってもらいたい。
人生で、自分よりも大切な人に巡り会る事はなかなかないし、それは幸せな事だと思う。
連絡先を交換せず、もう会わないようにしたのは、会えると思うと、自分が抑えられなくなるから。
あのオマンコにもう一度入れたい、その思いと彼女を愛する心が抑えられなくなるから。
彼女とは、この先も、二度と会わない方がいいと思っている。
思い出も、いつか薄れて、そして忘れてしまうだろう。
その方がいいんだ…