家族構成は大学生の男、高校生の女、会社員の主人の4人です。
2人の子供も手がかからなくなり、夫との生活も何の変化もない日常でした。
私は暇を持て余し、友達から誘われるまま近くのスーパーへアルバイトのパートとして務めることになりました。
従行人10名ほどの小さなスーパでした。
週5日一日4時間ほどの短い勤務時間です。
務めだして1年が経ち、ようやく仕事にも慣れてきたころでした。
本社より一人の男性が赴任して来ました。
自己紹介では単身赴任、私より3歳年上、趣味は筋トレ、役職は課長でした。
第一印象は、背が高く、がたいの大きな、威圧感のある男性に見えました。私の趣味ではありませんでした。
仕事上でもできるだけ避けていましたが、事あるごとに私の仕事の進捗状況に口出しをしてきました。
都度、私自身の仕事のぺースが乱され、徐々にストレスがたまっていました。
いらだつ心の乱れが、仕事に大きなミスを犯してしまいました。
初歩的なミスとはいえ、スーパにとっては莫大な損害です。
早速、課長に呼ばれ、仕事のミスを指摘されました。
商品の発注の数をひと桁間違えてしまったのです。
初歩的なミスとはいえ、スーパにとっては莫大な損害です。
処罰を覚悟していました。
意外でした、課長はそれ以上怒ることもなく、電話で取引先にお詫びをしながら、平然とその発注ミスを訂正してくれました。
思いがけないその言葉と行動に、私の心の中に安堵と、何か温かいものが込み上げていました。
ある月末の日、ようやく仕事も終わり帰りも少し遅くなりました。
課長から仕事の労いもかねて近くの喫茶店にお茶を誘われました。
以前の仕事のミスのお詫びのこともあり、お誘いに応じました。
男性と面と向き合ってお茶をするなんて、何年ぶりでしょうか?
こんな年になって、心がときめくなんておかしいと思いました。
お互いの家族のこと、たあいのない日常の話などに、お互いの共通点を見出すこともありました。
話の流れから、今度休みの日に食事を作りにでも伺いましょうかと、冗談交じりに言ってしまいました。
課長の驚きと嬉しそうな眼差しに、胸が熱くなり顔が赤らむのを感じていました。
課長と同じ休みの日、早速連絡を取り簡単な食材を用意して伺いました。
アパートの部屋のドアをノックすると、大きな声とともに満面の微笑みを浮かべた課長の顔に、人に歓迎される喜びと驚きに、胸が熱くなり心もいつしかときめいていました。
部屋の中は意外とかたずいていて、きれいでした。
簡単に部屋の掃除を済ませ、早速食事の用意にとりかかりました。
二人で囲む食卓、、美味しそうに食べる課長の姿と、弾む会話にどこか遠くに忘れ去ったときめきと幸せを感じていました
私は今まで真面目なだけが取り柄で、世間、子供、友達のことなど常に気にして生活をしてきました。
結果、何の波風もない退屈で張りのない平凡な毎日でした。
食事も終わり二人で飲むコーヒの香りと、音楽を聴きながらまったり過ごす午後のひととき、静かな沈黙の時間が流れていました。
ふと課長の優しい静かな眼差しに気が付くと、私の手を優しく包み込んできました。
温かい手の感触が心地よく、そのまま指が絡みついてきました。
課長の指がそっと私の指をなぞるその仕草は、さりげなくそれでも私に確かな意思を伝える動きでした。
耳元で囁くその言葉に静かに頷きました。
胸がたかまり、身体の中の何かが目覚めたような、そして奥深くまで染みわたる感覚に体が震えるのを感じていました。
言葉が詰まると、そっと立ち上がり抱きしめられました。
課長の逞しい体の温もりが心地よかった。
不思議と安心感があり、同時に忘れかけていた女としての高揚感を味わっていました。
私の体は課長の体に寄り添うように傾いていました。
どちらからともなくお互いの体をまさぐりあっていました。。
せかすことなく、お互いの反応を確かめながら焦らず互いの喜びを大切にする触れ合いでした。
課長の逞しい胸に顔を預けて、胸の鼓動を感じながら満ち足りた気持ちになっていました。
「今日は、来てくれてありがとう・・・」
課長のその言葉を聞きながら、目を閉じて求められる幸せ、抱かれる幸せを感じていました。
課長は握っている私の片方の手を、おもむろに体の中心へと導いたのです。
課長の意外な行動に、私は息を呑みました。
指先には固く熱をもった確かなものが、一枚の布をとおして生々しく脈動していました。
私ははしたなくも、無意識にその形、大きさをそっとなぞっていました。
今まで経験したことのない感触、太さに恐怖すら感じていました。
主人のものしか知らない私にとってはそれは倍いにも近い物でした。
目の前で露出されたそのものの大きさと長さ、上に反り返っているそれは、いまだ目にしたことのない物体でした。
今から行う行為がはたして可能なのか?
課長にはいまからの行為についていけないことのお詫びの言葉を伝えました。
しかしそれを無視するかのように、私の最も敏感な部分に押し当てられました。少しの痛みがはしりました。
ゆっくり何かを探るような微妙な動きは、私の中に今まで感じたことのない奇妙な感覚がはしり始めました。
固く閉ざされて私の内側が、まるで熱を帯びたようにじんわりと濡れていくのがわかりました。
そして、ついにその太くて硬い先端がゆっくりと奥深い場所へ突き進んでいくのを感じながら、息が止まる思いをしました。
課長のそのものの大きさに畏敬の念を抱きながらも、久々の行為になすすべもなくただ痛みをこらえていました。
どれだけの時間が経ったの、かわかりませんでした。
部屋の中では私たちは言葉を失いお互いの荒い息を感じながらも、ようやく一つになりました。
私のなかで窮屈にうごめく物の感触を感じ取っていました。
徐々に激しさをますその動きに合わせるように、しびれるような快感が波のように身体全体に広がっていきました。
こんな経験はじめてでした。
私は声を抑えることができませんでした。
何度も何度も身体の奥深くに撃ち込まれるその動きのしなやかさは尋常な速さではありませんでした。
加速されるその動きを、全身が弓なりになり未知の衝撃に身を任せるしかありませんでした。
筋トレで培ったその強靭な身体をみれば納得の動きでしょう。
「このまま、いってもいいかい・・・」
私はもう抗うほどの理性は残っていませんでした。
今まで感じたことのない感覚と快感に浸っていました。
私は静かにうなずき、彼の腰に両足をからめ両腕を彼の肩に必死に巻きつけました。
「いいよ、私の中に奥に・・・をください・・]
課長の情熱のこもったものすごい腰の動きに、打ちひしがれながら、私は思わず叫んでいました。
湧き出る精液の量と熱さに、身体の芯の震えがとまりませんでした。
すべてが終わったとき私は、ぐったりとベットの上で荒い息を繰り返していました。
課長の言葉に、小さく頷くのがせいいぱいで言葉がでてきませんでした。
体は汗でぐっしょり濡れ、全身がまだ震えていました。
今まで感じたことのない満足感と、奇妙な解放感が私を包んでいました。
課長の顔を見つめていると自然と涙が頬をを伝わってくるのがわかりました。悲しみの涙ではありません。
長い間抑圧されていた何かから解放された、喜びの涙だったのかもしれません。
彼の胸にだかれ余韻にひたっていると、敏感な内側から残っていた情熱の証が漏れ出るのを感じていました。
もう後戻りの出来ない、禁断の扉が開かれたことを思い覚悟しました。