「後お使い頼んでいい?」と聞かれ
もちろんOKっす!と答えた。
「ポカリスエットと座薬買ってきて笑」
(何だよ!全然治ってねぇじゃねぇか。)
俺はコンビニで自分が飲む酒とつまみを買い
薬局でポカリと座薬を買ってK先輩の家に行った。
K先輩が休んでいる間の奮闘記やK先輩の背中を見ていて自分が成長していた事の話をした。K先輩は「ありがとう」と「ごめんね」ばかり言っていた。
俺は自分が女子みたいだと少し情けなくなった。
K先輩は「座薬入れてくる」とトイレに向かった。
俺は3本目のロング缶を開けていた。
5分程経ったが、まだK先輩は部屋に戻ってくる気配が全く無かった。
俺は酔いからかK先輩の下着が入っているだろうと思われるケースの引き出しを開けた。
ビンゴだった!
そこには鮮やかなブラジャーがズラリ。
その下の段には鮮やかなTバックや紐パンが
綺麗に並んでいた。
こんなに若い下着付けてるのかぁ。
ふと我に返りケースを閉じたが、ブラジャーのサイズは確認しておいた。
アンダー65のバスト87と記載されていた。
何カップだよ!?
そう考えている5~6分後にK先輩はトイレから戻って来た。
「何悩ましげな顔してんのよ」
いやー仕事が終わった燃え尽き症候群です。
と適当に応えた。
K先輩こそ大丈夫ですか?
「試行錯誤したけど、入らなかった笑」と
座薬を手におどけてみせた笑
俺が入れてあげましょうか?笑
悪戯に聞いた。
「いや大丈夫だよ」
冗談で言ったつもりが、真顔で返され少し恥ずかしかった。
「私は少し横になるから俺君はアルコール抜けたら適当に帰っていいからね」
そう言いながら座薬を机に置きベットに入り込んで仮眠した。
そうだ!俺は車で来ていたんだ。
アルコール抜けたら?何時間かかるんだよ?
アルコール抜ける時間とK先輩のバストサイズで頭の中が数字でぐちゃぐちゃだった。
7~8時間で抜けるだろう。ざっくりした計算で気分も良くなりテレビを見ながら4本目のロング缶を開けた。
小1時間テレビを見ているとK先輩が起きた。
凄い汗だった。大丈夫ですか?
「ずっとこんな感じだよ。少し寝ては熱くて目を覚ます。みたいな笑」
シャワーでも浴びたらどうですか?
「いや。大丈夫」
変な意味で言ったつもりではなかったのだが、また真顔で返され恥ずかしさ2倍。
「座薬取って!」
机の上に置かれた座薬をK先輩に手渡した。
「絶対こっち見ないでよ!」
は、はい。と言いテレビを見ていたが
目線はテレビだが、視野でベットを見ていた
ゴソゴソ。シャーっ。良くは見えないが動きと音的にK先輩が布団の中で下を脱いだのが分かった。
K先輩の腰から下の布団がテントみたいになっている。仰向けになりながら両膝を立てているのが分かる。
その体勢で座薬を入れるつもりだっ!
(てか。正常位じゃん)
急に来たエッチな展開に胸が躍るが、酒のせいか俺の息子は無反応。
K先輩の手が動き始めた。
あくまでもテレビに集中してますよー。モードを保つ。
「うっっっ」「はぁはぁ」
頑張るK先輩。
しばらくすると、くちゅっ。
という音と共に「あっっっん」っと微かに吐息が漏れてしまっていた。
それに気付いたK先輩の視線が俺に注がれるが、俺は気付いてないですよー空気を醸し出し、笑いながらテレビを見る。
正直テレビの内容なんて全く入ってこない。
K先輩はバレてないと安堵したのか再度手を動かしていた。
「う~ん、う~ん」
まだ座薬は入っていないみたいだ。
ピクっ「あんっ」ピクっ「あっっん」
布団の中で手がピクっと脈打つ度に微かに吐息が漏れる。
もはや座薬を入れてるのか、オナニーを解禁したのか分からない笑
もう20分以上テレビを見ていた。
「はぁぁっ」っと言う溜め息が聞こえ、
ゴソゴソという音と共に布団のテントが下がるのが分かった。どうやらズボンを履いたみたいだ。
「ダメだぁ」「入んない笑」
どうやら座薬は入らなかったみたいだ。
俺はK先輩に目線をやる。
座薬が大きいんですかねー?
訳の分からない問いをK先輩にしてしまう。
「う~ん」
K先輩も言葉が詰まっていた。
熱を測ったら39度2分だった。