雨が降り出した夕方の帰宅ラッシュ。
最近涼しくなったので濡れると冷たい。
住んでいるアパートの近くの閉店した店の屋根で雨宿りしてた女性が腕組みして立ってた。
ギリギリ顔がわかる程度の明るさの中、明らかに青ざめた顔で震えていた。
「あー、濡れたのか…」
傘の予備は持っていたので今刺している傘を貸してもいいんだけど、そんなキザっぽい事も恥ずかしいし…
でも目線があっちゃったしなぁ…
と、意を決して
「傘使いますか?」
と差し出した。
すると片言で
「アリカトゴザイマス」
中国人の方だった。
そこからすごく感謝され、
「お礼したいです!家まで来てクダサイ!」
と強引に手を引かれ、アパートと反対方向に連れていかれました。
彼女の住んでいるらしきアパートに到着。
部屋に上がらせていただき、
「ご飯食べてってクダサイ」
話が唐突過ぎて理解不能で、彼女は寒いのではないか?まず体とか髪を拭くべきじゃ?
でも台所で野菜を切り始める。
「いやいや!風邪ひきます!まず体を温めないと!」
中国人の方に上手く伝わるかわからないけど、取りあえずハンカチを渡して拭く様に言った。
するとポロポロと泣き出して
「私、日本の人好きだけど誰も優しくしてくれないね。体拭いたらアナタは帰るでしょ?」
全然話が見えないまま、その女性に抱きつかれキスされた。
本当に意味がわからないまま、とりあえずうら若き女性から迫られたのだから…いただいた。
マジで理解不能な展開で、ヤってる最中も怖い人が乗り込んでくるんじゃと警戒はしていた。
つつがなく…彼女とのセックスが終わった。
ついでに暖かいシャワーも一緒に浴びた。
彼女は凄く嬉しそうだった。
「エッチなこれ、洗うね~」
なんてはしゃいでいた。
とりあえずご飯をご馳走になって冷静になったところで話をした。
留学生で、日本人の彼氏が欲しくて日本に来た。良い人がいたらすぐヤるつもりだったらしい。
ホームシックな上に、意外と日本人は冷たくて心が折れかけていたらしい。
そんな時に傘を差し出され、一目惚れしたと言う事。
それが今では横で寝てる嫁さんです。