大学の頃に別れた5歳上彼女、もうどこで何をしてるかも勿論わからず時が過ぎていました。
すでに何て呼び名で呼んでいたかすら忘れてしまった今になって元カノが目の前に現れました。
大手スーパーのスタッフをやっていました。
僕は地元なので普段から利用していますが、元カノらしき人は今まで見ていなかったので最近働き始めたんだと思います。
流石にフリーズしました。
なんせ妻と買い物中に見つけたからです。
最初は心臓がバクバク!
次に見つからない様に立ち回り。
そして隠れる様にレジを通過…
なんでこんな情けない事をしなくちゃいけないのか…
しかし、普段利用するスーパーなので毎度毎度コソコソするのも居心地悪いと思い、平日に僕だけで突撃する事に。
行くと元カノはマスクをしていましたが、忘れかけていた後ろ姿や相変わらずの声の高さに大学の頃の楽しい時間がフラッシュバックしました。
次の瞬間、
「こんにちは、もしかして◯◯さん?」
元カノは驚いて勢いよく振り返って
「え!?え!?ウソッ!槌槌槌槌くん!?」
名前を覚えてくれてた事、向こうが泣きそうになっている事、今にも抱きついてきそうな事がものすごく愛おしく感じました。
しかし、僕は既婚者…向こうだって良い歳だし結婚くらいしてるだろうと思いました。
「久しぶり…じゃなぁ。こんなところで会うとは世の中狭いな…」
僕は声を振り絞って会話しようとしました。
すると元カノは
「ち、違うの…昔槌槌槌槌くんの地元がこの辺りって聞いてたから…何か少し前にFacebookで共通の友達ってのに槌槌槌槌くんが出てきてね…懐かしくなってFacebookのページ開いたの。そしたら地元に帰ったって投稿見つけて…ずっと何で別れたのかって後悔してて、また会えたら良いなぁって思ったらここに来てた。」
僕は絶句…
大学当時、僕はフラれたんです。
若さゆえのと言うか、単に僕が放任主義で向こうは構って欲しい人で合わないと言われました。
多分、元カノは僕がそれで放任主義を改めてくれると望んでいたのでしょう。
しかし、僕は「どうすりゃいいってんだ!」とかなり荒れて就活にも支障が出るほど落ち込みました。
それでも立ち直り色々あって地元に戻りました。
元カノは突き放した事を相当後悔したようです。自分の望む人になって欲しいと思って荒療治したつもりが本当に離れていく僕を止められなかったとか。
もうスーパーで泣き出しそうな元カノに
「とりあえず、ゆっくり話そう!いつでもいいから!」
とその場を取り繕いました。
「じゃあ、仕事終わるの19時だから待ってくれる?」
元カノの頼みとあっちゃ断れない。
僕は改めて会う事にしました。
そして個室のある居酒屋に行き、注文もそこそこに沢山会話しました。
13年の間の事、元カノは未婚だと言う事、こっちへ引っ越して友達がいない事、僕が結婚している事など話しても話し足りなかったですが、元カノから
「ホント言うと凄く寂しくていつも泣いてる…私、一人は無理だって思った。槌槌槌槌くんに会ったら尚のこと自分が寂しいってわかった。奥さんいる人にこんな事言うの変なんだけど…少しだけ一緒に寝て欲しい。少しだけ。」
この言葉で僕は
「わかった。」
としか言えませんでした。
元カノの部屋に行きました。
本当に何も考えずに引っ越してきたのか、元々あまり家財を持っていないのか部屋はベッドと衣装ケースと冷蔵庫だけでした。
部屋に入ると元カノはゆっくり抱きついてきてシクシク泣きました。
離れようとせず、僕が頭をポンポンすると
「懐かしいよぅ…もっと一緒にいたかったぁ…」
と、より激しく泣きます。
僕もどうしてよいかわからず、とりあえずベッドに座らせました。
察するにこの13年間、相当気を張って生きてきたんだと思います。
途中、彼氏も幾人かできたらしいですが心を許せるまでに至らず結婚まで進展しない人ばかりだったそう。
そんな元カノを少しでも和ませたいと思いました。
元カノは泣きながら
「お願い…少しだけ添い寝してくれる?安心したらすぐ寝ると思うから、そしたら帰ってくれていいから…」
僕らはシングルの狭いベッドに一緒に入り後ろから抱きしめるような体勢になりました。
付き合っていた頃よくやっていた姿勢です。
更に元カノは泣きます。
「懐かしいよぅ~。ありがとね、ありがとね。」
だんだん元カノの精神が壊れていくような気がしました。
「あんまり泣くと明日目が晴れて外に出れなくなるぞ?」
僕が注意すると「うん!うん!」と頷きました。
元カノが僕の方を向いてしがみつき、
「昔ならここで槌槌槌槌くんがイヤらしいことしてきてたの思い出した。」
少し和んできたのか僕をイジるような事を言い始めました。
「そうな~、昔は若かったからな~。今はもうオッサンかな~。」
元カノも
「私だってオバサンよ~」
お互い30代ですが…
元カノが少し明るくなってきて僕の体をツンツンし始めました。
「あんまりツンツンすな!変な気起こしたらどうしてくれるんや!」
ぶっちゃけ、このままエッチの流れでした。
元カノは
「槌槌槌槌くんがいいなら私は全然いいよ。奥さんに悪いから私からは誘えないけど…槌槌槌槌くんにお任せ。」
これでエッチしないワケにはいきませんでした。
小1時間ほど懐かしい元カノの喘ぎ声を聞いたのが新鮮でかなり興奮してしまい、妻では最近できなくなったフルボッキになり前から後ろからとハメまくりました。
しかし流石に中に出すワケにはいかず、元カノの腹の上に発射。
元カノは精子を指で触りながら
「出たね~お疲れ様~」
と僕のチンコに声かけてしてました。
ティッシュで拭き取りシャワーを浴びて冷静になると元カノはまたダークモードに入り、「別れるのが寂しい…」と泣きそうに。
「また会えばいいんじゃない?たまになら…多分大丈夫。」
と元カノをなだめると
「また会って良いの?」
と確認してきました。
僕は頷き、連絡先を交換して部屋を後にしました。