筆者、今から少し真面目に「最高のH」というテーマについての体験談を書いてみたいと思います。
まずはじめに、最高のHっていうのは、(ここが真面目にというところなんだけど)やっぱり好きな相手と初めてHをした時。が最高の時なんじゃないかって思う。もちろん、今までやったことないプレイをした、とか、念願のシュチュエーションを達成したとか、人によって色々あるとは思う。
まずそこを前提をした上で、ここからは筆者が身分不相応にも、一目惚れしてしまった相手に、誠実さをもってアタックし、そして付き合うには至らなかったものの、Hをする事だけはできた。という話になるのですが、興味ある人は読んで頂ければと思います。恋愛小説っぽくなるべく古風な言葉の使いまわしで書いていこうと思います。長いと思いますが気長に読んであげてください。
<はじまり>
9か月くらい前、つまり昨年の9月頃の話です。筆者、(以下、一人称は俺)は年齢29歳の、建築関係(デスクワーク半分、現場仕事半分)の中途半端なガテン系。そんな俺は前の職場で知り合い、そして仲良くなった小坂サン(35)と一緒に大阪梅田方面にある寿司と鍋物のチェーン店へ飲みに行ったのが全ての始まりでした。
その店は小坂サンの行きつけの店であり、バブルの時は高級店舗だったそうだが、不景気の今となっては大衆向けに営業しているとはいうものの、やはり昔の高級店を展開していた時の名残か、一見、料亭を思わせる内装になっているのがその店の特徴だった。
その店で働く従業員は全て和服。和服といっても、しっかり太い帯を締めた振袖とかそういうのではなく、タスキをかけたら似合いそうな、動きやすい和服っていうのかな。そんな感じの店でした。
店にはいり、俺と小坂サンはメニューを見ながら適当に、「とりあえず生中、アテは~・・刺身盛り合わせ、野菜てんぷら盛り合わせ、軟骨からあげ、あとスピードメニューの漬物系」と、ありきたりな注文をしていたのだった。
そして先に飲み物類が提供され、「お疲れースw」と乾杯した後、「お待たせしました。キュウリの浅漬けと枝豆になります」と、注文した料理を持ってきたのは、注文を聞きに来たアルバイト店員とはまた別の女の子だった。
その女の子を一目見た俺は、(うわ・・・・・めっちゃ、、キレイやこの子・・・・)だった。
人によって美人の尺度も千差万別だと思うが、その女性のキーワードとなるものを羅列していくと、身長165cmくらい、色白、フチなし透明眼鏡、清楚、可憐、細身(貧乳)、おしとやか、そんな言葉がぴったりの女の子だったのだ。
思わず俺は小坂サンに「あの子、めっちゃタイプっすわww」と本音を漏らし、その店にいる間、ずっと小坂サンの話をそっちのけで、そのアルバイトの女の子ばかりを目で追っている俺がいたのだった。
そして店を出た後は適当に買い物がてらブラブラし、普通なら寿司屋で見たバイトの女の子の存在など、かれこれ30が手が届く年齢の俺にとっては、一時的なものですぐに消えていく存在のように思っていた。
が、しかし、昼間に見た寿司屋の女の子は、むしろ家に帰ってからのほうが脳裏に何度もよぎり、寝ている間でも、起きている間でも、ふとした合間にあの子の映像が頭の中を駆け巡るのである。
俺も正直いって初体験の症状だった。もしかしたら、これを人は「ひとめぼれ」っていうのかもしれないと思った。
だが、仕事に忙しい現実のせいで、そんなひとめぼれも忘れかけた2週間後、俺は小坂サンとは別の友人を連れてその寿司屋に飲みに行く事になったのだ。そして店の前まで来て(そういや、、あの子、今日はいるのかな・・)とその時になってあの日の気持ちが沸き起こったのである。
といっても、どう考えても相手は、きっとどこかの育ちのいいお嬢様であり、大学生か何かだろう。しかも雰囲気、顔つきから優秀な大学にいってそうな気配を感じる。それに比べて、30が手に届こうとしている高卒で中途半端なガテン系の俺が、まともに交渉できる相手ではないというのは、自分自身が一番よく分かっていた。
そんな事を頭の中でボーっと感じながら店にはいり、そして前に小坂さんと来た時とは違うテーブル席に案内され、そしてメニューを注文する。すると、、あの例の子が以前と同様に俺たちの席に注文した品を持ってきたのである。
(うおww また会えたwww)なんて内心喜びながら、その時の相方に「あの子、めっちゃかわいくね?」と話題を持ち掛けている俺がいたんだ。相方も「おお。あれはかなり上玉だなw」と俺の意見に同意してくれた様子だった。
ただ相方は普通に下ネタが大好きな男でもあったので、「みろww パンティライン見えてるwww」と、その子が別のテーブルで鍋の用意をするのにテーブル下のコンロに火をつけようと少し前にかがんだ時に言ってきたりして、俺も(おおお、、、パンティラインだ・・・・w)を制服の着物から少し浮き上がるパンツラインに目を釘付けにされたりもしたものだった。
(まさか、この俺が、この後にあの子のパンツを脱がす事になるとはこの時、夢にも思わなかった)
そしてその日は店で3時間も飲み続けていたという事もあり、それなりに酒も入って変に気持ちが大きくなった俺が居たのだった。そして冗談で、相方に「あの子に連絡先教えてみようかなw」と言ったのをきっかけに、相方からの「やれやれww」とおだてられた事もあり、俺は酒に酔った勢いで名刺の裏に携帯番号とメールアドレスを書き出したのであった。
連絡先が記された名刺。俺はこの名刺を会計の時の「すみませーん、おあいそ」とあの子を呼んだ時に、小声で「あ、、あとコレ・・w もしよかったら連絡ください」とだけ伝えて、そくさくと俺は店から出たのだった。
店を出てから相方と、「どうよw 名刺わたしたか?ww」と盛り上がり、俺は「渡したのは渡したが。。。多分、困ってるだけだと思うぞw」と、渡した張本人の俺自体が、最初からなんの期待も持っていなかった。
返事なんてくるはずがない。そう決め込んで数日間、俺はいつもの日常的な生活をしていた。そして2,3日後、名刺の裏に記したパソコンのメールアドレスのメールを(銀行振込の通販をしたので)振込先を確認するために開けてみると、「こんにちは。先日はありがとうございます。」という件名でメールが入っていたのである。
一瞬、(迷惑メールか?)と思った。そしてそのまま中を開いてみると・・・
〇〇寿司で連絡先を頂いた、篠原と申します。先日はお越し頂きありがとうございました。お帰りの際に連絡先を書いた名刺をお預かりいたしましたのでご連絡さしあげましたが、お店や私へのご意見などございましたでしょうか?
と、返事が入っていたのである。
(これについては、後で聞いたところ、篠原さんはこの時、俺を短い期間で連続で見かけたので、店の常連客だと思ったらしい。と同時に篠原さんはこの時、この店で働いて2週間目くらいだったとの事。なので、常連客から会社名、役職、連絡先、あらゆる正式な情報が書いた会社の名刺に記された連絡先を預かっているのに、無視をするのは失礼な事なのではないか。と思ったそうだった。)
俺はその丁寧なメールに対し、
「ご連絡ありがとうございます。わざわざお返事を頂いて申し訳ありません。あ、改めました私は〇〇と申します。今まで何度かお店を利用させて頂いているのですが、先日、連絡先を差し上げたのは正直に申し上げて、篠原さんの接客する姿がとても強く印象に残ったものですから、恥ずかしながら大人げもなく、ついつい差し出がましくも一方的に連絡先を差し出すなどという愚行に出てしまった次第です。酔っぱらいの戯れだと思いこの度の件はご容赦ください。ご丁寧な連絡ありがとうございます。」
と返事をした。いや、この文章を考案するだけでも数時間を要した。様々な「丁寧な手紙」「上司への返事の書き方」等、参考になるものを漁りまくった結果この返事であった。簡単に書けた訳ではなかた。
するとまた返事が来た。
「いえいえ、とんでもございません。私の接客姿が印象に残ったと言ってくれて恥ずかしいやら変な気持ちです。その、おっしゃる印象というのは、なにか変なところでもありましたでしょうか?」
(あれ、、、また返事がきた、、なんか会話のキャッチボールが出来つつあるぞ・・・)と、てっきり俺の返事で一切の連絡が途絶えると思っていた俺にはまさに青天の霹靂だったのだ。
それから俺は、さらに具体的に、篠原さんの立ち振る舞いや、和服姿が似合う事、落ち着いた雰囲気を持っているので今の時代には少なくなった日本女性であること、等、とにかく相手をほめちぎったのである。
すると、また篠原さんから返事がきて、そして俺と篠原さんは、まさに不思議としか言いようがない、メール友達というか、なんというか、お互いの仕事をねぎらう会話を中心に、人間関係が構築され始めていったのであった。
それからというものの、俺は仕事が終わってからはまっすぐに家に帰るようになり、そして家に帰れば真っ先にパソコンを開け、メール確認をする毎日が続いた。篠原さんは几帳面で、真面目な性格なのか、俺が前日にメールをすれば、必ず翌日になって返事が返ってくるという、そんな人としての礼儀作法も身に着けている様子であった。
俺は最初、彼女の姿形にひとめぼれし、そして篠原さんと実際にメールでコミュニケーションをとるようになり、彼女の性格や思考という部分にも傾倒してしまい、明らかに「これは恋をしている」と実感するのも時間の問題だった。いやすでに実感していたのだった。
だが、同時に実感していたのが、俺とは不釣り合いすぎる。という自信の無さ、これも同時に実感していた。いいのか悪いのか、俺のイメージしていた予想はさほど間違ってもおらず、彼女は上品な家柄の育ちであり、それなりの有名大学の学生であり、将来は司法書士になりたい。という夢を持っているとの事だった。
それに比べて俺はルックスに自信がある訳でもない、社会的に裕福な立場にいる訳でもない、車を持っている訳でもない、もちろん結婚もしておらず彼女もいない、あらゆるマイナスポイントを抱えていた。
きっと篠原さんは、ただ俺の名刺に掛かれた、「名前だけは有名な会社名 名ばかりの役職」これを見て、俺を「真面目な社会人」とくらいに思っているのだろう。そして俺が篠原さんに送っているメールの文体を見てきっと、「教養のある人」と思われているのかもしれない。
だが実際は違う。メッキはすぐに剥げる。俺は篠原さんと会話が連続している毎日はうれしかったが、その先の事については何の自信もなかったのである。
だが、一つの誤算があった。これはうれしい誤算でもあり、結果として悲しい現実ともなる誤算でもあった。
何かと言えば、篠原さんは俺が考えていたよりも、はるかに真面目で、義理堅かった。これはうれしい誤算であった。この誤算があったからこそ、男慣れした女なら、「フン」と一蹴される俺ごときを、ここまで丁寧な対応してくれる篠原さんの性格というものがあったのだ。
が、結果として悲しい現実というのは、彼女は(かなり大人びて見えたが)まだ言っても20歳になったばかりだった。社会の事、オトコの事、何も知らない人だったんだ。(これについては詳しく後述するつもりだ)
そんな感じで篠原さんとメールを中心に連絡を取り合い、そして2,3週間が経過した頃、俺はとうとう、篠原さんに「次回、休みが合えばどこか食事でもいきませんか?」と誘ってみたのであった。
すると篠原さんは「え、本当ですか?うれしいです~」と返事が来たのである。メール文章だけを見れば、篠原さんの方こそ、俺に好意を抱いているような言い方にも見えた。
だがその当時は、こうもスムーズに思うままに展開していく人間関係に、なんの不満や疑念がある事もなく、俺は追い風に吹かれるままに篠原さんと初デートの約束を取り付け、大人の神髄を見せてやろう。と意気込み、一晩だけで3万円くらいは使ったと思う。
それこそ篠原さんとは別の高級すし店へ行き、そのあとはホテルの最上階のバーで乾杯。決して余裕がある俺ではなかったが、この時ばかりは彼女の為に奮発したのであった。
篠原さんが、寿司やでおいしそうに寿司をほおばる笑顔、バーで少しほろ酔いになり、今までに見せた事のない可憐な表情、俺はその姿を見れただけで3万の出費は痛くもかゆくもなかったのである。
それから俺は、3週間に1度のペースで篠原さんを連れ出し、高級という名がつく飲食店やバーへと連れ出し、実力以上に背伸びをした俺は篠原さんに「大人の社会のたしなみ方」を伝授しているという、そんな有頂天にもなっていた。
そんな関係が初デートから3~4か月くらいは続いた。メールも毎日という訳ではないが、2,3日には必ず返事がくる状態が続いており、これは「ただ付き合おう」という口頭での契約を結んでいないだけであり、これは付き合ってるも同然なんだ。と俺は「錯覚」し始めていた。
そして何度かデートを繰り返しているうちに、狙った訳ではないが終電を逃すまでバーで語りこんでしまった日があり、とうとうその日、俺は「よかったらウチで飲みなおさない?」と次のステップへと進もうとする俺がいたのである。
そして、以前の俺の表現を覚えているだろうか。
「社会の事、オトコの事、何も知らない」篠原さんは、その誘いになんの疑いも持たずに乗ってきたのである。
ここで少し注釈をいれたいと思う。篠原さんが、なぜ社会の事、オトコの事を何も知らないと言い切れるのか。
そもそも、
一、バイト先でナンパしてきた男に返事をする事。
一、最初は勘違いで返事をしたが、当の本人の俺が「酔っぱらって連絡先なんて渡してご容赦ください」と言っているのに、また返事を書いてくること。
一、その程度の相手と毎日のように連絡を往復させる事
一、挙句の果てには、何万もする食事の誘いに応じる事
一、一度だけでなく、2度、3度も誘いに応じる事
一、最終的には終電を逃し、相手の家に足を踏み入れる事
なぜ、この篠原さんは「店で知り合ただけの相手」である俺にここまで出来るのだろうか。それは推測や憶測でしかないが、今まで大事に大事に育てられてきたのであろう、普通の女の子が中学、高校、しいては大学生活の中で身に着ける社会のアカ、男との失敗経験などを身に着けていなかったという事が考えられる。
だが、いいかえれば、篠原さんのこういった「汚れていない心」があったからこそ、俺のようなウダツの上がらない人間でも、誠実に対応してくれる篠原さんがいたとも言えるのであったのだ。が、同時にそれは男を勘違いさせてしまう行為でもあった・・・のだ。
だが、こんな風にあれやこれやと回想し分析しているのは、今だから出来ることであり、当時の俺は、(なんだかよくわからんが、ラッキーな展開になってんぞ俺!!!)くらいのものだった。
俺はそのまま篠原さんを俺が一人暮らしをしているワンルームマンションへと誘い出し、そして俺は引き続き、篠原さんとその日、何度目かの乾杯を重ねたのであった。
その日、俺の頭の中にあった構図では、このままいいムードになる、順番が逆だがHな展開になる(ならなくても、せめてキスくらいはする)そして事後「付き合おう」「うん」という契約を交わす、そして交際がスタートする。と展開を見積もっていた。
そして部屋の中でも酒を飲み、時間は深夜の2時に差し掛かっていた。さすがに酒の副作用、1日の疲れ、そういった物がドッと溢れて出てくる時間でもあり、会話も途切れ、時折「ふわああ・・」とあくびが出てくる状態になっていた。
「そろそろ寝よか。」という言葉が出て、篠原さんは俺が普段使っているベッドの上で、そして俺は少し離れたテーブルの横にクッションを枕にしてゴロ寝するような感じになっていった。
そして部屋の電気を豆電球の明るさまで落とし、「ふー・・・」と一息ついて眠りに落ちて、、、いかなかった。
俺は頭の中で、(よし、、ここから志保ちゃん(初めて出てきたけど彼女の名前)のベッドへ移動し、、何気なくキス的な感じにせまり。。。)と頭の中でイメージしながら、実際にその行動に移している俺がいた。
それから志保ちゃんが寝るベッドにへりに腰をかけ、しばらく志保ちゃん(俺側に背中を向けて横を向き壁を向いている)を眺め、、そして(ほとんど酒の勢いだが)さっと静かに彼女の顔へと接近し、そのまま、抱きしめ・・・・・ようとしたら、「わっ・・・!」と急に目を覚まし身構えたのである。
志保「こういうことするつもりで家に呼んだのですか?」
それからの会話は想像に容易いと思う。いわゆる「こういうこと」をされる事に慣れていない志保ちゃんと、「そういうつもりじゃない」と言い訳する俺。そんな、ありきたりな、どこにでもある男と女の会話が繰り広げられた。
だが、最終的な局面で俺に風向きが有利に働いてきたのであった。俺の徹底的な会心の一撃ともいえる質問だった。
俺「確かに、寝ているところを背後から忍びよって、、というのは謝る。驚かせたというのもあるし、男として堂々とした行為じゃないよね、、その点についてはあやまるね」
志保「うん、、驚きました」
俺「じゃ、正々堂々と言うね。もうわかってると思うけど、俺は志保ちゃんをとても大事な存在になっています。だからこそ、今までも、そしてこれからも、志保ちゃんが喜ぶ事、幸せになる事なら俺の全てを注いでもいいって思ってる。それに対しての、志保ちゃんの今の正直な気持ちを教えてほしい」
これは俺は、ただありのままにその時の気持ちを表現しただけであった。いうなれば「魂の告白」であった。だが自分の主張と相手の受け取り方が時によっては全く違う風にとらえられるというのはよくある事だが、この時の志保ちゃんは、どうやら、逆のほうに受け取ってしまったらしい。
つまり、、あたかも俺が、「今まで散々、食事に連れていったり、プレゼントを贈ったりしたのは、すべてあなたの喜ぶ顔が見たいがため、それを今になって断るのか。」と言っているかのようにとらえたようだった。(この本音は後日判明する事になる)
結局、志保ちゃんは「なら、、どうすればいいのですか?」と俺に聞いてくる始末であったのだ。
俺はそれに対し、(Hをするという意味では大正解の回答だったのだが)「ただ拒否をされるのが怖いだけ。」と、今思えば意味深な返事をしたと思う。これについては志保ちゃんがどうとらえたのかはいまだに知らない。
そういった後、雰囲気がシーンとした。そして俺はもう一度、「寝ようか」と言った。それに対し、志保ちゃんは「はい」と言った。それから何も変化がないので、俺はベッドの上で寝る方向へもっていくと、志保ちゃんも俺の動作を追いかけるように(少し考え込むような表情をしながら)添い寝するような形となってくれたのだった。
アンジャッシュのコントじゃないが、「あまりに美しいまでのすれ違い」が始まっていた。
俺は添い寝するような形で寝てくれた志保ちゃんに(よかった、、、OKしてくれたんだ・・)と安堵した。一方、志保ちゃんは(もうこれ以上断りきれない・・・)と諦めさせていたようだった。
すれ違う心境を交えている事に何も気が付いていない俺は、てっきり志保ちゃんが了承してくれたものだと思い、添い寝状態となっている志保ちゃんにキスを迫った。すると志保ちゃんは一瞬、たじろいた感じを見せたが、今更ベッドから飛び出して、俺からプレゼントされたカバンをとって、玄関から走り抜けて逃げ出す事はできなかったんだと思う。
すれ違いの結果、いや当時の俺はすれ違いだなんてこれっぽっちも感じていなかったが、2度目の接近は容易に目標へと到達できた。
ここからは、志保ちゃんの心理をあれだこれだと書き記すの控え目とし、主体は「当時、俺が感じていた最高のH体験」に基づいて書いていこうと思う。
俺は志保ちゃんと唇を合わせ、そして俺は舌を絡めようと志保ちゃんの唇をこじあけた。最初、歯をしっかり閉じていた志保ちゃんも、自然と前歯が開くようになり、少し強引ではあったが、志保ちゃんの舌先に俺の舌先が到達するのはすぐだった。
能天気な俺は(恥ずかしがっているんだな・・w)等と思ってもいたが、どんな形であれ、初めて寿司やで見かけた志保ちゃんと、今こうして同じベッドの上でキスを出来る、この状況に対し、何に感謝していいか分からないくらい俺は満たされていた。
すると志保ちゃんは諦めたのか、(俺からすればやっと覚悟がきまったのか)自然と歯を開けてくれ、それから軽い力で、俺が絡める舌先に少しづつ舌先で応答し始めてくれたのである。
5分 10分 15分 長い時間キスをしていたと思う。だが15分という時間はアッという間に経っていったとも思う。
だが喜ばしい事に最初、緊張気味だった志保ちゃんも長いキスを続ける事によって慣れてきてくれたのか、最終的には俺と同等の力で舌先を絡めあうようになってきてくれたのだった。
そして俺はキスをしながら彼女を抱きしめる為に腰に回していた手を、今度は胸の方向へと忍ばせていった。一瞬、その忍ばせる俺の手を阻止しようとする動きを志保ちゃんは見せたが、すぐにその阻止の動作は中断し、俺は悠々と清楚な白のブラウスの上から、志保ちゃんの可憐な小さな胸を手のひらに納めたのであった。
俺の手には、ブラウスのザラザラとした繊維の感触、中のブラのワイヤー部分の堅さ、そして柔らかい胸。その3種が混じった感触を堪能していた。
胸を揉み始められた志保ちゃんは、きっと身体が正直に反応し始めてきたのであろう、腰や足を微妙に動かし始め、若干、キスの激しさも増したような実感も沸いてくるのであった。
いろんな流れがあったものの、いってもまだ20歳の女の子である、正直に身体は反応しているんだろうと思った。(俺もかろうじて20代だけど)
それにしても、何て細いんだろう。。。と俺はずっと感じていた。唇から始まり、肩幅、ウェスト、背中、(失礼だけど胸も)まるで身体から「ぜい肉」というものをキレイに取り払い、かといってガリガリでもない、そんな美しい体躯をしているのが感じ取れた。
興奮し、先へ急ぎたくなる俺はブラウスの上から揉んでいた右手を今度は志保ちゃんの太ももへと移動させ、志保ちゃんの黄色の足首まであるロングスカートを、手で掴んでクイッ・・クイッ・・・とめくりあがらせていた。
そしてスカートの中に手が入る段階までめくりあげ、ふとももにそっと手を添わせると、これもまた、ぜい肉がない、細い足がそこにあったのだ。だが、太ももはキュっと閉じていた。
俺がそこで、「ンッ・!」と少し強めに喉を鳴らすと、志保ちゃんは俺の意味が分かったのか閉じていた足をゆっくりと広げ始めたのである。
俺は太ももの内側の膝の位置から手を添わせ、スーッ・・となぞるように太ももを上に上げ、、さっと触れた志保ちゃんのパンツに手の平全体を添いあてた。そして指4本で全体的になぞりあげるようにパンツ表面をさすり、じっくりと志保ちゃんのカラダを堪能していたのである。
指先にはパンツのツルツルとした生地、そして親指の付け根や手首にはレース等の装飾がついているのであろう、そのザラザラした感触、また指先でのクロッチ部の縫い目の凹凸、ゴムの部分のガタガタした凹凸、そしてなにより、柔らかく、そして少し湿っているような質感をもつ志保ちゃんのアソコが直接当たる部分。。じっくり、、ゆっくりと堪能していた。
その頃にはキスもやめ、全ての意識を右手だけに集中していた。
全体的にさするような手つきが終わり、俺は今度は中指により強い意識を集中させ、そこで志保ちゃんのクリ位置へと中指を当てた。そのまま上下にクイクイと指先を動かし始めると、志保ちゃんは「ハアア・・・」と軽い吐息を漏らし始めたのであった。
上下にクイクイと指先を動かすと、さっきまでなかったコリコリした突起が現れたので、俺は(ここがクリか。。。)と、なんてわかりやすいクリの構造をしているのだろうとも思った。それからは、その堅くなった一部分を重点的に指先で前後左右に、そして押してみたり回転させたり不規則な動作を繰り返した。
志保ちゃんは「はああ・・・!・・・アアア・・・!!」とシーツを掴みながら声を我慢できなくなっており、足を左右に大開脚させていたのであった。
そして指先を休める為に、またキスへと戻り、また指4本で全体をマッサージする動きへと戻ると、さっきとは明らかにパンツのクロッチ部が じめっ・・・・ とまるで霧吹きで水をかけたかのように湿らせているのであった。
俺は今度はヘソの位置からパンツ内へと侵入すると、そこにはすぐに柔らかい モフッ とした陰毛群が指先を駆け抜け、そして、 ヌチャ・・・ としたワレメ部分が用意されていた。
ワレメ部分の上にあるクリを指で直接こすると、ワレメから出る愛液と、そしてパンツの裏に付着していた愛液で指が挟まれ、どこもかしこも愛液まみれとなっている志保ちゃんのパンツ内であった。
ただ、志保ちゃんは処女ではなかったようだった。中指がいとも簡単に中へと滑り込んでいったのである。俺はある意味、初めての子でもあってほしかったが、逆に言えば初めてではないという部分に安心したという不思議な気持ちになり、志保ちゃんに「あ、処女さんじゃなかったんだねw」と声をかけた。すると志保ちゃんはコクンと頭を縦に倒す反応だけを見せた。
いずれにせよ、この反応では男性経験もそう回数はないのであろう、俺のあらゆる攻めの動作に大げさな反応をみせ、言い方はAVの世界の言葉のようで俗な表現ではあるが「本気汁」を出し「マジ声」で喘いでいたのである。
そして初めてじゃなくて安心した。というその部分は、「フェラ」の事であった。俺とすればもちろん志保ちゃんに自分のイチモツをくわえてもらいたい。という気持ちはもっていた。だが相手が初めてなら、その子にたいし自分のイチモツを向けるのはまだ早いのではないか、とも感じていた。
だが相手は初めてではない、つまり一通りは経験しているのであろう。という理由からか、俺はその点は安心し、志保ちゃんのクリ攻め、指マンが終わった後、自分のイチモツを出して志保ちゃんの後頭部に手をまわし、自分のイチモツをくわえるよう、グイっと仕向けたのである。
かけ布団をかぶせていたので志保ちゃんが俺のイチモツを口に入れる瞬間は見えなかったが、すぐに、パク。という暖かく包まれた感触が俺のイチモツの先端を包み込んできた。
それから、一応、フェラくらいは嗜んでいるのであろう。しっかり奥までくわえて亀頭ギリギリで止める。そしてまた奥までしっかりくわえて、亀頭まで動かすという一連の動作をこなしてくれたのである。
この間、俺は感無量だった。完全に好きになった相手、惚れた相手、そして、これほどルックスそして、性格のよい相手に自分のイチモツを受け入れてもらっている。これほど、俺は満たされていた瞬間が過去にあっただろうか。
なんとしてでも志保ちゃんの口で射精したい。その執念で俺は身体全身をリラックスさせ、全ての意識を自分のイチモツへと持っていき、最後にケツの力を抜いて、そして、、、、俺は志保ちゃんによって射精へと導いてもらったのである。
きっと、この長い時間、前座をしていたので相当な量の精子が志保ちゃんの口の中に入っていったと思う。志保ちゃんは突然の射精に驚いたはずだが、口を一切はなさず、最後の一滴まで世話してくれたのである。そして飲み込んでもくれたのだった。
それから俺は挿入へ向けた準備をし始めた。志保ちゃんのブラウスを脱がし、キャミソールを脱がし、ブラを外した。豆電球の明るさしかなかったが、色白な子にはピンクの乳首という条件でもあるのか、はっきりとまだ黒ずんでいないピンク色の乳首をした志保ちゃんがそこにはいた。
上半身をハダカにし、そしてロングスカートも丁寧に脱がしていった。そして最後にパンツに手をかけ、それもゆっくりと脱がしていったのである。
全てを脱がし、俺も自らの手で着衣を脱ぎ、全裸の2人がそこにいた。俺は寝ている志保ちゃんにもう一度上からかぶさるような形で乳首を吸い、そして舌を少しずつ下へ下へとずらしていって、志保ちゃんの股の中に顔をうずめた。
そして両手で志保ちゃんの足を広げながら、ここぞとばかり激しく、「じゅる!!! ジュッズズ!!」と激しい音を立てて志保ちゃんのワレメに吸い付いた。志保ちゃんはずっとクッションで顔をうずめ恥ずかしそうにあえぎ声をころしていた。
ここまでのあらゆるプレイの中、俺はずっと初めて出会った、あの着物姿の志保ちゃんの姿が脳裏をよぎっていた。余程、あの時の志保ちゃんと、今こうしてベッドの上で交わっている事への実感を持ちたいのだろう、そんな心理状態だったと思う。
その実感もクライマックスがやってきた。クッションで顔を隠している志保ちゃんはまだ気が付いていない様子だったが、俺の亀頭は志保ちゃんのワレメの入り口まで到達していた。そして俺は一気に、ズン!!!!!と中へ入れ、そのまま一気に奥まで到達すると、、
「アアアアアンン!!!!!」と今までにない、最大で最高でもっともキーの高い喘ぎ声を出したのである。
これはただのSEXではない、濃厚な愛に包まれたSEXなのである。俺はそれから、これでもか!これでもか!!とまるで愛情というものを渾身の塊にしてペニスから突き上げるように、ガン!!!ガン!!!!!!ガン!!!!と強く突き、そしてパンパンパンパンパンパン!!!!!!! と高速でまた突いた。
俺の先端が志保ちゃんの奥に到達する度に、志保ちゃんは「アアア!!!!! アアアンン!!!! ハア!!!!!!!」と悲鳴のような喘ぎ声をあげたのであった。
一見、レイプのように激しく、気が狂ったかのように愛をぶち当てる、そんなSEXが展開されていた。
あれだけ清楚で、お淑やかで、大人しく、可憐な志保ちゃんも、この時の挿入時は大声で、なお高いキーでのあえぎ声をあげ、そして髪の毛を振り乱し、正常位の時には胸をビヨンビヨンを上下に揺らし、バックの時にはアナルを晒し、体位を変更し入れ替える時には腰をガクガク震えさせ、そしてぐったりと、俺のなすがままに体位を変えられた。
挙句の果てには騎乗位の際、疲れ果てて自ら腰を振れなくなった時に、俺がイチモツが入ったままのクリを指でこすりまくると、「ひゃああああああああああああん!!!!」と言いながら入れられながらの潮まで吹く始末だった。
とにかく、めちゃくちゃ激しいSEXがそこにはあったのだ。
最終的に俺は、勢いと興奮と、、そして相手への征服欲が全て混じって、射精時に志保ちゃんの顔に無許可顔射までやってのけた。
俺が精子を顔にかけ、ふーー・・・!!とまだ興奮覚やまずにいると、それこそ志保ちゃんはレイプされた後のように、腰をびくびく震わせながら、顔を精子まみれにし、太ももには自分の潮がふりかかって光沢を出し、ベッドの横や下には脱ぎ捨てられた下着類が散乱し、これがあの寿司屋にいた、可憐な少女か、、、と疑うばかりの光景だった。
俺はそんな志保ちゃんを抱きかかえるように介抱し、シャワールームへと連れていった。そして二人でシャワーを浴び、その日は下着姿で二人とも朝を迎えた。
朝、カーテンの間から朝日が差し込んだ時、俺はまた二度目の衝動にかられた。夜は豆電球という薄暗さだから見えなかったが、こうして太陽の光が差し込んでいる今、夜には見えなかったものが見えてきたからだ。
それは(ブラはつけていなかったので)キャミソールから少しはみ出るピンク色の乳首、少し脇腹に浮き出る妖艶な肋骨、細いクビレ、パンツの腰に浮かび上がる骨盤の突起、昨日の飲みで何十回もトイレに行ったせいか、表面がすこし黄ばんだパンツのクロッチ部 想像以上に長くて細い足、そして全体的にキメ細かな若い雪のような肌、そしてそれらを統括する美しい顔。
俺は寝ている志保ちゃんに、これも同意なく、そのままパンツをずらしてクンニを初めて志保ちゃんを起こし、そしてその流れのまま起き抜けに第二弾のSEXが始まった。第二弾では掛布団は一切なし。俺の血管の浮いたイチモツを小さな口にくわえこむ志保ちゃんの顔、キレイに陰毛が処理されたワレメ、ビラビラを広げられむき出しになったクリ、バックの時にヒクヒクと動くアナル、あらゆる見えなかった物が見えてきた。
そしてまた、起き抜けにシャワーを浴びて俺たちはやっと正気に戻ったのである。
だが俺は大きな誤解をしていたままだった。(俺たちは付き合っているんだ)という大きな誤解だった。
その日は志保ちゃんと別れ、その日の夕方だったか、、俺は改めて聞いてみた。「俺たち、付き合ってるっていう事でいいんやんな?」と
すると「え、、?」という返事が返ってきたのである。
それから俺たちは本音トークをはじめ、既に書いた様々な誤解を打ち明けられる事になっていくのである。
俺はなんども考えを改めてもらおうと説得した。だが志保ちゃんは「あの日はもう、状況が状況だったから・・・」と逃げる一方なのである。
そして議論の末、俺はとうとう、言ってはいけないセリフを言ってしまった。
「オンナって不思議やわ。。付き合っている訳でもない、好きでもない男と、いざHになればあそこまで出来るんだから・・・」
それ以来、一切の連絡はなくなった。
そして今に至る。
<あとがき>
最後、非常に後味の悪い結果となりましたが、だからといってこの体験が最高のHである事にはかわりないのです。
この文章、ふと先日、志保ちゃんに姿形がそっくりな人を町でみかけ、自分の中でも決着をつけるべく書き出した次第です。
非常に長くなりましたが、最後まで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。
この話に続編はありませんのであしからず^^