一応 小さな会社の部長をしてる夫、私は人付き合いが苦手で専業主婦で家に籠もってる五十歳です。
小さい頃からズッと自分の顔を鏡で見慣れてる自分でも不美人だと思うんですから、初めて私を見た人は 私を凄いデブスなオバサンにしか見えないでしょう。
80㎏近く太り 唯一自慢だった超巨乳だった乳房は 段に迫り出したお腹を避けるように垂れ下がり 頬までブルドックのように垂れ、買い物に出ると 十歳以上老けて見られます。
去年の夏 会社の人を めったに連れて来ない夫が 若い部下の直己君(33歳)を家に連れて来ました。
前持って夫から連絡を貰ってたので お酒料理の支度をしてましたが、部下でもお客様!
笑顔笑顔と思って 鏡に向かってたら 夫に
「そんな不気味な顔を部下の前でするなよ!」
と言われ 作り笑顔を止めましたが 不気味と言われるとは思っても居ませんでした。
娘は結構美人?で、高校を出て都会の方に就職 そのまま二十歳で結婚しちゃいましたけど。
直己君 帰りに、私が怒ってたと思ってたようで、夫が
「家の奴 人見知りで無愛想だけど 久しぶりに愉しそうだったよ(笑)」
と 代弁してく 直己君が
「笑顔もしないから 本当にお邪魔だったかと思いました!」
私 懸命な笑顔で「又 来て下さいね‥(笑)」
一瞬 ビクッと身を引いた直己君!
夫が「その引き吊った笑顔は止めろと言ったろう!直己君がビックリしてるじゃないか!」
呼んだタクシーが来て 直己君は帰りました。
暫くして
「直己君に届け物頼んだから 昼飯でも食べさせてくれ!」
と 夫から連絡が有りました。
冷蔵庫の有り合わせ物で二人分を用意、シャワーを浴びてワンピースを着替えた時点で 私は直己君を無意識に気にしてたんだと思います。
昼前 届け物してくれた直己君 昼御飯を食べながら、午後はこのまま外回りだとか話して食事後、冷たい麦茶を出すと ゴクゴク喉を鳴らし 一気に麦茶を飲み干す首に汗が滲み出てて 何か男の色気を醸し出してる気がして、
「直己君 汗が‥」
と 私が手の汗を拭いてたオシボリで 直己君の首もとの汗を押さえるように拭いてました。
「すいません 奥さん‥」
「この暑い中 熱い物だったからごめんなさいね 冷たい物の方が良かったのに 気が回らなくて‥シャツの襟 汗で濡れちゃって‥」
フッと思い付いたのが 直己君にシャワーを浴びて貰い その間に乾かそうと思い付いたのです。