今から15年ほど前になります。
当時は今と違い、深夜のネットカフェ、漫画喫茶が無かったですし、
札幌をご存じの方は、
すすきののマクドナルドから札幌駅まで、深夜は何処も立ち寄るところがなく、
夏場であれば、大通り公園でやり過ごす。
そんなこともごく普通だったことを覚えているでしょうか。
車でのナンパ待ちなんかも当たり前にあったし、
そこには、のんびりとしたもので、
キャバクラ嬢が一台の車で送ることができないくらい多ければ、
知らない男同士が、
「にーちゃん、こっち送ってって」
「はいよー」
と言う、今とは違う若者の雰囲気があったものです。
さて、当時夜のカラオケ店でアルバイトしていた僕も、
眠れない事から、すすきの~札幌駅まで、深夜グルグルしては、ホテルに行ったり、遊びに行ったり、
友達になったり…、
ナンパを繰り返していました。
ソープ嬢だったり、コンドームをカバンいっぱいに何ダース分なのかを詰め込んでいる子とか、
道をすれ違う時に、いきなりキスをするとか…、
今では考えられないですね。
8月のお盆前にくらいの時期でしょうか。
すすきの~札幌駅までを向かう際に、
豚の鼻の様なオブジェがある建物の、南隣の建物の太い柱に、ロングスカートで、
細身ながらもグラマーな、当時まだ人気があった飯島直子さんにそっくりな女性が立っていました。
当時はそこにいても何も起きる場所でも何でもない場所です。
「誰かと待ち合わせかな?」とも思いましたが、
「声をかけてみよう」とUターン。
すると、柱にはもうその女性はいないのです。
「ナンパされると思って逃げられたか」
しかし、そこから歩いてどれだけ移動できるでしょう?
辺りを探してみることにしました。
豚鼻のオブジェと柱の間の道から突き当たりまで歩き、
「あぁ逃げられた」そう思って車に戻ろうとしていると、
柱のビルの非常階段の下に壁側を向き、お尻丸出しでいるではありませんか。
しかも地面が濡れている。
「おしっこを我慢できなくなったのだ」と思うと同時に、いきなり声をかけてはいけないから、ティッシュペーパーでも持ってこようか。
でも不要なら…。
色々と頭を巡らせましたが、
「あのー…」
と声をかけると、
「見ましたか?」
と。
丸出しのお尻は見ましたよ。
おしっこも見ましたよ。
「見ましたよ」
と答えると、
「オナニーしてたんで、手伝ってくれませんか?」
と返される。
これは、ニューハーフなのか、ヤラセなのか、何なのか?
こんな状況は一生に一度、もう無いでしょう。
「わかりました」
と言うと、
「後ろからお願いします」
アナルや、お尻、脚、女性器を舐めたり触ったり、
「もっと激しく…」
等、美女から催促されるのです。
知らない者同士、野外、深夜。色々な状況で興奮しすぎたのでしょうか。
直ぐに果ててしまいました。
その後は、ご褒美に…と思いましたが、
イッたら即ホテルに向かって逃げるように、帰ってしまいました。
セックスはできなくても、
美しい女性のオナニーを手伝う事が出来て、満足されたようで、
そんなAVみたいな体験があるなんて…。
夏らしくも、若者らしくもあるエピソードだなぁと書き込みをしてしまいました。
何か進展あればもっと良かったんですけどね。