どうも。ポップです。先日は除霊しだの呪詛だのという拙い文章に、わりと心温かいコメントを頂きありがとうございました。
あの話は約か月前に始まり、数週間で終わったという、あくまで単発的に、こんな変わった事があったよ。という報告だったのですが、今回はじっくり腰を据えてではありませんが、ざっくばらんに書いていきたいと思います。
この話は、今の仕事の一つ前にやっていた仕事での話です。(前回の話を読んでいた方なら知っているかもしれませんが、由実さんと働いていた会社です)
その仕事は、超大手巨大製造会社っていっていいのか、とにかく、クソ大きい機械の部品、いや機械そのものを作っている会社です。戦時中は兵器なども作っていたそうです。
その会社は西日本にある、某湾岸部に位置しており、会社の敷地面積は、それこそ東京ドーム何個分という単位ではかったほうが早いかもしれません。
その会社、いや工場がある駅の利用者は99%がその会社の社員、従業員であると思われます。また、朝の通勤ラッシュ、帰宅ラッシュには、ゾロゾロと巣から這い出した蟻のように人がうごめく姿と、12ちょうどの昼メシ時には、これまたゾロゾロと背広、作業着をきた人間が一斉に昼メシを求めて動き出す姿は会社ビルの上から眺める事ができたら圧巻ともいえるでしょう。
僕はそんな重工業の会社の中で、2013年に中途入社し、それから2018年までの間、平社員ではありましたが、所属する部署の関係で、一応は背広組に所属していたのです。
これはどこの会社にでもある事かもしれませんが、背広組は上で作業着組は下という、妙な風潮。こういうイメージでしかないモノっていつの時代にもあるものかもしれません。
とりあえずこんな前振りをしておいた上で、本題に入りたいと思います。
基本、どこの会社でも花形部署っていうのがあると思います。例えば、〇〇課にはかわいい子が多い。等がその典型的な例ですね。
で、僕がいた会社の部署で、どこが花形部署かと言えば、これは意外な事に「製造部 第二工場」でした。
なにゆえ作業着を来た人たちが集まっている製造部が花形であったかとうと、それにはいくつかのポイントがあります。①女がおおおい。 ②女がスキだらけ ③選ばれた男しは製造工場にしか入れない
この3つが原因であるのは間違いありません。
まず①について解説します。女が多いというのは、製造課そのものは正社員(もいますが)にならずとも、パート、アルバイトでも入る事が出来ます。そして中でする仕事はいわゆる軽作業という奴です。
きっと、そんな独身女性や主婦でも働きやすい仕事内容だからこそ、自然と女性ばかりが集まったのだと思われます。(一方、男なら力仕事の部署へと配属されるのも理由の一つです)
続いて②について解説します。女がスキだらけというのは、あるいみ女子高ではありませんが、一部、そんな状態になっているのです。これはハッキリと比べてみてわかる事なのですが、男女比が5:5の部署、同じ製造部門の部署では、「おとこの視線」というものに警戒心があるのかもしれません。
作業着はけっこうブカブカのものを正規の方法で着用し、まったく「色っぽさ」なんていうのは皆無です。ですが、この花形部署に限っては定年を迎えた年老いた男の一部の管理職はいるものの、大半以上が女性でできている為、おとこの視線というものに必要以上の警戒心はいらないのかもしれませんね。みんな、作業着の上着を脱いで(なんせ暑いので)豊満なオッパイを凛とアピールしながら(本人はアピールしているつもりはなくとも)ピッチピチの作業着にお尻の形を浮き上がらせてハツラツと働いているのが、この部署なのです。
では最後に③について解説します。選ばれた男しか入れないというのは、その部署は部品を製造している部署なので、その仕上がった完成品を回収するのに「フォークリフト」の資格がある者しか入る用事ができないのです。なにも選ばれた男しか入れない。と「男子禁制」されているのではなく、ただ単に、ゲートをあけるIDカードを持っている者しか入る必要がない部署なのでした。(別に江戸城の大奥っていう訳ではないのです)
そこに僕はフォークリフトの資格を持っているだけでなく、正社員の背広組でもあったので、完成した品の搬送以外にも、製造状況についての報告書の作成の用事で、けっこう奥深くまで入る事が出来たのが、当時の僕のありがたーい特権でした。
僕が赴任する前から、何年も、下手すれば何十年もかかって今の部署を形成してきたのでしょう。いちおう管理職の端くれでもある僕は、その花形部署の中で様々な女社会ならでわの人間模様を聞かされます。
まず、女同士の陰険なイジメ、新人イビリ、派閥、陰口、嫉妬、もう言い出せばキリがないくらい嫌なものを聞かされるのです。
中には、事もあろうに僕に対し「色目をもって接近し」便宜を図ってもらおうという輩もいるのでいた。
ここで本題の中の中核へと差し掛かるのですが、今回は僕が「色目をもって接近」されてしまったいくつかの出来事を皆さんにお話ししたいと思います。